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ペット飼育による賃貸物件の損傷:修繕費用の負担割合について

#ペット可物件 #修繕費用 #賃貸トラブル
 
大家です。借主側の質問が多く恐縮です。不動産屋が正しいのか私が正しいのか判断をお願いします。アパート経営を始めてもうすぐ2年になります。今回退去された方の修繕費用で不動産屋ともめています。その方はダックスフンドを2匹飼っていました。不動産屋からは「しつけされているから大丈夫」と言われましたが、下の階からは夜中の騒音苦情、共用部の掃除もしてもらえず、部屋の中はおしっこだらけで、床にはワックスを何度もかけた跡が…建具は引き戸とドアが、下の部分からおしっこがしみてふやけて膨張し、戸車も錆びて回らない状態です。不動産屋は「経年劣化」を理由に借主負担を3割程度しか認めず、建具もクロスと同じ6年で計算していると言います。これは明らかな入居者の過失、注意義務違反だと思います。

賃貸物件でペットを飼う場合、どうしても避けられないのが、ペットによる室内の損傷です。特に、今回のケースのように、おしっこによる汚れや建具の損傷は、大家さんにとって大きな悩みの種となりますよね。 不動産会社との意見の食い違いは、多くの大家さんが経験する問題です。 この記事では、ペットによる損傷と修繕費用の負担割合について、具体的な解決策とアドバイスを提示します。

ペット飼育と賃貸契約:トラブルを防ぐためのポイント

まず、ペット飼育が認められる賃貸物件を選ぶ際に重要なのは、契約内容の確認です。ペット可物件であっても、飼育できるペットの種類や大きさ、数などに制限がある場合があります。また、敷金・礼金、修繕費用に関する規定も、契約書をよく読んで理解しておきましょう。 特に、ペットによる損傷に対する責任の所在や、修繕費用負担割合について明確に記載されているか確認することが重要です。

さらに、入居前に物件の状態を写真や動画で記録しておくことをおすすめします。万が一、退去時にペットによる損傷を巡ってトラブルになった場合、入居時の状態を証明する重要な証拠となります。 また、入居後も定期的に状態を確認し、問題があれば速やかに大家さんや不動産会社に報告しましょう。早期発見・早期対応が、トラブルを最小限に抑えることに繋がります。

建具の損傷:経年劣化と過失の線引き

今回のケースで問題となっている建具の損傷は、経年劣化と入居者の過失のどちらが原因なのか、判断が難しい点です。 不動産会社が「経年劣化」を理由に借主負担を少なくしようとするのは、よくあるケースです。 しかし、おしっこによる汚れや膨張、戸車の錆びは、明らかにペットの飼育状況と関連している可能性が高いと言えます。

判断基準としては、同様の物件で、ペットを飼育していない部屋に同様の損傷が見られるかどうかを確認することが重要です。もし、ペットを飼育していない部屋で同様の損傷が確認されない場合、ペットによる損傷の可能性が高まります。 また、専門業者に損傷状況を鑑定してもらうことも有効な手段です。鑑定結果を証拠として、不動産会社と交渉を進めることができます。

国土交通省ガイドラインと建具の修繕費用

国土交通省のガイドラインは、主にクロスなどの内装材の修繕費用に関するものです。建具は、ガイドラインの対象外となる場合が多いです。 不動産会社がガイドラインを根拠に建具の修繕費用を算出するのは、適切ではありません。 建具の修繕費用は、建具の種類や損傷の程度によって個別に判断する必要があります。

今回のケースでは、おしっこによる損傷が深刻なため、部分補修ではなく、建具の交換が最も適切な対応と考えられます。 不動産会社が「部分補修」を主張するのは、修繕費用を抑えたいという意図がある可能性があります。 しかし、部分補修では、根本的な解決にはならず、将来的に再び同じ問題が発生する可能性も高いです。

大家さんと不動産会社との連携

大家さんと不動産会社との連携は、円滑な賃貸経営に欠かせません。 今回のケースのように、意見が食い違う場合は、冷静に話し合い、お互いの立場を理解することが大切です。 必要に応じて、専門家(弁護士や不動産鑑定士など)に相談することも検討しましょう。

不動産会社は、大家さんの代理として、入居者との交渉やトラブル解決を支援する役割があります。 しかし、不動産会社の判断が必ずしも正しいとは限りません。 大家さん自身も、物件の管理や修繕費用に関する知識を深めることで、より適切な判断ができるようになります。

トラブルを未然に防ぐための対策

今後のトラブルを未然に防ぐためには、以下の対策が有効です。

特に、ペット飼育に関する規約を明確化することで、入居者と大家さんの間の認識のずれを防ぐことができます。 誓約書を作成することで、入居者にも責任を意識させることができます。 定期的な点検は、早期発見・早期対応に繋がり、大きな損害を防ぐことに繋がります。 損害保険に加入することで、万が一のトラブルにも備えることができます。

入居者との良好なコミュニケーションは、トラブルを未然に防ぐ上で非常に重要です。 定期的に連絡を取り合い、何か問題があればすぐに相談できる関係を築くことが大切です。 些細な問題でも放置せずに、早期に対応することで、大きなトラブルに発展するのを防ぐことができます。

まとめ:冷静な対応と適切な判断が重要

ペット飼育による賃貸物件の損傷は、大家さんにとって大きな負担となる場合があります。 しかし、冷静な対応と適切な判断をすることで、トラブルを最小限に抑えることができます。 今回のケースのように、不動産会社との意見が食い違う場合は、専門家の意見を聞きながら、冷静に交渉を進めることが重要です。 そして、今後のトラブルを未然に防ぐために、適切な対策を講じることも大切です。

大家さんにとって、大切なのは物件の維持管理と入居者との良好な関係です。 今回の経験を活かし、より円滑な賃貸経営を目指しましょう。

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