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ペット(犬)のオシッコによるフローリングの張り替え費用は?原状回復義務と対策

#退去費用
 
退去費用についてです。敷金2ヶ月で14万、敷引き1ヶ月の賃貸マンションを引っ越す事になりました。犬のオシッコが染み込んでいる部屋があり変色しているので(フローリング6帖)張り替えになると思います。クロスも剥がされていて、木もかじられています。リビングはタバコのヤニがすごいです。いくらぐらい請求くると思いますか?見当もつかないから怖くて…どなたか教えて下さい。変色(腐食?)したフローリングを少しでもマシに見せる方法等はないでしょうか…

犬との賃貸生活は楽しいものですが、退去時の原状回復費用は心配の種ですよね。特に、犬のオシッコによるフローリングの染み込みや、壁の傷、タバコのヤニなどは、高額な請求につながる可能性があります。今回は、退去費用の相場や、少しでも費用を抑えるための対策について、詳しく解説していきます。

結論:犬との暮らしにおける原状回復費用の目安と対策

結論から言うと、フローリングの張り替え費用は、広さや素材によって大きく異なりますが、6畳程度であれば10万円から20万円が目安となります。クロスの張り替えや木部の修理、ヤニの除去費用も加わると、総額で数十万円になることも覚悟しておきましょう。

しかし、諦めるのはまだ早いです!原状回復義務の範囲や、費用を抑えるための交渉術を知っておけば、請求額を減らせる可能性は十分にあります。

なぜ犬のオシッコはフローリングを汚してしまうのか?

犬のオシッコには、アンモニアなどの成分が含まれており、これがフローリングの表面を侵食し、変色や染みの原因となります。特に、フローリングのワックスが剥がれていたり、傷があったりすると、オシッコが内部に浸透しやすくなります。

また、時間が経つほど汚れが落ちにくくなるため、早期の対策が重要です。

ケーススタディ:Aさんの体験談

Aさんは、愛犬の柴犬「ハナ」と賃貸マンションで3年間暮らしていました。しかし、ハナは時々、フローリングで粗相をしてしまい、Aさんはその都度、拭き掃除をしていました。

退去時、管理会社からは、フローリングの張り替え、クロスの張り替え、木部の修理、ヤニの除去費用として、合計40万円の請求が来ました。

Aさんは、請求額の高さに驚き、すぐに弁護士に相談しました。弁護士からは、原状回復義務の範囲や、経年劣化による損耗は借主の負担にならないことなどを教えてもらいました。

Aさんは、弁護士のアドバイスをもとに、管理会社と交渉し、最終的に請求額を25万円まで減らすことができました。

原状回復義務とは?

原状回復義務とは、賃貸物件を退去する際に、借りたときの状態に戻す義務のことです。しかし、これはあくまで「通常の使用による損耗」を除いた範囲となります。

つまり、日焼けによるクロスの変色や、家具の設置による床のへこみなどは、原状回復義務の対象外となります。

しかし、犬のオシッコによるフローリングの染み込みや、壁の傷、タバコのヤニなどは、通常の使用による損耗とは言えず、原状回復義務の対象となる可能性が高いです。

退去費用の内訳と相場

退去費用の内訳は、主に以下のようになります。
フローリングの張り替え費用:6畳あたり10万円~20万円
クロスの張り替え費用:1平方メートルあたり1,000円~2,000円
木部の修理費用:1箇所あたり数千円~数万円
ヤニの除去費用:部屋の広さや汚れ具合によって異なる

これらの費用は、業者によっても異なりますので、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。

費用を抑えるための対策

退去費用を抑えるためには、以下の対策が有効です。

1. 入居時の契約書をよく確認する

契約書には、原状回復義務の範囲や、特約事項などが記載されています。契約内容をよく確認し、不明な点があれば、管理会社に問い合わせましょう。
2. 退去前に自分でできる範囲で掃除をする

フローリングの汚れや、壁のヤニなどを、自分でできる範囲で掃除しておきましょう。汚れがひどい場合は、専門業者に依頼することも検討しましょう。
3. 複数の業者から見積もりを取る

管理会社から提示された見積もりだけでなく、複数の業者から見積もりを取り、比較検討しましょう。
4. 管理会社と交渉する

請求額に納得できない場合は、管理会社と交渉しましょう。原状回復義務の範囲や、経年劣化による損耗などを主張し、減額交渉を試みましょう。
5. 弁護士や専門家に相談する

交渉が難航する場合は、弁護士や消費者センターなどの専門家に相談しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、有利に交渉を進めることができます。

フローリングの染みを少しでもマシに見せる方法

退去前に、フローリングの染みを少しでもマシに見せる方法としては、以下のものがあります。
フローリング用ワックスを塗る

フローリング用ワックスを塗ることで、染みを隠し、フローリングの表面を保護することができます。
フローリング用シートを貼る

フローリング用シートを貼ることで、染みを隠し、フローリングの雰囲気を変えることができます。
家具やラグで隠す

家具やラグで染みを隠すことで、目立たなくすることができます。

これらの方法は、あくまで一時的なものであり、根本的な解決にはなりません。しかし、退去時の印象を少しでも良くするために、試してみる価値はあります。

犬との暮らしで気をつけること

犬との賃貸生活を送る上で、以下の点に注意しましょう。
定期的な換気

部屋の空気を入れ替えることで、臭いや湿気を防ぎ、フローリングや壁の劣化を抑えることができます。
こまめな掃除

犬の毛や汚れをこまめに掃除することで、アレルギーの原因となる物質を取り除き、清潔な環境を保つことができます。
ペット用フローリングにする

ペット用フローリングは、滑りにくく、傷がつきにくい素材でできており、犬との暮らしに適しています。
ペット用消臭剤を使う

ペット用消臭剤を使うことで、犬の臭いを抑え、快適な空間を保つことができます。
しつけを徹底する

犬のしつけを徹底することで、無駄吠えや粗相などの問題行動を減らし、近隣住民とのトラブルを防ぐことができます。

まとめ

犬との賃貸生活は、楽しいものですが、退去時の原状回復費用は、大きな負担となる可能性があります。しかし、原状回復義務の範囲や、費用を抑えるための対策を知っておけば、請求額を減らせる可能性は十分にあります。

退去前にできる限りの対策を行い、管理会社との交渉に臨みましょう。もし、交渉が難航する場合は、弁護士や専門家に相談することも検討しましょう。

犬との暮らしを楽しみながら、賢く賃貸生活を送るための知識を身につけて、安心した毎日を送りましょう。

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