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ペット不可マンションにおける犬との共生:どこまでが許容範囲?【賃貸アドバイザー解説】

#犬との暮らし
 

マンションの理事さん、お疲れ様です!ペット不可マンションでのペット問題、本当に頭を悩ませますよね。今回は、理事さんのようなお悩みを抱える方のために、具体的な線引きについて、犬との暮らしに焦点を当てて掘り下げて考えていきましょう。

ペット不可のマンションに住んでいますが、実際には多くの家でペットを飼っています。金魚やメダカはペットとして数えない人もいるようですが、どこまでならペット不可でも飼っていいのでしょうか?虫(カブトムシ、クワガタ、蝶、バッタなど)、小さな魚(メダカ、金魚、グッピー、カメなど)、大きな魚(大型熱帯魚など)、小動物(ハムスター、リスなど)、中動物(ウサギなど)、動物(チワワなどの小型犬、猫など)、爬虫類(蛇、クモ、イグアナなど)について、ペット不可の限界ラインを教えてください。マンションの当番理事として、住民間のトラブルを避けるために、きちんとした規制を設けたいと考えています。

結論から言うと、「ペット不可」と謳う以上、原則として犬(その他の動物も同様に)の飼育は認められるべきではありません。 しかし、現実には様々なケースがあり、一律に禁止することが難しい場合もありますよね。そこで、今回は、犬との共生に焦点を当てながら、以下の3つのポイントに絞って、現実的な落としどころを探っていきましょう。

1. ペット不可の原則と例外:犬を飼育する場合のリスクと対策
2. 犬種による違い:小型犬ならOK?鳴き声問題と犬のしつけ
3. トラブル事例と解決策:犬の飼育許可を得るための交渉術

1. ペット不可の原則と例外:犬を飼育する場合のリスクと対策

まず、大前提として確認しておきたいのは、「ペット不可」の契約は、居住者全員が合意の上で成立しているということです。つまり、契約を守る義務がある以上、原則としてペットの飼育は認められません。

しかし、実際には「黙認」されているケースや、「小型の愛玩動物は可」といった曖昧なルールになっている場合もあります。このような状況で犬を飼育する場合、どのようなリスクが考えられるでしょうか?
鳴き声や臭いによる近隣トラブル
共用部分の汚損・破損
アレルギーを持つ居住者への影響
契約違反による強制退去

これらのリスクを理解した上で、それでも犬を飼育したい場合は、以下の対策を講じる必要があります。
管理組合への相談と許可
まずは、管理組合に事情を説明し、犬の飼育許可を得るための交渉を行いましょう。その際、犬種、大きさ、しつけ状況などを具体的に伝え、近隣住民への配慮を約束することが重要です。
飼育規約の作成
犬の飼育を許可してもらう代わりに、飼育規約を作成することを提案しましょう。規約には、犬の散歩時間、場所、排泄物の処理方法、鳴き声対策などを明記し、他の居住者への迷惑を最小限に抑えることを約束します。
保険への加入
万が一、犬が人に怪我をさせたり、物を壊したりした場合に備えて、ペット保険に加入しておきましょう。

2. 犬種による違い:小型犬ならOK?鳴き声問題と犬のしつけ

「小型犬ならOK」という考え方は、一見すると妥当なように思えますが、実は注意が必要です。なぜなら、犬の大きさだけでなく、性格や吠えやすさも犬種によって大きく異なるからです。

例えば、チワワやミニチュアダックスフンドは小型犬ですが、警戒心が強く、よく吠える犬種として知られています。一方、トイプードルやマルチーズは、比較的おとなしく、吠えにくい犬種と言われています。

したがって、犬種だけで判断するのではなく、個々の犬の性格やしつけ状況を考慮する必要があります。

犬の鳴き声問題は、マンションでのトラブルの火種になりやすいので、徹底的な対策が必要です。
無駄吠え防止のしつけ
専門のトレーナーに依頼したり、しつけ教室に通うなどして、無駄吠えをしないように犬をしつけましょう。
防音対策
窓や壁に防音シートを貼ったり、防音カーテンを取り付けるなどして、犬の鳴き声が外に漏れないように対策しましょう。
留守番時の工夫
犬が寂しさや不安から吠える場合は、留守番中に遊べるおもちゃを与えたり、テレビやラジオをつけておくなどして、気を紛らわせましょう。

3. トラブル事例と解決策:犬の飼育許可を得るための交渉術

実際に、ペット不可マンションで犬を飼育している人が、どのようなトラブルに巻き込まれているのでしょうか?

事例1:Aさんの場合

Aさんは、ペット不可のマンションで内緒でトイプードルを飼っていました。しかし、犬の鳴き声が原因で隣人から苦情が入り、管理組合から注意を受けました。Aさんは、犬のしつけ教室に通わせたり、防音対策を施したりしましたが、鳴き声が完全に止まることはありませんでした。最終的に、Aさんは犬を手放すことになってしまいました。

事例2:Bさんの場合

Bさんは、ペット不可のマンションに引っ越す前に、管理組合に犬の飼育許可を求めました。Bさんは、飼育規約を作成し、犬のしつけ状況や健康状態を証明する書類を提出しました。また、近隣住民に挨拶をして、犬の飼育に理解を求めました。その結果、管理組合はBさんの犬の飼育を条件付きで許可しました。Bさんは、規約を遵守し、近隣住民との良好な関係を築くことで、犬との快適なマンションライフを送っています。

これらの事例からわかるように、犬の飼育許可を得るためには、事前の準備と交渉が不可欠です。

以下に、交渉を成功させるためのポイントをまとめました。
誠意をもって対応する
管理組合や近隣住民に対して、誠意をもって対応することが重要です。嘘をついたり、ごまかしたりせず、正直に事情を説明しましょう。
具体的な対策を提示する
鳴き声対策、臭い対策、衛生対策など、具体的な対策を提示することで、相手に安心感を与えることができます。
譲歩する姿勢を見せる
相手の意見に耳を傾け、できる範囲で譲歩する姿勢を見せましょう。例えば、飼育できる犬種や大きさに制限を設けることを受け入れたり、共用部分の清掃を積極的に行うことを提案したりするのも有効です。
第三者の意見を求める
弁護士やマンション管理士など、第三者の専門家の意見を求めるのも有効です。専門家の意見は、管理組合や近隣住民を説得する上で、大きな力になります。

まとめ:犬との共生のために、できることを最大限に

今回は、ペット不可マンションにおける犬との共生について、様々な角度から検討してきました。

重要なのは、「ペット不可」の原則を理解した上で、犬を飼育することのリスクを認識し、可能な限りの対策を講じることです。

管理組合との交渉、犬のしつけ、防音対策、近隣住民への配慮など、やるべきことはたくさんありますが、犬との幸せな生活のために、できることを最大限に行いましょう。

そして、もし犬の飼育が難しい場合は、里親になるという選択肢も検討してみてください。保護犬の中には、愛情を求めている犬がたくさんいます。

犬との共生は、簡単なことではありませんが、互いを尊重し、理解し合うことで、きっと素晴らしい関係を築けるはずです。

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