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ペット禁止アパートで犬の鳴き声…管理会社が動かない時の対処法

#ペット問題
 

ペット禁止のアパートで、隣人が犬を飼い始めてお困りなのですね。夜中の鳴き声で眠れないとのこと、本当にお辛い状況だと思います。管理会社に相談しても対応してもらえず、どうすれば良いか途方に暮れているのではないでしょうか。

この記事では、そのような状況を打開するために、具体的な対処法をステップごとに解説します。ぜひ、最後まで読んで、解決の糸口を見つけてください。

アパートに住んでいます。ペット禁止です。隣に越してきた人が犬を飼っていて、夜中も吠えるので耳について寝れないことがあります。管理会社(東●)に事情を説明したのですが、いっこうに変化がありません。こういう苦情はほっとかれるのでしょうか?

結論から言うと、決して泣き寝入りする必要はありません。管理会社が対応しない場合でも、あなたが行動することで状況を改善できる可能性があります。

インタビュー

今回は、ペット問題に詳しいベテラン不動産アドバイザーの犬山さんと、同じような悩みを抱える相談者の猫田さんの対話形式で、解決策を探っていきましょう。

登場人物
犬山さん: 経験豊富な不動産アドバイザー。犬との共生にも理解が深い。
猫田さん: ペット禁止アパートで、隣人の犬の鳴き声に悩む女性。

対話

猫田さん: 犬山さん、今日はよろしくお願いします。実は、ペット禁止のアパートに住んでいるのですが、隣の人が犬を飼い始めて、夜中の鳴き声がひどくて困っているんです。管理会社に言っても、なかなか対応してくれなくて…。

犬山さん: 猫田さん、それはお辛いですね。ペット禁止の規約があるのに、守られないのは問題です。まずは、状況を整理してみましょう。

猫田さん: はい。隣の人が犬を飼い始めたのは、2ヶ月くらい前からです。最初は我慢していたのですが、最近は夜中の2時、3時にも吠えることがあって、睡眠不足で体調も悪くなってきました。

犬山さん: なるほど。管理会社には、具体的にどのように伝えましたか?

猫田さん: 電話で何度か伝えたのと、一度だけ書面で苦情を提出しました。「夜中に犬の鳴き声がうるさくて眠れない」という内容です。

犬山さん: 管理会社からは、どのような返答がありましたか?

猫田さん: 「注意はしている」とは言われたのですが、具体的な対応は何もしてくれていないようです。

犬山さん: わかりました。管理会社が動かない場合、いくつかの選択肢があります。一つずつ見ていきましょう。

1. もう一度、管理会社に強く訴える

犬山さん: まずは、もう一度、管理会社に強く訴えることを試みましょう。ただし、前回と同じように伝えるだけでは、効果がないかもしれません。

猫田さん: どうすれば良いでしょうか?

犬山さん: 具体的な証拠を集めて、書面で提出することをおすすめします。例えば、
鳴き声が聞こえた日時、時間帯、状況などを記録する
可能であれば、鳴き声を録音する
同じように迷惑を感じている他の住人がいれば、連名で苦情を出す

これらの情報をまとめた上で、「〇日までに改善が見られない場合は、法的措置も検討する」という強い姿勢を示すことが重要です。

猫田さん: 法的措置ですか…少し大げさな気もしますが。

犬山さん: そうですね。しかし、管理会社に本気で対応してもらうためには、それくらいの覚悟を示す必要がある場合もあります。もちろん、最初から法的措置を取る必要はありません。あくまで最終手段として検討していることを伝えるだけでも、効果があるかもしれません。

2. 内容証明郵便を送付する

犬山さん: 管理会社に書面で伝えても改善が見られない場合は、内容証明郵便を送付することも有効です。

猫田さん: 内容証明郵便とは何ですか?

犬山さん: 内容証明郵便とは、郵便局が「いつ、誰が、誰に、どのような内容の手紙を送ったか」を証明してくれるサービスです。内容証明郵便を送ることで、「私は確かに苦情を伝えた」という証拠を残すことができます。

猫田さん: なるほど。具体的に、どのような内容を書けば良いのでしょうか?

犬山さん: 内容証明郵便には、以下の内容を記載すると良いでしょう。
差出人(あなたの名前と住所)
宛先(管理会社の名前と住所)
件名(ペット飼育に関する苦情)
本文
ペット禁止の規約があるにも関わらず、隣人が犬を飼育している事実
犬の鳴き声によって、あなたが迷惑を受けている具体的な状況(日時、時間帯、状況など)
管理会社に改善を求めているにも関わらず、対応してくれないこと
〇日までに改善が見られない場合は、法的措置も検討すること

猫田さん: わかりました。内容証明郵便を送ることで、管理会社は真剣に対応してくれるようになるのでしょうか?

犬山さん: 内容証明郵便には、相手にプレッシャーを与える効果があります。なぜなら、内容証明郵便は、裁判になった場合に有力な証拠となるからです。管理会社は、訴訟リスクを避けるために、真剣に対応せざるを得なくなる可能性があります。

3. 自治体の相談窓口に相談する

犬山さん: 管理会社が対応してくれない場合、自治体の相談窓口に相談することも検討しましょう。

猫田さん: 自治体ですか?どのような相談窓口があるのでしょうか?

犬山さん: 例えば、以下のような相談窓口があります。
消費生活センター: 消費者問題に関する相談を受け付けています。賃貸契約に関するトラブルも相談可能です。
弁護士会: 弁護士に無料で法律相談できる窓口を設けている場合があります。
法テラス: 国が運営する法律相談窓口です。収入が少ない人でも、無料で法律相談を受けることができます。

猫田さん: これらの相談窓口に相談することで、どのようなメリットがあるのでしょうか?

犬山さん: 専門家からアドバイスをもらえたり、問題解決に向けた具体的なサポートを受けられたりする可能性があります。また、自治体から管理会社に働きかけてもらうことで、事態が改善する可能性もあります。

4. 弁護士に相談する

犬山さん: 問題が解決しない場合は、弁護士に相談することも検討しましょう。

猫田さん: 弁護士に相談すると、費用がかかりますよね?

犬山さん: そうですね。しかし、弁護士に依頼することで、以下のようなメリットがあります。
法的な観点から、あなたの権利を守ってくれる
管理会社との交渉を代行してくれる
裁判になった場合、あなたの代理人として活動してくれる

弁護士に相談することで、精神的な負担を軽減することもできます。

猫田さん: 弁護士費用が心配なのですが…。

犬山さん: 弁護士費用は、相談内容や依頼内容によって異なります。まずは、無料相談を利用して、弁護士に相談してみることをおすすめします。

5. 引越しを検討する

犬山さん: 色々と手を尽くしても問題が解決しない場合は、最終手段として、引越しを検討することも視野に入れましょう。

猫田さん: 引越しですか…費用もかかるし、できれば避けたいのですが。

犬山さん: そうですよね。しかし、我慢し続けることで、心身に大きな負担がかかってしまうこともあります。快適な生活を取り戻すためには、引越しも選択肢の一つとして考えてみましょう。

猫田さん: わかりました。色々とアドバイスをいただき、ありがとうございます。まずは、管理会社に再度、強く訴えてみようと思います。

犬山さん: 頑張ってください。応援しています。

犬との共生を考える

今回のケースは、ペット禁止の規約があるにも関わらず、犬を飼育している隣人がいるという問題でした。しかし、近年、ペットと暮らせる賃貸物件が増えてきています。

もし、あなたが犬好きであれば、ペット可の物件に引っ越すことも検討してみてはいかがでしょうか。ペット可の物件であれば、犬の鳴き声を気にすることなく、安心して生活することができます。

まとめ

ペット禁止アパートで犬の鳴き声に悩まされた場合の対処法は、以下の通りです。

1. もう一度、管理会社に強く訴える
2. 内容証明郵便を送付する
3. 自治体の相談窓口に相談する
4. 弁護士に相談する
5. 引越しを検討する

これらの対処法を参考に、あなたの状況に合った解決策を見つけてください。

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