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ペット禁止の賃貸で犬の鳴き声…泣き寝入りしかない?弁護士が教える解決策

#ペットトラブル
 
ペット禁止の賃貸マンションに住んでいます。隣室が空き部屋になり、大家さんの娘さんが入居し、犬を飼い始めました。話によると「うつ病の治療行為」の一環で、部屋もできる限り防音にしたそうです。しかし、効果はなく、犬の鳴き声が気になります。家賃の値下げや引越し代の請求などを検討していただきたいと相談しましたが、相手側は弁護士を立てて話し合い、先日通知が届きました。結果として、マンションは私有地だから自由にできる上に、他の住人よりクレームもなく生活妨害にあたらないということで、対処できないというものでした。契約にペット禁止とありながら、治療だからといって大家さんの自由に契約を変更できるのでしょうか?このまま泣き寝入りするしかないのでしょうか?

結論:諦める前にできること!

ご心痛お察しいたします。ペット禁止の賃貸で、大家さんの身内が犬を飼い始め、鳴き声に悩まされるというのは、非常につらい状況ですね。弁護士からの通知で「対処できない」と言われても、諦めるのはまだ早いです!

この記事では、同様の事例に詳しい専門家の意見を参考に、あなたが取るべき具体的な対策を解説します。泣き寝入りする前に、できることを一つずつ試してみましょう。

ケーススタディ:Sさんの場合

Sさんは、ペット禁止のマンションに住んでいましたが、上の階の住人が内緒で大型犬を飼い始めました。犬の足音や鳴き声に悩まされ、管理会社に何度も相談しましたが、改善されませんでした。

そこでSさんは、弁護士に相談し、内容証明郵便で騒音の改善を求める通知を送りました。さらに、騒音の証拠となる録音データを集め、裁判も視野に入れて交渉した結果、最終的に上の階の住人は犬を手放し、Sさんは慰謝料を受け取ることができました。

Sさんの事例からわかるように、諦めずに適切な対応を取ることで、状況を改善できる可能性があります。

契約内容の再確認:ペット禁止条項は絶対?

まずは、賃貸契約書を隅々まで確認しましょう。
ペット禁止条項の内容: 具体的にどのような動物が禁止されているか、例外規定はないかを確認します。
特約の有無: ペット禁止条項を緩和するような特約がないか確認します。
契約解除の条件: ペット禁止条項に違反した場合の契約解除の条件を確認します。

契約書に「ペット完全禁止」と明記されている場合でも、例外規定や特約がある場合があります。また、契約解除の条件が厳格に定められていない場合、交渉の余地が残されている可能性があります。

大家さんの言い分を整理する:治療行為は正当な理由になる?

大家さんの主張は、「うつ病の治療行為」の一環として犬を飼育しているため、ペット禁止条項の例外に当たるというものです。しかし、この主張が法的に認められるかどうかは、慎重に検討する必要があります。

一般的に、ペット禁止条項は、他の入居者の快適な生活環境を守るために設けられています。そのため、治療行為という理由だけで、ペット禁止条項を無視することは難しいと考えられます。

ただし、以下の点を考慮する必要があります。
医師の診断書: 犬の飼育がうつ病の治療に有効であるという医師の診断書があるか。
防音対策の程度: 犬の鳴き声が他の住人に迷惑をかけないように、十分な防音対策が施されているか。
他の住人の理解: 他の住人が犬の飼育に理解を示しているか。

これらの点を総合的に判断し、大家さんの主張が正当な理由として認められるかどうかを検討する必要があります。

具体的な対策:段階を踏んで解決を目指す!

1. 冷静な話し合い: まずは、大家さんと冷静に話し合いましょう。犬の鳴き声による迷惑を具体的に伝え、改善策を提案します。例えば、以下のような提案が考えられます。
防音対策の強化: より効果的な防音対策を施す。
犬の訓練: 鳴き癖を直すための訓練を行う。
散歩時間の調整: 鳴き声が響きにくい時間帯に散歩に行く。

話し合いの際は、感情的にならず、論理的に説明することが重要です。また、話し合いの内容を記録しておくと、後々証拠として役立ちます。

2. 内容証明郵便の送付: 話し合いで解決しない場合は、内容証明郵便で改善を求める通知を送付します。内容証明郵便は、相手に確実に通知したことを証明できるため、法的な手段を検討する際に有効です。

内容証明郵便には、以下の内容を記載します。
ペット禁止条項の存在: 賃貸契約にペット禁止条項があることを明記します。
犬の鳴き声による迷惑: 具体的にどのような迷惑を受けているかを詳細に記述します。
改善の要求: 犬の鳴き声を改善するよう求めます。
期限の設定: 改善期限を設定します。
法的措置の可能性: 改善されない場合は、法的措置を検討する旨を記載します。

3. 証拠の収集: 犬の鳴き声による迷惑の証拠を収集します。具体的には、以下のものが考えられます。
録音データ: 犬の鳴き声を録音します。
騒音測定: 騒音計で騒音レベルを測定します。
日記: 犬の鳴き声が聞こえた日時、時間帯、状況などを記録します。
他の住人の証言: 他の住人も犬の鳴き声に迷惑している場合は、証言を得ます。

これらの証拠は、裁判になった場合に重要な証拠となります。

4. 調停の申し立て: 裁判の前に、調停を申し立てることもできます。調停は、裁判所を介して当事者間で話し合い、合意を目指す手続きです。調停委員が中立的な立場で助言や仲介をしてくれるため、当事者同士で話し合うよりも冷静に解決できる可能性があります。

5. 弁護士への相談: 弁護士に相談し、法的なアドバイスを受けることをおすすめします。弁護士は、あなたの状況を詳しく聞き取り、最適な解決策を提案してくれます。また、弁護士に依頼すれば、内容証明郵便の作成や裁判の手続きなどを代行してもらうことができます。

専門家からのアドバイス:弁護士Aさんの見解

弁護士Aさんは、ペット問題に詳しい専門家です。Aさんは、今回のケースについて以下のように述べています。

「ペット禁止の賃貸契約は、他の入居者の快適な生活環境を守るために重要なものです。大家さんの身内であっても、契約を守る必要があります。今回のケースでは、まず、犬の鳴き声が他の住人にどの程度迷惑をかけているかを客観的に評価する必要があります。騒音レベルを測定したり、他の住人に聞き取り調査を行ったりすることで、具体的な証拠を集めることが重要です。

また、大家さんの『うつ病の治療行為』という主張が、法的に正当な理由として認められるかどうかは、医師の診断書や防音対策の程度などを考慮して判断する必要があります。弁護士に相談し、法的なアドバイスを受けることをおすすめします。」

まとめ:諦めずに、できることから始めよう!

ペット禁止の賃貸で犬の鳴き声に悩まされるのは、非常につらい状況です。しかし、諦めずに、できることから一つずつ対策を講じることで、状況を改善できる可能性があります。

まずは、賃貸契約書を再確認し、大家さんと冷静に話し合いましょう。話し合いで解決しない場合は、内容証明郵便を送付したり、証拠を収集したり、調停を申し立てたりすることも検討しましょう。

弁護士に相談すれば、法的なアドバイスを受けることができます。一人で悩まず、専門家の力を借りながら、解決を目指しましょう。

この記事が、あなたの問題解決の一助となれば幸いです。

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