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14歳犬の咳と心臓病:穏やかな老後を送るためのサポート

#僧帽弁閉鎖不全症 #肺うっ血 #高齢犬の健康
 
14歳の犬が散歩中に失神して病院を受診したら、僧帽弁閉鎖不全症と診断されました。時々咳をするのは肺に水がたまっているからだと説明を受けましたが、これは肺水腫なのでしょうか?咳は寝起きや興奮時などに少しだけなので、心配です。肺水腫の度に利尿剤を使うと聞いたのですが、うちの犬の場合、利尿剤は必要でしょうか?高齢なので、苦しい思いはさせたくありません。

愛犬の健康を心配されているご様子、よく分かります。14歳という高齢で、僧帽弁閉鎖不全症という診断を受けられたとのこと、ご心配もごもっともです。この記事では、愛犬の咳の原因や肺水腫について、そして高齢犬の穏やかな生活をサポートするための情報を分かりやすくお伝えします。

僧帽弁閉鎖不全症と咳の関係

まず、僧帽弁閉鎖不全症について簡単に説明します。これは、心臓の弁である僧帽弁がうまく閉じなくなってしまう病気です。その結果、血液が逆流して心臓に負担がかかり、肺に血液が溜まりやすくなります。この血液のうっ滞が、咳の原因となることがあります。愛犬が時々咳をするのは、この肺への血液うっ滞が関係している可能性が高いです。

ご質問にあった「肺に水がたまっている」というのは、正確には肺うっ血と言った方が適切かもしれません。肺水腫は、肺うっ血が非常に進んだ状態を指します。愛犬の場合、今のところ咳は軽度で、日常生活に大きな支障はないとのことですので、すぐに肺水腫と断定する必要はありません。 しかし、肺うっ血の状態が進行すると、肺水腫へと発展する可能性があるため、注意深く観察することが大切です。

肺うっ血と肺水腫の違い

肺うっ血と肺水腫は、どちらも心臓の病気によって引き起こされる状態ですが、その重症度に違いがあります。肺うっ血は、肺の血管に血液が溜まる状態です。軽い場合は咳などの症状が現れる程度ですが、重症化すると呼吸困難やチアノーゼ(皮膚や粘膜が青くなる)などの症状が現れます。一方、肺水腫は、肺の組織自体に水が溜まる状態であり、非常に重篤な状態です。呼吸困難が激しくなり、生命に関わる危険性があります。

ご質問にある「肺水腫の度に利尿剤」という表現は、肺水腫が重症化して呼吸困難などが起きた際に、利尿剤を使って体内の余分な水分を排出することを指していると考えられます。愛犬の現在の状態では、そこまで重篤な状況ではないと推測されます。

愛犬のケアと今後の対応

愛犬の年齢を考慮すると、無理な運動は避け、安静を保つことが重要です。 興奮による咳も気になるので、ストレスを軽減する環境作りを心がけましょう。快適な寝床を用意したり、穏やかな音楽を流したりするのも効果的です。散歩は短時間にして、こまめに休憩を取りましょう。

食事と水分管理

食事は、消化の良いものを与え、塩分を控えめにしましょう。心臓に負担をかけないよう、少量ずつ、こまめに与えることが大切です。水分摂取についても、必要以上に与える必要はありませんが、脱水症状を防ぐためにも、常に新鮮な水を用意しておきましょう。

獣医師との連携

定期的に獣医師に診てもらうことが大切です。咳の状態や呼吸の様子などを詳しく伝え、必要に応じて薬の調整や治療方針について相談しましょう。エナカルドは心臓の負担を軽減する薬ですが、状況によっては利尿剤が必要になる場合もあります。獣医師の指示に従い、愛犬に適切な治療を受けてあげましょう。

住環境の見直し

愛犬が快適に過ごせる住環境を整えることも重要です。階段の上り下りや、滑りやすい床は、足腰の弱い高齢犬にとって負担になります。段差を解消したり、滑りにくいマットを敷いたりするなど、工夫を凝らしてみましょう。また、寒暖差による負担を軽減するため、室温管理にも気を配りましょう。

まとめ:穏やかな老後をサポートするために

14歳という高齢の愛犬にとって、僧帽弁閉鎖不全症の診断は確かに不安材料となりますが、適切なケアと獣医師との連携によって、愛犬の生活の質を維持することは可能です。焦らず、一つずつ対応していくことが大切です。愛犬が少しでも快適に過ごせるよう、できる限りのサポートをしてあげましょう。そして、愛犬との時間を大切に、穏やかな日々を過ごしてください。

もし、愛犬の咳がひどくなったり、呼吸が苦しそうになったりする場合は、すぐに獣医師に相談してください。早期発見と適切な治療が、愛犬の健康を維持するために不可欠です。

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