愛犬と女性が本を読むイラスト

犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

DOGFRIENDLYでは、犬との素敵な物語・愛犬の写真を本に収め、半永久的に思い出を残す活動を行っています。
愛犬との「暮らし」にまつわる思い出を本にしませんか?出版にかかる費用は0円です。
たくさんの「愛犬との暮らし」の投稿が集まったら一冊の本になり、「国会図書館」に納品されます。

投稿してみる

15歳ゴールデンレトリバーの室内生活への移行と快適な老後

#ゴールデンレトリバー #室内生活 #高齢犬
 
12年間庭で暮らしていたゴールデンレトリバーが、最近家に入ってくれなくなりました。以前は天気が悪い時だけ家に入っていましたが、今は寒くなってきたので室内で過ごしてほしいです。田舎から都会の一軒家に引っ越してきて、広い庭と農業倉庫で自由に過ごしていた頃とは違い、今は足腰も弱ってきて走れません。窓をガリガリして外に出ようとするので、何か室内で気に入らないところがあるのか、どうすれば快適に過ごしてもらえるか悩んでいます。

ご高齢のゴールデンレトリバーちゃん、15歳という年齢を考えると、環境の変化に戸惑っているのかもしれませんね。12年間も庭で過ごしていた愛犬が、急に室内生活に馴染めないのは当然のことです。大切なのは、焦らず、ゆっくりと愛犬のペースに合わせて環境を整えていくことです。

高齢犬の室内生活への移行:大切なポイント

まず、愛犬が窓をガリガリして外に出たがるのは、単に寒さだけが原因ではない可能性があります。長年慣れ親しんだ外の環境、特に広い庭や農業倉庫での自由な生活とのギャップが、ストレスになっているのかもしれません。また、年齢による身体の衰えや、新しい環境への不安も大きく影響しているでしょう。

室内で快適に過ごせるようにするためには、いくつかのポイントがあります。

1. 安全で安心できる空間の確保

愛犬にとって、安全で安心できる「自分の場所」を確保することが重要です。これは、まるで愛犬専用の隠れ家のようなものです。例えば、静かで落ち着ける場所に、犬用のベッドやマット、毛布などを用意し、愛犬が自由にリラックスできる空間を作ってみてください。可能であれば、日当たりの良い場所が理想的です。愛犬が安心して過ごせる場所があれば、自然と室内で過ごす時間が長くなるはずです。

2. 室温と湿度管理

高齢犬は体温調節が苦手です。特に冬場は、室温を適切に保つことが大切です。ヒーターやストーブを使用する際は、火傷や乾燥に注意し、安全な場所に設置しましょう。加湿器を使用するのも良いでしょう。また、寒さ対策として、犬用の暖かい服やブランケットなども検討してみてください。ただし、愛犬が嫌がったり、動きづらそうであれば無理強いせず、様子を見ながら使用しましょう。

3. 適度な運動と休息

高齢犬は、若い犬と比べて運動量が少なくなります。しかし、適度な運動は健康維持に不可欠です。無理のない範囲で、短い時間でも良いので、散歩や室内での軽い運動を取り入れてあげましょう。ただし、足腰が弱っている場合は、滑りにくい床材を使用したり、スロープを設置するなど、安全に配慮することが大切です。十分な休息も重要なので、愛犬が疲れたらすぐに休ませるようにしてください。

4. 刺激の少ない環境づくり

新しい環境へのストレスを軽減するために、刺激の少ない環境を整えてあげましょう。騒音や人の出入りが多い場所を避け、静かで落ち着ける場所に寝床を用意するのも効果的です。また、愛犬が落ち着ける音楽を流したり、アロマを焚いたりするのも良いかもしれません。ただし、愛犬が嫌がる場合はすぐにやめましょう。

5. 獣医への相談

愛犬の様子がおかしい、食欲がない、元気がないなど、何か異変を感じた場合は、すぐに獣医に相談しましょう。高齢犬は病気にかかりやすいので、早期発見・早期治療が大切です。獣医のアドバイスに従い、適切なケアをしてあげましょう。もしかしたら、愛犬が外に出たがるのは、体の不調が原因かもしれません。専門家の意見を聞くことで、より適切な対応ができるでしょう。

室内環境の改善:具体的な対策

愛犬が室内で快適に過ごせるように、具体的な対策をいくつかご紹介します。

1. 寝床の改善

愛犬が気に入る寝床を見つけることが重要です。柔らかく、保温性のあるベッドを選び、清潔に保つようにしましょう。また、日当たりの良い場所に設置し、愛犬が落ち着いて過ごせるように工夫してください。もし、毛布や湯たんぽを嫌がるようであれば、他の素材のベッドや暖房器具を試してみるのも良いでしょう。もしかしたら、素材の感触や温度が気に入らないのかもしれません。

2. スロープの設置

足腰の弱った高齢犬にとって、階段の上り下りは負担が大きいです。スロープを設置することで、安全に移動できるようになります。市販のスロープもありますが、DIYで作ることも可能です。愛犬の体格や階段の高さに合わせて、適切なサイズのスロープを作りましょう。

3. 床材の変更

滑りやすい床材は、高齢犬にとって転倒のリスクを高めます。滑りにくい床材に変更することで、安全性を高めることができます。カーペットやマットなどを敷くのも良いでしょう。特に、フローリングなどの滑りやすい床材の場合は、必ず対策をしましょう。

4. トイレの場所

トイレの場所も重要です。愛犬にとって行きやすい場所にトイレを設置しましょう。また、高齢犬は排泄のコントロールが難しくなる場合があるので、こまめにトイレを掃除し、清潔に保つように心がけてください。

5. 室内での遊び

室内で過ごす時間が増えるため、室内で楽しめるおもちゃや遊びを用意しましょう。ぬいぐるみやボール、知育玩具など、愛犬が楽しめるものを選んであげましょう。ただし、高齢犬は体力に限りがあるので、無理強いせず、愛犬のペースに合わせて遊びましょう。

まとめ:愛犬との穏やかな時間を

高齢のゴールデンレトリバーが室内生活に適応するには時間と忍耐が必要です。焦らず、愛犬のペースに合わせて、安全で快適な環境を整えてあげることが大切です。愛犬が安心して過ごせる空間を作ることで、心身ともにリラックスできるようになり、自然と室内で過ごす時間が長くなるはずです。 獣医への相談も忘れずに行い、適切なケアを心がけましょう。

愛犬との穏やかな時間を過ごすために、一緒に頑張りましょう! 大切なのは、愛犬への愛情と、その愛情を伝える努力です。 愛犬の気持ちに寄り添い、ゆっくりと時間をかけて、新しい生活に慣れていくお手伝いをしましょう。

もし、どうしても室内で過ごせない場合は、庭に安全で暖かい小屋を用意するのも一つの方法です。しかし、その場合も、寒さ対策を万全に行い、定期的に様子を確認することが大切です。愛犬が安全で快適に過ごせるように、常に気を配りましょう。

犬と暮らせる部屋の相談バナー

犬と暮らせるお部屋、探します。

「ペット可物件」だけでは不安……。
DOGFRIENDLYでは、犬との暮らしを大切にした物件探しをお手伝いしています。
犬種や広さ、周辺環境など、どんなことでもお気軽にご相談ください。

     犬と暮らせる物件を探す

おすすめの記事