愛犬と女性が本を読むイラスト

犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

DOGFRIENDLYでは、犬との素敵な物語・愛犬の写真を本に収め、半永久的に思い出を残す活動を行っています。
愛犬との「暮らし」にまつわる思い出を本にしませんか?出版にかかる費用は0円です。
たくさんの「愛犬との暮らし」の投稿が集まったら一冊の本になり、「国会図書館」に納品されます。

投稿してみる

愛犬との賃貸生活、退去時の床の傷みはどこまで請求される?分割払いは可能?

#退去費用
 

愛犬との大切な日々を過ごした賃貸物件。しかし、退去が近づくと気になるのが、ペットによる部屋の傷み、特に床の修繕費用ですよね。今回は、実際にあった質問をもとに、犬との賃貸生活における退去時の修繕費用について、詳しく解説していきます。

賃貸を解約する予定です。ワンルームで家賃6万5千円、敷金3、礼金2のペットOKの部屋で、2年に1回の更新をし、約4年間犬と共に暮らしていました。質問なんですが、犬の粗相で床があちこち傷んでしまいました。床を水拭きしたため、全体的に大分色褪せてしまいました。敷金以外で、破損修復料金を請求されることって、ありますか?又、そのお金が多額だった場合、分割で払えたりするもんなんでしょうか?

結論:犬の粗相による床の傷みは、修繕費用を請求される可能性大!分割払いは交渉次第

結論から言うと、犬の粗相が原因で床が傷んでしまった場合、敷金だけで修繕費用をまかなえない場合は、追加で請求される可能性が高いです。しかし、分割払いが可能かどうかは、貸主や管理会社との交渉次第となります。

ケーススタディ:愛犬との幸せな日々、しかし退去時に高額請求が…

都内在住のAさん(30代女性)は、愛犬のチワワ「チョコ」と一緒に暮らすために、ペット可の賃貸マンションに引っ越しました。チョコとの生活は楽しく、週末は近くの公園で一緒に遊んだり、ドッグカフェ巡りをしたりと、充実した日々を送っていました。

しかし、2年後、Aさんは転勤が決まり、引っ越しを余儀なくされました。退去時、管理会社の担当者から「チョコちゃんの粗相が原因で、フローリングがかなり傷んでいますね。張り替えが必要になるので、修繕費用を請求させていただきます」と言われたのです。

Aさんは、敷金で修繕費用がまかなえると思っていたため、予想外の展開に困惑しました。管理会社から提示された修繕費用は、なんと20万円。Aさんは、管理会社に分割払いを交渉しましたが、「原則として一括払いしか受け付けていません」と断られてしまいました。

途方に暮れたAさんは、弁護士に相談することに。弁護士からは、「ペット可の物件であっても、通常の使用を超える損耗については、借主が修繕費用を負担する義務があります。しかし、修繕費用の金額が妥当かどうか、専門業者に見積もりを依頼して確認することをおすすめします」とアドバイスを受けました。

Aさんは、複数の業者に見積もりを依頼し、最終的に15万円で修繕できることがわかりました。管理会社と交渉した結果、Aさんは15万円を分割で支払うことで合意。無事に引っ越しを終えることができました。

なぜ犬の粗相は修繕費用の対象になるのか?

賃貸契約では、通常、借主は「原状回復義務」を負っています。これは、退去時に部屋を入居時の状態に戻す義務のことです。しかし、通常の使用による損耗(例えば、日焼けによるクロスの変色など)については、借主が修繕費用を負担する必要はありません。

しかし、犬の粗相による床の傷みは、通常の使用による損耗とはみなされません。なぜなら、犬の粗相は、借主の不注意や管理不足によって発生する損害とみなされるからです。そのため、ペット可の物件であっても、犬の粗相が原因で床が傷んでしまった場合は、修繕費用を請求される可能性が高いのです。

修繕費用の相場は?

床の修繕費用の相場は、傷みの程度や範囲、使用する素材などによって大きく異なります。一般的には、部分的な補修であれば数千円から数万円程度、フローリング全体の張り替えとなると、10万円以上かかることもあります。

修繕費用が高額になる場合は、複数の業者に見積もりを依頼し、金額が妥当かどうかを確認することが重要です。また、見積もりの際には、傷みの原因や範囲、修繕方法などを詳しく説明してもらい、納得できるまで質問するようにしましょう。

修繕費用の分割払いは可能?

修繕費用の分割払いが可能かどうかは、貸主や管理会社との交渉次第となります。法律上、分割払いを認める義務はありませんが、借主の経済状況などを考慮して、柔軟に対応してくれる場合もあります。

分割払いを交渉する際には、以下の点を考慮すると良いでしょう。
誠意をもって交渉する:まずは、今回の件について謝罪し、誠意をもって対応する姿勢を見せましょう。
支払い可能な金額を提示する:自分の経済状況を正直に伝え、無理のない範囲で支払い可能な金額を提示しましょう。
分割払いの期間を提案する:分割払いの期間を具体的に提案することで、貸主や管理会社も検討しやすくなります。

犬との賃貸生活で気をつけること

愛犬との賃貸生活を快適に送るためには、日頃から以下の点に注意することが大切です。
こまめな掃除:犬の粗相は、放置すると床に染み込んでしまい、修繕費用が高額になる原因となります。粗相をしてしまった場合は、すぐに拭き取り、消臭剤などを使用するようにしましょう。
床の保護:フローリングに傷がつきにくいように、カーペットやマットなどを敷くのも効果的です。特に、犬がよく歩く場所や、粗相をしやすい場所には、厚手のカーペットを敷くことをおすすめします。
定期的な換気:部屋の臭いを防ぐために、定期的に換気を行いましょう。特に、梅雨時期や夏場は、湿気がこもりやすく、臭いが気になるため、こまめな換気を心がけましょう。
ペット保険の加入:万が一、犬が原因で部屋を傷つけてしまった場合に備えて、ペット保険に加入しておくのも良いでしょう。ペット保険には、修繕費用を補償してくれるプランもあります。

まとめ:愛犬との暮らしは責任を持って

愛犬との賃貸生活は、楽しい思い出をたくさん作ってくれる一方で、退去時には修繕費用が発生する可能性もあります。日頃から、こまめな掃除や床の保護を心がけ、万が一の事態に備えてペット保険に加入するなど、責任を持って愛犬との暮らしを楽しみましょう。

もし、退去時に高額な修繕費用を請求された場合は、専門業者に見積もりを依頼したり、弁護士に相談するなど、適切な対応をとるようにしましょう。

犬と暮らせる部屋の相談バナー

犬と暮らせるお部屋、探します。

「ペット可物件」だけでは不安……。
DOGFRIENDLYでは、犬との暮らしを大切にした物件探しをお手伝いしています。
犬種や広さ、周辺環境など、どんなことでもお気軽にご相談ください。

     犬と暮らせる物件を探す

おすすめの記事