生後2ヶ月のマルチーズちゃん、可愛らしいですね！新しい環境で食事やケージに戸惑っているのは、よくあることです。ご心配されている食事とケージトレーニングについて、一緒に考えていきましょう。

食事：遊びながらの食事は、状況次第で検討を

遊んであげながら食事をする方法、確かに今は効果があるかもしれませんね。しかし、遊びと食事を結びつけることで、食事への関心が遊びに依存してしまう可能性があります。 将来的には、食事は食事としてきちんと食べられるようにすることが大切です。

まずは、食事の環境を見直してみましょう。

• 静かな場所で、落ち着いて食事ができる場所を確保しましょう。ケージの中ではなく、少し離れた場所で、食器を安定した場所に置きましょう。
• フードの種類や温度も確認してみましょう。仔犬用のフードは、子犬の成長に必要な栄養素がバランスよく配合されていますが、中には食いつきの悪い子もいます。フードの種類を変えてみるのも一つの方法です。また、少し温めてあげると香りが立ち、食欲が増すことがあります。
• 食事の時間を決めて、規則正しく与えましょう。決まった時間に与えることで、犬は食事の時間を理解し、お腹が空いてから食事を待ちます。これは、食事への依存を防ぐためにも有効です。
• 少量ずつ、こまめに与えるのも効果的です。一度にたくさん与えるよりも、少量ずつ、数回に分けて与えることで、食べ残しを防ぎ、犬の負担を軽減できます。食べ残しはすぐに片付けましょう。

もし、これらの方法を試しても改善が見られない場合は、獣医さんに相談してみるのも良いでしょう。病気やストレスが原因で食欲不振になっている可能性もあります。

遊びながら食事させることを完全にやめる必要はありませんが、徐々に遊びを減らし、食事に集中できる環境を作っていくことが重要です。　例えば、最初は遊びながら少しだけ食べさせ、徐々に遊びの時間を短くしていくなど、段階的に進めていきましょう。

ケージトレーニング：安心できる空間とメリハリが重要

夜中の鳴き声、本当に辛いですね。仔犬は、新しい環境に不安を感じ、親や兄弟から離れた寂しさから鳴くことがあります。しかし、常に側にいることが、必ずしも良いとは限りません。

ケージは、犬にとって安全で安心できる「自分の場所」として認識させることが重要です。そのためには、

• ケージの中を快適な空間にしましょう。お気に入りのベッドや、おもちゃを入れてあげましょう。ケージの中にいることが、楽しい時間になるように工夫することが大切です。
• ケージの中で、良い経験を積ませましょう。おやつをあげたり、褒めてあげたりすることで、ケージの中をポジティブな場所にします。
• ケージから出して遊ぶ時間を明確にしましょう。遊ぶ時間は決まった時間にすることで、犬はメリハリを理解し、落ち着いてケージで過ごすことができるようになります。遊びの後は、ケージに戻すことを繰り返すことで、ケージ＝安心できる場所という認識を強化できます。
• 夜鳴きには、無視するのではなく、落ち着いた声で「大丈夫だよ」と声をかけてあげましょう。過剰に反応せず、落ち着いた対応をすることが大切です。

昼間は、ケージの中で過ごす時間を徐々に長くしていくようにしましょう。最初は短時間から始め、徐々に時間を延ばしていくことで、犬はケージでの生活に慣れていきます。いきなり長時間ケージに閉じ込めるのではなく、犬のペースに合わせてゆっくりと進めていくことが大切です。

トイレトレーニングも、ケージの中で成功しているなら、それを活かしましょう。ケージから出してすぐトイレに連れて行き、成功したら必ず褒めてあげましょう。成功体験を積み重ねることで、犬はトイレの場所を覚えていきます。

まとめ：根気と愛情で、一緒に成長していきましょう

生後2ヶ月のマルチーズの育て方は、根気と愛情が何より大切です。食事やケージトレーニングは、一朝一夕で解決するものではありません。犬のペースに合わせて、ゆっくりと時間をかけて取り組んでいきましょう。焦らず、犬とコミュニケーションを取りながら、信頼関係を築いていくことが重要です。

もし、どうしても解決できない問題があれば、獣医さんや動物行動学の専門家に相談するのも良い方法です。専門家のアドバイスを受けることで、より適切な対応ができます。

あなたの愛情と努力で、マルチーズちゃんはきっとすくすくと成長していくでしょう。一緒に楽しい時間を過ごしてくださいね！