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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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ペット可からペットNGへ!マンションの規約変更で愛犬との暮らしを守るには?

#ペットトラブル
 
元々ペット可のマンションに住んでいたのですが、半年程前に管理会社が変わり、ペットNGになっていました。それを知らずに先日犬を飼いました。留守中に吠えているようで、管理会社から連絡が入り、ペットはダメと言われました。元々は犬を飼うつもりだったのでペット可に入居しましたので、非常に困っています。管理会社が変わる前から飼っていた人はOKだそうです。これはやはり飼えないでしょうか?元々ペット可だから住んだんだと突っ張っても大丈夫でしょうか?アドバイスをお願い致します。

マンションの管理規約が変更になり、愛犬との暮らしが脅かされる…そんな状況に直面されたのですね。心中お察しいたします。今回は、このようなケースで飼い主さんがどのように行動すべきか、具体的なアドバイスをさせていただきます。

結論から申し上げますと、「元々ペット可だったから」という主張だけで押し通すのは難しいかもしれません。しかし、諦める前にできることはたくさんあります。

まずは状況の整理と確認を

1. 管理規約の変更時期と内容の確認: まず、管理規約がいつ、どのように変更されたのかを確認しましょう。変更内容、特にペットに関する条項を詳しく把握することが重要です。管理組合の議事録などを確認し、変更の経緯や理由も把握しておくと、今後の交渉に役立ちます。
2. 重要事項説明書の確認: 入居時に受け取った重要事項説明書を確認しましょう。ペットに関する条項がどのように記載されていたかを確認します。もし、ペット可であることが明記されていれば、管理会社に対して有利な立場になる可能性があります。
3. マンションの他の居住者の状況確認: 他の居住者で、以前からペットを飼育している方がいる場合、その方々がどのような状況で飼育を継続できているのかを確認しましょう。同様の状況であれば、交渉の材料になる可能性があります。
4. 弁護士や専門家への相談: 必要に応じて、不動産問題に詳しい弁護士や専門家に相談することも検討しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、法的な観点から最善の解決策を見つけることができます。

管理会社との交渉のポイント

状況を整理した上で、管理会社との交渉に臨みましょう。以下の点を意識して、冷静かつ丁寧に話し合いを進めることが大切です。

1. 事情の説明と理解を求める: まずは、管理規約の変更を知らずに犬を飼ってしまった経緯を丁寧に説明し、理解を求めましょう。犬を飼うことが決まってから入居したこと、犬との生活が不可欠であることを伝え、感情的に訴えるのではなく、誠意をもって対応することが大切です。
2. 犬の飼育状況を具体的に説明: 犬のしつけ状況、吠え癖の有無、衛生管理など、犬が他の居住者に迷惑をかける可能性が低いことを具体的に説明しましょう。必要であれば、しつけ教室の受講証明書や獣医の診断書などを提示することも有効です。
3. 代替案の提案: 管理会社に対して、犬の飼育に関する代替案を提案してみましょう。例えば、
ペット飼育に関する誓約書の提出: 犬の飼育に関するルールを遵守することを誓約する書類を提出する。
ペット飼育費用の支払い: ペット飼育によって発生する可能性のある費用(清掃費など)を負担する。
犬の行動改善策の実施: 吠え癖の改善や散歩時のマナー向上など、犬の行動改善策を実施する。
4. 猶予期間の交渉: すぐに犬を手放すのではなく、猶予期間を設けてもらうよう交渉してみましょう。その間に、犬の飼育状況を改善したり、他の居住者との関係を築いたりすることで、状況が好転する可能性があります。
5. 第三者への相談: 管理会社との交渉が難航する場合、マンション管理士や弁護士などの第三者に相談し、仲介に入ってもらうことも検討しましょう。

法的な観点からの検討

管理規約の変更が、今回のケースにどのように適用されるのか、法的な観点からも検討してみましょう。

1. 経過措置の確認: 管理規約の変更時に、既存のペット飼育者に対する経過措置が設けられているかを確認しましょう。経過措置があれば、一定期間は犬を飼育できる可能性があります。
2. 信義則違反の主張: 管理規約の変更が、入居者の信頼を裏切るものであり、信義則に反すると主張することも考えられます。ただし、信義則違反が認められるためには、管理規約の変更によって入居者が著しい不利益を被る必要があるなど、一定の条件を満たす必要があります。
3. 弁護士への相談: 法的な判断が必要な場合は、弁護士に相談することをおすすめします。弁護士は、個別の状況に合わせて、適切なアドバイスや法的措置を提案してくれます。

最悪のケースも想定して

交渉の結果、どうしても犬を飼い続けることが難しい場合も考えられます。その場合は、以下の選択肢を検討しましょう。

1. ペット可の物件への引越し: 愛犬との生活を最優先に考えるのであれば、ペット可の物件への引越しを検討しましょう。
2. 里親探し: やむを得ない場合は、愛犬を大切にしてくれる里親を探すことも検討しましょう。信頼できる里親を見つけるためには、慎重に里親探しを進めることが大切です。

成功事例:交渉で愛犬との暮らしを守ったAさんのケース

Aさんは、ペット可のマンションに長年住んでいましたが、ある日、管理組合の総会でペット飼育禁止の規約が可決されました。Aさんは愛犬を手放すことを考えられず、管理組合との交渉に臨みました。

Aさんは、まず愛犬の性格や飼育状況を丁寧に説明し、他の居住者に迷惑をかけることはないと訴えました。また、ペット飼育に関する誓約書を提出し、ペット飼育費用の支払いを申し出るなど、具体的な代替案を提案しました。

さらに、Aさんはマンションの他のペット飼育者と協力し、管理組合に対してペット飼育継続の嘆願書を提出しました。その結果、管理組合はAさんを含む既存のペット飼育者に対して、一定の条件のもとでペット飼育を認めることを決定しました。

Aさんは、粘り強い交渉と具体的な提案によって、愛犬との暮らしを守ることができたのです。

まとめ:諦めずに、できることを一つずつ

今回のケースは、非常にデリケートな問題であり、解決には根気と努力が必要です。しかし、諦めずに、できることを一つずつ実行していくことで、愛犬との暮らしを守れる可能性は十分にあります。

まずは状況を整理し、管理会社との交渉に臨みましょう。法的な観点からの検討も忘れずに行い、必要であれば専門家のアドバイスを受けましょう。

今回の記事が、愛犬との暮らしを守るための一助となれば幸いです。

最後に

今回の問題は、マンションの管理規約というルールと、愛犬との大切な絆という感情がぶつかり合う、非常に難しい状況です。しかし、飼い主として、愛犬のためにできることはたくさんあります。

今回の記事を参考に、諦めずに、できることを一つずつ実行していくことで、きっと良い方向に進むと信じています。応援しています!

この記事で重要なポイント
管理規約の変更内容と時期をしっかり確認する
管理会社には誠意をもって事情を説明し、理解を求める
代替案を提示するなど、具体的な解決策を提案する
弁護士や専門家への相談も検討する

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