柴犬のメス、11歳を飼っています。2年半前に親戚のおじさんが倒れてからうちで引き取ることに。普段全く吠えないのに、おじさんが倒れた時は必死に吠えて近所の人を呼んでくれました。おじさんは倒れてから半年で他界しましたが、うちに来てからもこの子は数えきれないほど私たち家族を幸せにしてくれました。だけど今年に入ってから元気もなくなって、目も見えなくなってしまいました。室内で飼っていますが、最近は大好きな散歩もあまり行きたがらないです。しょうがないことだとわかっているんですが、やっぱり寂しいです。でも、おじさんが倒れた時も一生懸命がんばってくれたし、今でも私たちを幸せにしてくれるこの子を、最後まできちんと面倒を見ておじさんがいる天国へ送ってあげたいです。ただ恥ずかしながら介護について全く知識がなくて…犬の介護で役立つ情報など、目の見えない犬のためにやるべき事など、ありましたらお願いします。
愛犬の介護、それは飼い主さんにとって大きな責任と、同時に深い愛情の表れです。11歳というご高齢の柴犬ちゃん、これまでたくさんの愛情を注いでこられたことと思います。目が見えなくなり、散歩も億劫になってしまった…それでも飼い主さんへの愛情は変わらない、そんな姿に胸が締め付けられますね。
老犬介護に必要な準備:住まいの工夫から始めましょう
まず、老犬介護を始める上で大切なのは、住環境の整備です。愛犬が安全で快適に過ごせるように、住まいを少しだけ工夫してみましょう。具体的には、以下の点をチェックしてみてください。
- 滑り止め対策:フローリングなどの滑りやすい床には、マットやカーペットを敷きましょう。特に、階段には滑り止めシートを貼るなど、転倒防止に力を入れてください。愛犬が安心して移動できる環境を作ることは、介護の負担軽減にも繋がります。
- 段差の解消:ソファやベッドへの昇降が困難になっているかもしれません。段差解消スロープなどを利用して、愛犬が自由に動き回れるように工夫しましょう。 愛犬が楽に移動できることは、自立性を保つ上で非常に重要です。
- 家具の配置:家具の配置を見直し、愛犬がぶつかったり、転倒したりする危険がないようにしましょう。特に、視覚に障害のある愛犬にとっては、家具の配置が安全に過ごす上で大きな影響を与えます。
- トイレの位置:トイレの位置も重要です。目が見えにくい愛犬のために、トイレの位置を分かりやすくし、常に清潔に保ちましょう。トイレシートの位置を固定したり、誘導するアイテムも効果的です。
ペット可物件の選び方:介護に配慮したお部屋探し
もし、現在の住まいが愛犬の介護に不向きだと感じているなら、ペット可物件への引っ越しも検討してみましょう。DOG-FRIENDLYでは、様々なペット可物件をご紹介しています。物件を選ぶ際には、以下の点を考慮すると良いでしょう。
- 広さ:愛犬が自由に動き回れる広さがあるか。
- バリアフリー:段差が少ない、または段差解消のための設備があるか。
- 床材:滑りにくい床材を使用しているか。
- 周辺環境:散歩に適した公園や緑地が近いか。
- 近隣との関係:静かな環境で、愛犬の鳴き声などが近隣に迷惑をかけにくい立地か。
これらの点を考慮して、愛犬と快適に暮らせる物件を選びましょう。DOG-FRIENDLYでは、専門スタッフがお客様のご要望に最適な物件探しをサポートいたします。お気軽にご相談ください。
老犬介護の具体的なケア:日々の生活をサポート
住環境を整えた後は、日々の介護について考えていきましょう。愛犬の状況に合わせて、適切なケアをしてあげることが大切です。
- 食事:消化の良い、栄養価の高い食事を与えましょう。必要に応じて、サプリメントなどを検討するのも良いでしょう。食欲不振の場合は、嗜好性の高いフードを試したり、少量ずつこまめに与えるなど工夫してみましょう。
- 排泄:排泄のタイミングを把握し、トイレに誘導しましょう。おむつを使用する必要が出てくる場合もあります。愛犬の状態に合わせて適切な方法を選びましょう。
- 散歩:散歩に行きたがらなくても、無理強いせず、短い時間でも良いので、外に出る機会を作ってあげましょう。抱っこ紐を使うなど、愛犬の負担を軽減する工夫も大切です。
- 清潔:定期的に毛の手入れを行い、清潔を保ちましょう。目が見えなくなっているため、より丁寧なケアが必要です。また、皮膚の状態にも注意を払いましょう。
- コミュニケーション:目が見えなくなっても、愛犬は飼い主さんの声や匂いを感じ取っています。優しく声をかけてあげたり、撫でてあげたりすることで、安心感を与えましょう。愛情表現は、老犬にとって最高の薬です。
獣医さんとの連携:専門家の意見を参考に
愛犬の介護は、飼い主さんだけで抱え込まず、獣医さんとの連携を密にすることが重要です。定期的な健康診断を受け、愛犬の状態を獣医さんに相談しましょう。必要に応じて、専門的なアドバイスや治療を受けてください。獣医さんは、愛犬にとって最適な介護方法を提案してくれる頼もしい存在です。
まとめ:愛犬との最後の時間を大切に
愛犬の介護は大変なこともありますが、同時に、愛犬との絆を深める貴重な時間でもあります。これまで愛犬が私たちに与えてくれた愛情を忘れずに、感謝の気持ちを持って、最後の時間を大切に過ごしましょう。DOG-FRIENDLYは、飼い主さんと愛犬が幸せな時間を過ごせるよう、これからも様々な情報を提供していきます。
この記事が、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。