15歳というご高齢のマルチーズちゃんとの生活、そしてパートへの復帰、本当に悩ましい状況ですね。でも、ご安心ください。多くの飼い主さんが同じような悩みを抱え、乗り越えています。 この記事では、老犬との穏やかな暮らし方、そして飼い主さん自身の幸せについても一緒に考えていきましょう。

老犬の留守番：吠えや排泄の問題への対処法

まず、留守番中の吠えや排泄の問題についてです。ご高齢で痴呆が進んでいるマルチーズちゃんは、留守番への不安が以前より強くなっているのでしょう。急に環境が変わったことへのストレスも影響しているかもしれません。

いくつか試せる方法があります。まずは、留守番時間を徐々に長くすることです。最初は1時間だけ留守にして、徐々に時間を延ばしていきます。 最初は、様子を見るためにペットカメラを設置してみるのも良いでしょう。 吠えや排泄の様子がわかれば、対策を練りやすくなります。

ゲージについては、安全で落ち着ける空間であるか確認しましょう。小さすぎず、隠れ家のような場所を用意してあげると安心するかもしれません。また、お気に入りのオモチャやブランケットを入れてあげると落ち着いてくれる可能性があります。排泄については、留守番前にトイレを済ませておくこと、そして吸収性の高いペットシーツを使用することが重要です。

また、「サークル」の使用も検討してみてください。ゲージよりも広い空間で、犬が自由に動き回れるため、ストレス軽減に繋がることがあります。ただし、サークル内でも排泄してしまう場合は、獣医さんに相談し、原因を特定する必要があります。

環境エンリッチメントで安心感を高める

老犬にとって、環境エンリッチメントは非常に重要です。これは、犬の生活環境を豊かにし、刺激を与えて認知機能の低下を防ぐための取り組みです。具体的には、

• 新しいおもちゃや嗅覚ゲーム： 嗅覚を使うおもちゃは、老犬の認知機能の維持に役立ちます。
• 音楽療法： 穏やかな音楽を流してあげると、リラックス効果が期待できます。
• 短い散歩： 体力に合わせて短い時間でも散歩に連れて行ってあげましょう。

などを試してみてください。これらの工夫は、留守番中の不安を軽減する効果も期待できます。

飼い主さんの心のケアも大切です

パートを始めてから、ご自身の時間も大切にしたい気持ちと、老犬への不安との間で葛藤されている様子が伝わってきます。飼い主さんの心のケアも、老犬との幸せな暮らしには欠かせません。

パートの時間を調整できるか、ご主人と相談してみるのも良いかもしれません。 また、信頼できるペットシッターさんや、近所のペットホテルなどを利用する方法もあります。 少しの時間でも、安心して外出できる環境を作ることで、飼い主さんの精神的な負担を軽減できます。

そして、罪悪感を抱かないでください。 パートに出ることで、経済的な余裕が生まれ、より良い環境で犬と暮らせるようになる可能性もあります。 老犬の介護は大変ですが、飼い主さんが幸せでいることも、犬にとって大切なことなのです。

老犬との生活：具体的なアドバイス

具体的なアドバイスとして、以下の点を心がけてみてください。

• 獣医さんとの相談： 痴呆の進行状況や、留守番中の吠えや排泄の原因について、獣医さんに相談しましょう。必要であれば、薬物療法などの選択肢もあります。
• 信頼できる人に相談： 同じような経験を持つ方や、ペット専門の相談窓口などに相談することで、不安や悩みを解消できるかもしれません。
• 日々の記録： 留守番中の様子を記録しておくと、獣医さんへの相談や、改善策を考える際に役立ちます。
• 無理のない範囲で： 老犬との生活は、飼い主さんの負担も大きくなります。無理をせず、できる範囲で、犬と向き合っていくことが大切です。

まとめ：老犬との幸せな時間

老犬との生活は、喜びと同時に様々な困難も伴います。 しかし、愛犬との時間を大切に過ごすことは、飼い主さん自身の幸せにも繋がります。 この記事で紹介した方法を参考に、少しずつ改善していきましょう。 そして、困ったことがあれば、いつでも専門家や周りの人に相談してください。 あなたと愛犬の幸せを心から願っています。