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高齢犬の介護:食事と健康状態の確認

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高齢犬の介護:食事と健康状態の確認

ご両親が大切に育ててこられた老犬の健康状態を心配されているとのこと、お気持ちお察しします。14年間もの間、愛情を注ぎ育ててこられた犬への深い愛情が伝わってきます。高齢犬の介護は、想像以上に大変なものです。特に、視覚や聴覚の衰え、認知機能の低下など、複数の問題を抱えている場合は、適切な対応が求められます。

ご質問にあるように、食欲不振やボーッとしている状態、そして足腰の弱りなどは、高齢犬によく見られる症状です。7月末の獣医さんの診察で「年相応」との診断だったとのことですが、状況が変化しているようでしたら、再度診察を受けることを強くお勧めします。

高齢犬の食事:栄養バランスと嗜好性の両立

高齢犬の食事は、栄養バランス嗜好性の両方を考慮することが大切です。特に、食欲不振の犬に対しては、無理強いせず、犬が喜んで食べるものを与えることが重要です。 しかし、菓子パンなどの人の食べ物は、犬にとって塩分や糖分が多すぎるため、与えすぎると健康に悪影響を及ぼす可能性があります。腎臓や肝臓への負担も大きくなる可能性があります。

高齢犬に適した食事とは?

獣医さんと相談の上、高齢犬用のフードを選ぶことをお勧めします。高齢犬用のフードは、消化吸収に配慮した成分配合になっており、低脂肪・高タンパクのものが多いです。また、嗜好性を高めるために、様々なフレーバーや形状のものが販売されています。もし、市販のフードを食べてくれない場合は、少量でも良いので、栄養価の高いものを与えるようにしましょう。例えば、茹でた鶏むね肉や、柔らかく煮込んだ野菜などを少量ずつ試してみるのも良いかもしれません。

さらに、水分補給も非常に重要です。高齢犬は脱水症状を起こしやすいので、常に新鮮な水を用意しておきましょう。水飲みが悪い場合は、スープ状の食事を与えたり、少量ずつこまめに与える工夫も必要です。

認知機能の低下と行動の変化への対応

高齢犬の認知機能の低下は、犬の認知機能障害(CCD)の可能性があります。CCDは、人間の高齢者で起こる認知症と似た症状で、徘徊や夜鳴き、排泄の失敗などが起こることがあります。雨の中を寝てしまうという状況も、CCDの症状の一つかもしれません。

CCDの症状と対応策

CCDの症状は犬によって様々ですが、落ち着きがない、夜鳴きをする、場所が分からなくなる、排泄の失敗をする、攻撃的になるなどがあります。ご両親の犬の場合、視覚と聴覚の衰えも加わっているため、より不安定になっている可能性があります。

CCDの治療薬もありますが、根本的な治療法はありません。しかし、環境を整えることで、症状を軽減することができます。例えば、安全で落ち着ける場所を用意したり、規則正しい生活リズムを保つことが大切です。

安全な環境づくり

リードを外して寝かせているとのことですが、もし夜間に徘徊するようであれば、サークルを使用するのも良いかもしれません。サークル内であれば、安全に過ごせるだけでなく、落ち着ける空間を提供できます。また、滑りにくい床材を使用するなど、足腰への負担を軽減する工夫も必要です。

さらに、視覚・聴覚のサポートも重要です。視覚が衰えている場合は、明るい照明を確保したり、音で注意を促す工夫が必要です。聴覚が衰えている場合は、手触りでコミュニケーションをとったり、身体で優しく触れて安心感を与えることが大切です。

獣医さんとの連携

ご両親には、再度獣医さんに相談することをお勧めしてください。CCDの疑いがあること、食欲不振や足腰の弱りについて、詳しく説明し、適切なアドバイスを求めましょう。獣医さんは、犬の状態を詳しく診察し、適切な治療やケアの方法を提案してくれます。 必要であれば、血液検査などの検査を受けることも検討しましょう。

また、動物病院での定期的な健康診断も重要です。早期に病気を発見することで、進行を遅らせたり、適切な治療を行うことができます。定期的な健康診断は、愛犬の健康を守る上で非常に有効な手段です。

まとめ:愛情と適切なケアで最期まで寄り添う

14年間も一緒に過ごしてきた愛犬との別れは、想像を絶する悲しみをもたらすでしょう。しかし、最期の時間を少しでも穏やかに、そして愛犬にとって幸せな時間にするために、できる限りのことをしてあげることが大切です。適切な食事、安全な環境、そして獣医さんとの連携をしっかりと行い、愛犬の残りの時間を大切に過ごしてください。ご両親と協力し、愛犬に寄り添い、最期まで愛情を注いであげましょう。

ご両親が愛犬に与えている愛情は、きっと愛犬にとって大きな支えになっているはずです。その愛情を忘れずに、適切なケアを続けることで、愛犬はきっと幸せな時間を過ごせるでしょう。そして、その時間は、ご家族にとってもかけがえのない思い出となるはずです。

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