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被災犬の一時預かり:責任と安心のための備え

#ペット可物件 #一時預かり #責任分担
 
東北地方太平洋沖地震の被災者の方から犬を預かることになりそうです。半年~1年ほど、妻がボランティア団体を通じて中型犬の預かりをすることになり、犬の病気や事故など、責任問題が心配です。一時預かりの場合、どのような責任が生じるのか、また、トラブルを防ぐためにどのような書面を作成すれば良いのか教えてください。

東日本大震災を経験された方から、愛犬を預かるという温かいお気持ち、素晴らしいですね。大切な家族の一員である愛犬を預かるということは、大きな責任と同時に、かけがえのない経験となるでしょう。しかし、ご心配されている責任問題については、事前にしっかりと準備しておくことが大切です。この記事では、一時預かりにおける責任の範囲や、トラブルを防ぐための具体的な方法について解説します。

一時預かりにおける責任の範囲

まず、大切なのは、預かり契約を明確にすることです。一時預かりであっても、預かる期間が半年~1年と長期間に及ぶため、口約束ではなく、書面でしっかりと契約内容を定めることが重要です。特に、病気や事故といった予期せぬ事態が発生した場合の責任分担を明確にしておくことで、後々のトラブルを回避することができます。

病気の場合

犬が病気になった場合、治療費の負担については、契約書で明確に定めておくべきです。例えば、「軽微な病気については預かり人が負担する」「重篤な病気については飼い主さんと相談の上、負担割合を決める」といった内容を盛り込むことができます。また、治療方針についても、飼い主さんと事前に相談し、合意を得ることが大切です。 緊急性の高い治療が必要な場合は、飼い主さんに速やかに連絡し、指示を仰ぐことが重要です。

事故の場合

交通事故など、予期せぬ事故によって犬が死傷した場合も、責任の所在を明確にする必要があります。飼い主さんの管理下にある場合と、預かり人の管理下にある場合で責任の度合いが異なるため、契約書に「預かり期間中の事故については、預かり人の過失がない限り、飼い主さんが責任を負う」といった内容を明記することが望ましいでしょう。ただし、預かり人の過失が認められる場合は、責任を負うことになります。

トラブルを防ぐための契約書

トラブルを防ぐために、具体的な契約書を作成しましょう。以下の項目を盛り込むことをおすすめします。

契約書の必須項目

契約書のひな形例

契約書を作成する際には、専門家に相談するのも良い方法です。弁護士や動物病院などに相談することで、より詳細で適切な契約書を作成することができます。インターネット上にもひな形が公開されている場合がありますが、内容をよく確認し、必要に応じて修正を加えることが大切です。

例えば、以下のような文言を参考に、契約書を作成することができます。

〇〇年〇〇月〇〇日

甲:〇〇(飼い主)

乙:〇〇(預かり人)

上記甲乙は、甲の所有する犬(名前:〇〇、種類:〇〇、年齢:〇〇)を、乙が一時預かりすることを条件として、下記の通り契約を締結する。

(以下、上記必須項目を詳細に記載)

安心できる一時預かりのために

契約書を作成するだけでなく、日頃から飼い主さんとのコミュニケーションを密にすることも大切です。定期的な連絡を取り合い、犬の様子を報告したり、相談したりすることで、信頼関係を築き、トラブルを未然に防ぐことができます。

飼い主さんとのコミュニケーション

預かり期間中は、定期的に飼い主さんと連絡を取り合い、犬の様子を報告しましょう。写真や動画を送ったり、電話で話したりすることで、飼い主さんの不安を解消し、信頼関係を築くことができます。特に、何か異常が見られた場合などは、すぐに連絡を取り、適切な対応を一緒に考えることが重要です。 また、可能な範囲で、飼い主さんが普段与えている餌や生活習慣を継続することで、犬のストレスを軽減することができます。

万が一に備えて

万が一の事態に備えて、ペット保険への加入も検討しましょう。ペット保険に加入しておけば、病気やケガの治療費の一部を負担してもらえるため、経済的な負担を軽減することができます。 特に、一時預かりの場合、飼い主さんとの負担割合が明確に定まっていない場合でも、保険があれば安心です。

まとめ

被災された方から犬を預かることは、大変な責任を伴いますが、同時に、かけがえのない経験となるでしょう。事前にしっかりと準備をすることで、安心して預かり生活を送ることができます。この記事で紹介した内容を参考に、飼い主さんとの間でしっかりとした契約を結び、愛犬と温かい時間を過ごしてください。そして、預かり期間が終わった後も、良い思い出として心に残るような、素晴らしい経験となることを願っています。

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