愛犬と女性が本を読むイラスト

犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

DOGFRIENDLYでは、犬との素敵な物語・愛犬の写真を本に収め、半永久的に思い出を残す活動を行っています。
愛犬との「暮らし」にまつわる思い出を本にしませんか?出版にかかる費用は0円です。
たくさんの「愛犬との暮らし」の投稿が集まったら一冊の本になり、「国会図書館」に納品されます。

投稿してみる

賃貸契約の「小動物禁止」条項、ハリネズミは飼える?【犬との暮らし】

#賃貸契約
 
賃貸アパートでハリネズミを飼いたいと考えています。契約書には「犬、猫等の小動物の飼育又は一時的持込み。(近隣に迷惑を及ぼす恐れのない観賞用の小鳥、魚等を除く)」とあります。管理会社はペット不可と言いますが、契約書と矛盾しているように感じます。ハリネズミは鳴き声や匂いも少なく、観賞用に近いと思うのですが、法的に飼育は可能でしょうか?

結論:契約内容と大家さんの意向が最優先

結論から言うと、賃貸契約書に「小動物の飼育禁止」と明記されている場合、ハリネズミの飼育は難しい可能性が高いです。ただし、契約書の文言や大家さんの判断によっては、飼育が認められる余地も残されています。今回は、犬を飼うことを前提に、ハリネズミの飼育許可を得るためにできることを、法律的な側面と交渉術の両面から掘り下げて解説します。

インタビュー

今回は、ハリネズミを飼いたいあなた(以下、あなた)と、犬との暮らしをサポートする賃貸アドバイザーの私(以下、アドバイザー)との対話形式で、問題解決を目指しましょう。

アドバイザー:こんにちは。今回はハリネズミの飼育についてのご相談ですね。契約書に「小動物禁止」とあるけれど、ハリネズミは例外にならないか、というご質問だと理解しました。

あなた:はい、その通りです。犬を飼いたいわけではないのですが、ハリネズミは犬や猫とは違うと思うんです。

アドバイザー:なるほど。まず確認したいのは、契約書の条文ですね。「犬、猫等の小動物」と具体的に書かれている場合、残念ながらハリネズミも含まれる可能性が高いです。

あなた:やっぱりそうですよね…。でも、契約書には「近隣に迷惑を及ぼす恐れのない観賞用の小鳥、魚等を除く」とも書いてあります。ハリネズミは小鳥や魚に近い存在だと思うのですが。

アドバイザー:そこが交渉のポイントになりますね。大家さんや管理会社に、ハリネズミが「迷惑を及ぼす恐れがない」ことを具体的に説明する必要があります。

あなた:具体的に、ですか?

アドバイザー:はい。例えば、ハリネズミは犬のように吠えたり、猫のように爪とぎをしたりしません。匂いもほとんどなく、ケージ内で飼育するので、逃げ出す心配も少ない。これらの点を強調することで、大家さんの理解を得られるかもしれません。

あなた:なるほど!犬との比較で考えると、ハリネズミの飼育はハードルが低いことをアピールできるんですね。

アドバイザー:その通りです。さらに、ハリネズミの飼育方法や、万が一のトラブルに備えた対策を具体的に伝えることも重要です。

大家さんの不安を解消するための5つの提案

大家さんがペット禁止にする理由は、主に以下の3つです。
騒音トラブル
臭い
建物の損傷

これらの不安を解消するために、以下の提案をしてみましょう。

1. 騒音対策:
防音ケージの使用:ハリネズミの活動音を軽減する防音ケージを導入する。
夜間の活動制限:夜間は静かな場所にケージを移動させる。
2. 臭い対策:
こまめな掃除:ケージ内の清掃を徹底し、消臭剤を使用する。
換気の徹底:定期的な換気を行い、臭いがこもらないようにする。
3. 建物損傷対策:
ケージの設置場所:床や壁を傷つけないように、保護シートを敷く。
脱走防止:ケージのロックを強化し、脱走を防ぐ。
4. 飼育状況の報告:
定期的な報告:大家さんに定期的に飼育状況を報告し、安心感を与える。
写真や動画の共有:ハリネズミの様子を写真や動画で共有し、理解を深めてもらう。
5. トラブル発生時の対応:
連絡先の明示:緊急時の連絡先を伝え、迅速に対応できる体制を整える。
損害賠償保険の加入:万が一、建物に損害を与えた場合に備え、損害賠償保険に加入する。

これらの提案をすることで、大家さんの不安を軽減し、ハリネズミの飼育を認めてもらえる可能性が高まります。

契約書に「小動物」と記載されている場合の注意点

契約書に「小動物」と記載されている場合、その解釈は曖昧です。一般的には、犬や猫などのペットとして飼育される動物を指すことが多いですが、ハリネズミも含まれる可能性があります。

弁護士の見解:

賃貸契約におけるペット禁止条項は、借主の権利を著しく侵害するものでない限り有効と解釈されることが多いです。しかし、「小動物」という文言の解釈は曖昧であり、裁判例でも判断が分かれています。ハリネズミが「小動物」に該当するかどうかは、具体的な状況や契約の経緯などを考慮して判断されます。(弁護士A氏)

交渉の進め方:感情論ではなく、論理的に

大家さんとの交渉は、感情論ではなく、論理的に進めることが重要です。以下の点に注意して交渉に臨みましょう。
契約書の文言を丁寧に確認する:契約書の文言を再度確認し、曖昧な点や解釈の余地がある部分を見つけ出す。
ハリネズミの特性を理解してもらう:ハリネズミが犬や猫とは異なり、騒音や臭いの心配が少ないことを具体的に説明する。
飼育方法や対策を具体的に提示する:防音対策や消臭対策など、具体的な飼育方法や対策を提示し、安心感を与える。
近隣住民への配慮を強調する:近隣住民に迷惑をかけないように、最大限の配慮をすることを約束する。
誠意をもって交渉する:大家さんの立場を理解し、誠意をもって交渉に臨む。

成功事例:ハリネズミの飼育許可を得たケース

実際に、契約書に「ペット禁止」と記載されているにも関わらず、ハリネズミの飼育許可を得たケースも存在します。

Bさんの事例:

Bさんは、賃貸アパートの大家さんにハリネズミの飼育を相談した際、ハリネズミの生態や飼育方法を詳しく説明しました。また、防音ケージの使用や消臭対策など、具体的な対策を提示し、大家さんの不安を解消しました。その結果、大家さんはBさんの誠意を認め、ハリネズミの飼育を許可しました。

アドバイザー:Bさんのように、大家さんに安心感を与えることができれば、ハリネズミの飼育許可を得られる可能性は十分にあります。

あなた:なるほど!諦めずに、大家さんとしっかり話し合ってみます。

アドバイザー:はい、応援しています。もし交渉が難航するようでしたら、専門家(弁護士や不動産コンサルタント)に相談することも検討してみてください。

まとめ:諦めずに、可能性を探ろう

賃貸契約でペットが禁止されている場合でも、ハリネズミの種類によっては大家さんの許可を得られる可能性があります。契約内容をよく確認し、大家さんとのコミュニケーションを密にすることで、理想の犬との生活を実現しましょう。今回の記事が、あなたのお役に立てれば幸いです。

犬と暮らせる部屋の相談バナー

犬と暮らせるお部屋、探します。

「ペット可物件」だけでは不安……。
DOGFRIENDLYでは、犬との暮らしを大切にした物件探しをお手伝いしています。
犬種や広さ、周辺環境など、どんなことでもお気軽にご相談ください。

     犬と暮らせる物件を探す

おすすめの記事