愛犬と女性が本を読むイラスト

犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

DOGFRIENDLYでは、犬との素敵な物語・愛犬の写真を本に収め、半永久的に思い出を残す活動を行っています。
愛犬との「暮らし」にまつわる思い出を本にしませんか?出版にかかる費用は0円です。
たくさんの「愛犬との暮らし」の投稿が集まったら一冊の本になり、「国会図書館」に納品されます。

投稿してみる

マンション暮らしと里親:子犬と成犬、どちらを選ぶ?

#保護犬 #子犬 #成犬
 
マンションに住んでて、先月から犬の大きさの決まりが無くなったので、大型犬も飼えるようになりました。里親会で気に入った犬が2匹いて決めかねています。一匹は黒柴ミックスの子犬、もう一匹はテリアミックスの中型犬(成犬)です。子犬は可愛いけど世話が大変そうだし、成犬は過去に虐待されていたようで心配です。どちらを選べば良いのか悩んでいます。

大切な家族の一員となる犬との出会いは、本当に嬉しい反面、迷うことも多いですよね。特に、子犬と成犬、どちらを選ぶかという問題は、多くの里親候補の方が直面する大きな課題です。今回は、マンション暮らしをされているあなたのために、子犬と成犬それぞれのメリット・デメリットを比較し、最適な選択を導き出すお手伝いをさせていただきます。

子犬の魅力と現実:可愛いけれど…

黒柴ミックスの子犬は、確かに魅力的です。愛らしい姿と、これから一緒に成長していく喜びは、想像するだけで心が躍りますよね。しかし、子犬を迎えるということは、24時間365日の責任を負うことを意味します。特に、初めて保護犬を飼うというあなたにとって、子犬の飼育は、想像以上に大変な道のりになるかもしれません。

子犬の飼育:時間と労力の必要性

子犬は、トイレトレーニング、噛み癖の改善、社会化など、多くのしつけが必要です。毎日、時間と労力をかけて、根気強くトレーニングに取り組む必要があります。仕事で忙しいあなたにとって、子犬の世話は大きな負担となる可能性があります。昼休みを利用して帰宅する、という選択肢も考えられますが、毎日それが可能かどうか、そして、その短い時間の中で十分なケアができるか、よく検討する必要があります。子犬期のしつけは、将来の犬との生活の質を大きく左右します。 しっかりとしたトレーニングが、あなたと子犬、そしてご近所さんとの良好な関係を築く上で不可欠です。

子犬の飼育:経済的な負担

子犬の飼育には、初期費用だけでなく、継続的な費用も必要です。ワクチン接種、健康診断、フード代、おもちゃ代など、予想外の出費も発生する可能性があります。経済的な余裕を確保し、計画的に費用を立てておくことが重要です。

成犬の温かさ:過去の傷を癒す喜び

一方、テリアミックスの中型犬は、過去に辛い経験をしているものの、既にトイレトレーニングや基本的な社会化は済んでいる可能性が高いです。そのため、子犬に比べて、飼育は比較的容易かもしれません。もちろん、過去に虐待を受けていたという事実を踏まえ、慎重な対応が必要です。しかし、あなたとの信頼関係を築き、幸せな生活を送らせることができれば、それはかけがえのない喜びとなるでしょう。

成犬の飼育:時間と労力の軽減

成犬は、子犬に比べて、落ち着いており、しつけにそれほど時間をかけなくても良い場合があります。既に確立された生活習慣があるため、あなたの生活リズムに合わせやすいでしょう。週3日のパート勤務であれば、成犬の方が、時間的な負担は少ないと言えるかもしれません。

成犬の飼育:信頼関係の構築

過去に虐待を受けていた成犬は、人に対して警戒心が強い場合があります。しかし、時間をかけて愛情を注ぎ、信頼関係を築くことができれば、あなたへの深い愛情で応えてくれるでしょう。この信頼関係を築く過程は、あなたにとって、大きな学びと感動を与えてくれるはずです。 成犬の心を解き放つ喜びは、子犬とはまた違った感動があります。

マンションでの飼育:環境と配慮

マンションでの飼育では、犬種や大きさだけでなく、近隣への配慮も重要です。吠え声や足音、臭いなど、近隣住民への影響を最小限に抑えるための工夫が必要です。大型犬であっても、1階に芝生のスペースがあるのは大きなメリットですが、それでも、定期的な散歩や、適切な室内での運動は不可欠です。また、管理規約をしっかり確認し、飼育に関するルールを遵守することも大切です。

騒音問題への対策

子犬は、活発に動き回ることが多いため、足音や鳴き声による騒音問題が発生する可能性があります。成犬であっても、突然の大きな音に驚いて吠えてしまう可能性があります。防音対策を施したり、近隣住民への挨拶をしっかり行うなど、騒音問題への配慮は必須です。近隣トラブルを防ぐために、事前に十分な準備をしておきましょう。

マンションでの生活:空間と設備

マンションの広さや設備も、犬の飼育に影響します。犬が快適に過ごせるだけの十分なスペースを確保できるか、また、犬用の設備(トイレ、ベッドなど)を置くスペースがあるかを確認しましょう。ベランダで飼われていた成犬は、屋内での生活に慣れるまでに時間がかかる可能性があります。その点も考慮して、ゆっくりと時間をかけて慣れていくようにサポートすることが大切です。

あなたの選択:大切なのは「共存」

どちらの犬を選ぶか、最終的な決定はあなた自身が行うべきです。しかし、大切なのは、あなたと犬が「共存」できるかどうかです。子犬は可愛く、成犬は落ち着いた魅力があります。どちらにもメリットとデメリットがあり、どちらを選ぶのが「正解」ということはありません。あなた自身の生活スタイル、時間、経済状況、そして、犬への愛情を考慮し、あなたにとって最適な選択をしてください。

今回のケースでは、週3日のパート勤務で、昼休みには帰宅できるという状況です。成犬は、既に基本的なしつけが済んでいる可能性が高く、時間的な負担が少ないかもしれません。しかし、過去のトラウマを抱えているため、時間をかけて信頼関係を築く必要があります。一方、子犬は、しつけに多くの時間と労力を必要としますが、あなたとの絆を育む喜びは計り知れません。どちらを選ぶにしても、事前に十分な情報収集を行い、覚悟を持って里親になることが重要です。

愛護団体の方々とよく相談し、それぞれの犬の性格や特徴、飼育環境などを丁寧に確認しましょう。そして、あなたと犬、そしてご家族が幸せに暮らせる選択をしてください。 新しい家族との生活が、あなたにとって素晴らしいものとなることを心から願っています。

犬と暮らせる部屋の相談バナー

犬と暮らせるお部屋、探します。

「ペット可物件」だけでは不安……。
DOGFRIENDLYでは、犬との暮らしを大切にした物件探しをお手伝いしています。
犬種や広さ、周辺環境など、どんなことでもお気軽にご相談ください。

     犬と暮らせる物件を探す

おすすめの記事