今回のご相談は、非常に複雑で多くの要素が絡み合っていますね。まず、ご自身のADHD、過去のDV被害、そして現在の夫との関係における金銭問題や暴力、さらに犬との相性の問題が重なり、精神的に追い詰められている状況が伝わってきます。
結論から申し上げますと、お金の問題を完全に諦めるべきかどうかは、もう少し慎重に検討する必要があります。しかし、ご自身の安全と精神的な健康を最優先に考えるならば、離婚も視野に入れるべきでしょう。
なぜなら、現在の状況はあなたにとって非常に有害であり、改善の見込みが薄いように思われるからです。以下に、具体的なアドバイスと、今後の選択肢を検討するための情報を提供します。
まず、問題を整理しましょう。今回のケースでは、以下の点が主な問題として挙げられます。
金銭問題: 夫が生活費を入れない。
暴力: 夫からの身体的暴力(パンチ、蹴り)。
精神的虐待: 夫からの暴言や人格否定。
犬との相性: 犬が物を壊す、犬への対応を巡る意見の対立。
ADHD: ご自身のADHDによる生活の困難さ。
夫婦関係の破綻: コミュニケーション不全、相互不信。
これらの問題が複合的に絡み合い、あなたの精神状態を悪化させていると考えられます。
もし離婚を決意した場合、以下のステップで進めることをお勧めします。
まず、夫からの暴力や暴言、生活費を入れない事実など、離婚を有利に進めるための証拠を集めましょう。
暴力の証拠: 診断書、怪我の写真、暴力を振るわれた状況を記録した日記など。
暴言の証拠: 録音データ、暴言の内容を記録したメモ。
金銭問題の証拠: 生活費が支払われていないことがわかる通帳の記録、家計簿など。
犬に関する問題の記録: 犬が物を壊した写真、犬の世話に関するやり取りの記録。
これらの証拠は、調停や裁判であなたの主張を裏付ける重要な材料となります。
安全な場所を確保しましょう。実家、友人宅、または一時的な避難場所(シェルターなど)も検討してください。別居することで、物理的に距離を置き、冷静に状況を判断できるようになります。
犬を飼っている場合、別居先の確保は難しいかもしれません。しかし、犬同伴可能なシェルターや、一時的に犬を預かってくれる施設もあります。自治体の相談窓口や動物愛護団体に相談してみましょう。
以前に弁護士に相談されたとのことですが、再度、別の弁護士に相談することをお勧めします。初回無料相談などを利用して、複数の弁護士から意見を聞くことで、より適切なアドバイスを得ることができます。
弁護士には、現在の状況を詳しく説明し、離婚した場合の見通し、慰謝料や財産分与、養育費(もしお子さんがいる場合)などについて確認しましょう。
弁護士と相談の上、調停を申し立てるかどうかを検討しましょう。調停は、裁判所を介して夫婦間で話し合いを行う手続きです。調停委員が間に入ってくれるため、冷静に話し合いを進めることができます。
ただし、相手が調停に出席しない場合や、話し合いがまとまらない場合は、裁判に移行することになります。
離婚後の生活について、具体的な計画を立てましょう。
住居: 賃貸物件を探す、実家に戻るなど、住む場所を確保します。犬と暮らせる賃貸物件を探す場合は、ペット可の物件に特化した不動産サイトを利用すると便利です。
仕事: 現在休職中とのことですが、復職に向けて準備を始めましょう。職業訓練や就労支援なども活用し、安定した収入を得られるようにしましょう。
経済的自立: 離婚後の生活費、養育費(もしお子さんがいる場合)などを計算し、経済的に自立できるように計画を立てましょう。
精神的なサポート: カウンセリングや自助グループなどを利用し、精神的なケアを行いましょう。ADHDの特性についても理解を深め、生活の困難さを軽減するための方法を学びましょう。
ご主人が支払うべきお金(車のローン、生活費など)を諦めるべきかどうかは、難しい判断です。
もし、これらの金額が少額であり、裁判や調停にかかる費用や時間を考慮すると、諦めた方が精神的な負担が少ないという場合もあります。
しかし、金額が大きい場合や、ご自身の権利を主張したいという気持ちが強い場合は、弁護士と相談の上、請求することを検討しましょう。
ただし、相手が支払いを拒否する場合や、支払い能力がない場合は、回収が難しいこともあります。弁護士とよく相談し、費用対効果を検討した上で判断しましょう。
犬との相性が悪いことが、夫婦関係の悪化の一因となっていることは間違いありません。
もし離婚した場合、犬の所有権がどうなるかについても、話し合いが必要です。
犬を飼うことが難しい場合は、里親を探すことも検討しましょう。動物愛護団体などに相談すれば、適切な里親を見つけることができます。
ご自身のADHDについて、理解を深め、適切な支援を受けることも重要です。
専門医の受診: 定期的に専門医を受診し、薬物療法やカウンセリングを受けましょう。
生活習慣の見直し: バランスの取れた食事、十分な睡眠、適度な運動を心がけましょう。
環境の整備: 片付けやすい収納を作る、集中できるスペースを確保するなど、ADHDの特性に合わせた環境を整えましょう。
支援サービスの利用: ADHDの当事者会や支援団体に参加し、情報交換や交流を行いましょう。
一人で抱え込まず、周囲のサポートを積極的に求めましょう。
家族や友人: 信頼できる家族や友人に相談し、話を聞いてもらいましょう。
専門家: カウンセラーや精神科医など、専門家のサポートを受けましょう。
支援団体: DV被害者支援団体や、ADHDの支援団体など、適切な支援団体に相談しましょう。
行政の窓口: 市町村の福祉課や相談窓口に相談し、利用できる制度やサービスについて教えてもらいましょう。
最後に、最も大切なことは、ご自身の心と体を大切にすることです。
つらい状況から抜け出すためには、まずご自身を大切にすることが必要です。
休息: 十分な休息を取り、心身を休めましょう。
趣味: 好きなことや楽しいことを見つけ、積極的に行いましょう。
自己肯定感: 自分を責めず、ありのままの自分を受け入れましょう。
未来への希望: 未来に希望を持ち、前向きな気持ちで過ごしましょう。
今回の相談内容は非常に深刻であり、解決には時間と労力がかかるかもしれません。しかし、一歩ずつ着実に進んでいけば、必ず状況は改善します。
困難な状況ではありますが、諦めずに、ご自身の幸せのために行動してください。応援しています。