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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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室内犬同士のケンカ、その原因と解決策

#多頭飼い #犬のケンカ #賃貸
 
うちには室内犬が2匹いるんですけど、私の膝の上では仲良しなのに、夫の膝の上だとケンカしちゃうんです。どちらもオスで、先住犬はシーズー、後から来た子はジャックラッセルテリアなんです。夫の膝の上に乗ろうとするのが原因で喧嘩になるみたいで…。一体なぜなんでしょうか?

愛犬同士の仲たがい、特に飼い主さんの膝の上での争奪戦は、多くの飼い主さんが経験する悩みですよね。特に、オス同士だと縄張り意識や優位性の争いが顕著になることがあります。今回は、ご質問にあるような状況、先住犬と後から来た犬の、飼い主さんへの愛情表現がケンカに発展してしまうケースについて、その原因と解決策を詳しく解説していきます。

ケンカの原因:嫉妬心と順位争い

まず考えられるのは、嫉妬心と順位争いです。先住犬であるシーズーは、飼い主さんへの愛情表現として膝の上に乗る行為を確立していました。そこにジャックラッセルテリアが加わり、同じ場所を奪い合うことで、資源(ここでは飼い主さんの愛情と膝の上という空間)の奪い合いと認識し、ケンカに発展している可能性が高いです。特に、ジャックラッセルテリアは活発で、遊び好きで、時には少し強引な一面を持つ犬種として知られています。シーズーは穏やかな性格ですが、自分の縄張りを守ろうとする本能も持っています。

また、オス同士の犬は、特に順位争いが激しくなりがちです。群れの中では、リーダーを決めるための順位争いが常に存在します。飼い主さんの膝の上は、犬にとって安心できる場所、そしてある種の「優位な場所」と認識されることがあります。そのため、その場所を巡って、オス同士の犬は激しい争いを繰り広げる可能性があります。

行動観察で原因を特定しよう

まずは、犬たちの行動を注意深く観察してみましょう。ケンカが始まる直前の状況、例えば、どちらが先に膝の上に行こうとしたのか、その時の犬たちの表情や体の姿勢などを記録してみましょう。写真や動画を撮るのも効果的です。これらの記録は、問題解決のための重要な手がかりとなります。もしかしたら、ケンカの原因は、膝の上だけではない別の要因が隠れているかもしれません。例えば、特定のおもちゃや場所の取り合い、食事の順番など、様々な可能性を考慮してみましょう。

解決策:愛情とルールで安心感を

犬同士のケンカを解消するには、犬たちに安心感を与え、明確なルールを作ることが重要です。具体的には、以下の方法を試してみてください。

1. 個別での愛情表現を強化する

ケンカの原因が資源の奪い合いにあるとすれば、それぞれの犬に十分な愛情を個別で与えることが重要です。膝の上だけでなく、抱っこしたり、撫でたり、おやつをあげたり、個別に時間をかけて遊んであげましょう。特に、後から来たジャックラッセルテリアには、先住犬のシーズーに比べて、より多くの愛情表現が必要かもしれません。先住犬のシーズーへの愛情表現を減らすのではなく、ジャックラッセルテリアへの愛情表現を増やすことで、バランスを取りましょう。

2. 落ち着ける場所を確保する

それぞれの犬が安心して過ごせる自分だけの空間を確保してあげましょう。犬用のベッドやハウスを用意し、落ち着ける場所として認識させましょう。ケンカが始まりそうな時は、それぞれの犬を落ち着ける場所に誘導することで、事態を鎮静化させることができます。

3. ルールを明確にする

飼い主さんが膝の上に乗せる順番や時間を決めるなど、明確なルールを作ることも大切です。例えば、「先にシーズーを膝に乗せて、その後ジャックラッセルテリアを乗せる」というルールを決め、それを徹底することで、犬たちは状況を予測できるようになり、安心感が増します。また、膝の上は「特別な場所」ではなく、「一時的な場所」であることを犬たちに理解させることも重要です。常に膝の上を争奪するのではなく、他の場所で遊ぶことを促す工夫も必要です。

4. トレーニングを活用する

必要であれば、プロのドッグトレーナーに相談することも検討しましょう。トレーナーは、犬たちの行動パターンを分析し、具体的なトレーニング方法をアドバイスしてくれます。専門家のサポートを受けることで、より効果的に問題を解決できる可能性が高まります。特に、オス同士の順位争いが激しい場合は、専門家の指導が非常に役立ちます。

5. 環境の変化にも配慮する

引っ越しや家族構成の変化など、環境の変化は犬たちにストレスを与えます。環境の変化があった場合は、犬たちに十分な時間をかけて新しい環境に慣れさせることが大切です。また、ストレスが原因でケンカが激しくなっている可能性も考慮し、ストレス軽減のための対策も必要です。

まとめ:愛情と理解で解決を

犬同士のケンカは、飼い主さんにとって辛いものですが、適切な対応をすることで必ず解決できます。焦らず、犬たちの行動をよく観察し、愛情と理解をもって接することで、犬たちはより穏やかな関係を築くことができるでしょう。大切なのは、それぞれの犬への愛情を平等に示し、安心できる環境を整えることです。そして、必要であれば、専門家の力を借りることをためらわないでください。犬たちが幸せに暮らせるよう、飼い主さん自身の努力が最も重要です。

もし、ケンカがエスカレートし、怪我をする危険性がある場合は、すぐに獣医に相談しましょう。早期の対応が、犬たちの健康と幸せを守ることに繋がります。

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