分譲マンションでの隣戸からのタバコ臭、本当に辛いですね。ましてや、喘息をお持ちで赤ちゃんもいらっしゃる状況では、なおさらご心配でしょう。ご自身の健康と、大切な赤ちゃんの健康を守るために、できる限りの対策を講じることはとても重要です。 この記事では、具体的な対策をいくつかご提案させていただきます。

まずは管理会社への相談

まず最初に試すべきなのは、マンションの管理会社への相談です。規約に明記されていなくても、他の居住者の生活環境に著しく悪影響を及ぼす行為については、管理会社が介入できる可能性があります。 具体的な状況を説明し、改善を求めるようにしましょう。管理会社は、隣戸へ注意喚起を行う、あるいは、より効果的な対策を提案してくれるかもしれません。

相談する際には、具体的な状況を記録しておくことが重要です。いつ頃、どのくらいの頻度でタバコを吸われているか、臭いの強さ、それによってどのような不利益を被っているかなどを具体的にメモしておきましょう。 写真や動画で証拠を残せれば、より効果的です。また、管理会社への相談内容と、その後の対応についても記録しておくと安心です。

効果的な窓やベランダの対策

管理会社への相談と並行して、ご自宅での対策も検討しましょう。窓やベランダからのタバコ臭の侵入を防ぐために、いくつか効果的な方法があります。

窓の工夫

• 高性能の窓への交換： 防音・防臭効果の高い窓に交換することで、タバコ臭の侵入を大幅に軽減できます。費用はかかりますが、長期的には快適な生活を取り戻すための投資と考えられます。
• 窓の気密性の向上： 窓枠の隙間を埋めるパッキンを使用したり、窓と枠の間に隙間テープを貼ることで、気密性を高めることができます。比較的安価で手軽にできる対策です。
• 換気扇の活用： 換気扇を適切に活用することで、室内の空気を効率的に入れ替えることができます。ただし、隣戸からの臭いを吸い込んでしまう可能性もあるので、風の向きなどを考慮した上で使用しましょう。
• 空気清浄機： 高性能な空気清浄機は、タバコ臭を効果的に除去するのに役立ちます。特に、HEPAフィルターと脱臭フィルターの両方搭載の機種を選ぶことをおすすめします。

ベランダの工夫

• ベランダに目隠しを設置： 目隠しを設置することで、隣戸からの視線を遮り、タバコ臭の侵入をある程度防ぐことができます。様々な素材やデザインがあるので、ご自身のベランダに合ったものを選びましょう。
• 洗濯物の干す場所を変える： ベランダではなく、室内で洗濯物を干すことを検討しましょう。浴室乾燥機なども有効です。

法律的な側面の確認

マンションの規約にバルコニー喫煙禁止の明記がない場合でも、民法上の「迷惑行為」に該当する可能性があります。 タバコ臭による健康被害や生活環境の悪化が著しい場合、裁判で隣戸に改善を求めることもできます。ただし、裁判は時間と費用がかかるため、まずは管理会社への相談や、上記のような対策を試みることをおすすめします。

もし、管理会社への相談や自主的な対策が効果がない場合、弁護士に相談してみるのも一つの手段です。 弁護士は、法律的な観点から適切なアドバイスをしてくれます。

具体的な行動計画と心のケア

具体的な行動計画を立て、一つずつ対策を進めていくことが重要です。焦らず、段階的に取り組んでいきましょう。また、ストレスが溜まっている場合は、一人で抱え込まずに、家族や友人、専門機関に相談することも大切です。

大切なのは、ご自身の健康と心の状態を第一に考えることです。 状況が改善しない場合、一時的にでも環境を変えることを検討するのも良いかもしれません。例えば、週末は気分転換に犬を連れて公園に出かけたり、一時的にホテルに滞在するなど、気分転換をする時間を作ることで、ストレスを軽減することができます。

まとめ

分譲マンションでの隣戸のバルコニー喫煙によるタバコ臭問題は、非常にデリケートで解決が難しい問題です。しかし、諦めずに、管理会社への相談、窓やベランダの対策、そして法律的な側面の確認など、できる限りの対策を講じることで、状況を改善できる可能性があります。 ご自身の健康と、大切な赤ちゃんの健康を守るために、積極的に行動を起こしていきましょう。そして、一人で抱え込まず、周囲のサポートも活用しながら、快適な生活を取り戻してください。