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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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黒柴の噛み癖と多頭飼育の不安:家族と犬の幸せな未来のために

#噛み癖 #多頭飼育 #黒柴
 
うちでは黒柴を飼っているんだけど(4歳♂)、噛み癖がひどくて本当に困ってるんです。4年間飼ってるのに、未だに噛みつくし、3ヶ月前に姉が噛まれて全治1週間の怪我をしました。私も何度か噛まれて、今も傷跡が残ってます。それで3ヶ月前に警察犬育成施設に預けたんだけど、戻ってきたばかりの頃は良かったのに、昨日また母が噛まれて5針も縫う怪我をしてしまって…。もう本当にダメだと思いました。うちは姉と子供2人、母、父、私の6人暮らしで、子供たちが小さいから、犬が噛んだら…って考えると怖くて。安楽死も考えてしまうくらいです。父と姉は保健所に、母は獣医に相談と言ってますが、改善できるなら安楽死は避けたい。どうしたらいいんでしょうか?マンション住まいで、子供がいるので犬はゲージに入れっぱなしです。ストレスが原因なのかな?以前母が獣医に聞いた話では、「そういう犬は、ずっとそうだ」って言われたらしいんですが、本当ですか?

愛犬の噛み癖、そして小さなお子さんとの生活…本当に辛い状況ですね。ご家族の皆さんが愛犬のことを思って、それぞれの意見を出し合っていること、そして何よりお子さんの安全を第一に考えていることが伝わってきます。ご心配されているお気持ち、よく分かります。 この記事では、愛犬の噛み癖改善と、多頭飼育における安全対策について、具体的な方法を一緒に考えていきましょう。

噛み癖の原因を探る:専門家の力を借りましょう

まず、愛犬の噛み癖の原因を特定することが大切です。警察犬育成施設での訓練後も噛み癖が再発していることから、単なるしつけの問題だけでなく、何か根本的な原因がある可能性が高いです。 ゲージに入れっぱなしの状態も、ストレスの原因になっているかもしれません。

獣医への相談は必須です。 過去の獣医の意見だけで判断せず、改めて現在の状況を詳しく説明し、適切な診断と治療法を相談しましょう。 噛み癖の原因は、病気(痛みや不快感)、恐怖、不安、ストレスなど様々です。 獣医は、血液検査や行動観察などを通して、原因を特定するお手伝いをしてくれます。 また、必要に応じて、動物行動学に詳しい獣医を紹介してもらうのも良いでしょう。

行動療法士の活用

獣医の診断に基づき、動物行動療法士に相談することも有効です。行動療法士は、犬の行動を専門的に分析し、具体的な改善策を提案してくれます。 彼らは、犬の性格や生活環境を考慮した上で、適切なトレーニング方法や環境調整をアドバイスしてくれます。 例えば、ゲージでの生活を改善するための工夫や、噛み癖を軽減するためのトレーニング方法などを教えてもらえます。

環境の見直し:安全で快適な空間を

マンションでの多頭飼育は、スペースの確保や安全対策が重要です。 愛犬がゲージに入れっぱなしの状態は、ストレスの原因になっている可能性が高いです。 可能であれば、犬専用のスペースを確保し、自由に動き回れる時間を増やしましょう。 ただし、小さなお子さんとの安全を確保するため、常に目を離さないように注意が必要です。

また、犬が落ち着ける場所を作ることも大切です。 犬用のベッドやクッションを用意し、安全で静かな場所を確保しましょう。 騒音や刺激の多い場所を避け、リラックスできる環境を整えることで、ストレスを軽減できます。

具体的な対策:段階的に進めましょう

愛犬の噛み癖改善には、時間と忍耐が必要です。 すぐに効果が出なくても、諦めずに、段階的に対策を進めていきましょう。 以下のステップを参考に、愛犬と家族にとって安全で快適な生活を目指しましょう。

1. 獣医・行動療法士との連携

まず、獣医と行動療法士に相談し、専門家のアドバイスに従って行動しましょう。 これは、最も重要なステップです。

2. ゲージ生活の見直し

ゲージでの生活を見直し、適度な運動と休息の時間を確保しましょう。 ゲージから出して遊ぶ時間、トレーニングの時間、そして休息の時間をバランス良く設けることが大切です。 また、ゲージ内を快適にする工夫も必要です。 お気に入りの玩具やベッドを用意し、安全で安心できる空間にしてあげましょう。

3. しつけとトレーニング

専門家の指導に基づき、適切なしつけとトレーニングを行いましょう。 噛み癖の改善には、ポジティブな強化法が有効です。 良い行動にはご褒美を与え、悪い行動には注意を促すことで、犬に望ましい行動を覚えさせます。 ただし、罰を与えるような方法は避けるべきです。 犬は恐怖を感じてしまい、かえって噛み癖が悪化することがあります。

4. 家族全員で協力

家族全員で協力し、一貫性のあるしつけを行うことが大切です。 家族の誰かが甘やかしたり、違う指示を出したりすると、犬は混乱してしまいます。 家族全員で同じルールを守り、愛犬に明確な指示を出すことが重要です。

5. 環境の工夫

愛犬が安全に過ごせるように、環境を工夫しましょう。 小さなお子さんには、犬に近づきすぎないように注意を促しましょう。 また、犬が興奮しやすい状況を避け、落ち着いて過ごせるように配慮しましょう。 例えば、来客時などは、犬を別の部屋に移動させるなど、工夫が必要です。

安楽死の選択:最後の手段として

安楽死は、最後の手段として考えてください。 愛犬の命を預かっている以上、安楽死という選択肢は重く、慎重に検討する必要があります。 しかし、家族の安全を脅かす状況が改善の見込みがない場合、安楽死を選択することもやむを得ない場合があります。 その際は、獣医と相談し、最善の方法を検討しましょう。 安楽死は、決して安易な選択ではなく、苦渋の決断であることを理解してください。

まとめ:希望を捨てずに

愛犬の噛み癖と多頭飼育の不安、本当に辛い状況だと思いますが、決して諦めないでください。 獣医や行動療法士の協力を得ながら、段階的に対策を進めていくことで、必ず改善の兆しが見えてきます。 家族みんなで協力し、愛犬と安全で幸せな生活を目指しましょう。 大切なのは、愛犬への愛情と、家族の安全を両立させることです。 時間はかかりますが、諦めずに、一歩ずつ進んでいきましょう。

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