愛犬と女性が本を読むイラスト

犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

DOGFRIENDLYでは、犬との素敵な物語・愛犬の写真を本に収め、半永久的に思い出を残す活動を行っています。
愛犬との「暮らし」にまつわる思い出を本にしませんか?出版にかかる費用は0円です。
たくさんの「愛犬との暮らし」の投稿が集まったら一冊の本になり、「国会図書館」に納品されます。

投稿してみる

多頭飼いの犬同士のおもちゃの取り合いと解決策

#おもちゃの取り合い #多頭飼い #犬のしつけ
 
先月新しい子犬がうちに来ました。うちにはもう一匹犬がいて、4年間一緒に暮らしていました。新しい子犬と先住犬は同じ犬種です。新しい犬に、「ピーピー」鳴るゴム製のドーナツ型のおもちゃを買ってあげたら、先住犬がそれをくわえて、自分のハウスに隠していました。(うるさかったのかなと思っています)他にもいくつかおもちゃを買ったのですが(子犬に)、全部隠していました。おもちゃの共通点は全部ピーピー鳴ることです。それで今日子犬が先住犬のハウスに隠されていたおもちゃを見つけて、一瞬くわえようとしたら、先住犬が「クゥンクゥン」鳴き始めました。それで父がそのおもちゃを持って散歩に行き、おもちゃを投げたら、先住犬がそれをくわえて、言うことを聞かずに家まで帰ってきてしまいました。(普段は父によく従います)なんででしょう?どういう意味ですか?犬はいったい何がしたいんですか?どうしたら直りますか?困ってます。

多頭飼いの家庭では、おもちゃの取り合いはよくある悩みですよね。特に、新しい家族が増えた時や、同じ犬種で性格も似ている場合、資源(おもちゃや場所など)の奪い合いが起こりやすくなります。今回のケースでは、先住犬の行動に戸惑い、不安を感じていることと思います。でもご安心ください。この記事では、先住犬と子犬の、おもちゃをめぐるトラブルの原因と解決策を、具体的な事例を交えながらご説明します。

先住犬の行動の解釈

先住犬が新しいおもちゃを隠す、そして子犬がそれを取ろうとした時に鳴き、散歩中におもちゃをくわえて帰ってきた…これらの行動には、いくつかの理由が考えられます。

1. 資源防衛本能

犬は、自分の大切なもの(食べ物、寝床、おもちゃなど)を他の犬から守ろうとする資源防衛本能を持っています。特に、長年一緒に暮らしてきた愛犬にとって、新しい子犬は、自分の大切な資源を奪う存在に感じられるかもしれません。ピーピー鳴るおもちゃは、子犬にとって魅力的ですが、先住犬にとっては、騒音源であり、落ち着かないと感じている可能性もあります。そのため、先住犬は、自分の大切な「静寂」を守るために、おもちゃを隠したと考えられます。

2. ストレスと不安

新しい家族の加入は、先住犬にとって大きなストレスになります。生活環境の変化、新しい匂い、子犬との競争など、様々な要因がストレスとなり、不安定な行動を引き起こす可能性があります。おもちゃを隠す行為は、不安やストレスを解消するための、一種の自己防衛行動かもしれません。

3. 遊び方への不満

先住犬は、子犬とのおもちゃの取り合い方を理解していない可能性があります。子犬は、遊び方が少し乱暴な場合もあります。先住犬は、子犬の遊び方にストレスを感じ、その結果、おもちゃを隠すことで、自分のペースを守ろうとしているのかもしれません。子犬の遊び方が乱暴すぎる場合は、注意深く見守り、適切な遊び方を教え込む必要があります。

具体的な解決策

では、どうすればこの状況を改善できるのでしょうか?いくつかの具体的な解決策をご紹介します。

1. おもちゃを豊富に用意する

先住犬と子犬それぞれに、十分なおもちゃを用意しましょう。特に、先住犬が気に入っているおもちゃは、子犬が触れないように、安全な場所に保管するのも有効です。 種類も豊富に用意することで、おもちゃの取り合いを減らすことができます。ピーピー鳴らないおもちゃも用意し、子犬がピーピー鳴るおもちゃに執着しすぎないように工夫することも大切です。

2. 個別時間を作る

先住犬と子犬それぞれに、個別で遊ぶ時間を作ることで、お互いのストレスを軽減できます。先住犬には、子犬がいない時に、いつも通りの散歩や遊びをしてあげましょう。子犬には、先住犬がいない時に、新しいおもちゃで遊ばせてあげましょう。これにより、それぞれの犬が安心して過ごせる時間を作ることができます。

3. 交互に遊ぶ

先住犬と子犬が一緒に遊ぶ時は、おもちゃを交互に与え、どちらかが独占しないように注意しましょう。おもちゃの取り合いで喧嘩になりそうになったら、すぐに別の遊びに切り替えるなど、状況に応じて対応することが重要です。

4. 落ち着ける場所を作る

それぞれの犬が落ち着いて過ごせる、プライベートな空間を確保しましょう。ハウスやベッド、サークルなど、安心して過ごせる場所を用意することで、ストレスを軽減し、安心感を高めることができます。特に、先住犬は、新しい環境に慣れるまで時間がかかるため、落ち着ける場所を確保することが重要です。

5. しつけとトレーニング

必要に応じて、プロのドッグトレーナーに相談することも有効です。トレーナーは、犬の行動を理解し、適切なしつけやトレーニング方法をアドバイスしてくれます。特に、資源防衛本能が強い場合は、専門家の指導を受けることで、より効果的な解決策を見つけることができるでしょう。

まとめ

多頭飼いの犬同士のおもちゃの取り合いは、犬たちのストレスや不安が原因となることが多いです。おもちゃを豊富に用意したり、個別時間を作ったり、落ち着ける場所を確保したりすることで、状況を改善できます。それでも解決しない場合は、プロのドッグトレーナーに相談することをおすすめします。大切なのは、先住犬と子犬の両方が安心して暮らせる環境を作ることです。焦らず、根気強く対応することで、必ず解決できるはずです。 犬たちが仲良く、そして幸せに暮らせることを願っています。

犬と暮らせる部屋の相談バナー

犬と暮らせるお部屋、探します。

「ペット可物件」だけでは不安……。
DOGFRIENDLYでは、犬との暮らしを大切にした物件探しをお手伝いしています。
犬種や広さ、周辺環境など、どんなことでもお気軽にご相談ください。

     犬と暮らせる物件を探す

おすすめの記事