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愛犬トイプードルの夜鳴き、原因と対策を徹底解説!【犬の専門家監修】

#犬のしつけ
 

夜鳴きでお困りとのこと、心中お察しいたします。せっかく可愛いトイプードルちゃんと暮らせる賃貸を見つけたのに、夜鳴きが続くと、飼い主さんもゆっくり眠れませんし、近隣への影響も気になりますよね。今回は、10ヶ月のトイプードルちゃんの夜鳴きの原因と対策について、詳しく解説していきます。

まずは、今回のご相談内容を確認しましょう。

10ヶ月のトイプードルが急に夜泣きをするようになりました。お迎えしてから夜泣きすることはなかったのですが、この2週間程毎日夜泣きをします。最初の頃は5時、4時だったのですが最近は2時や3時で、大体夜中のうちに2〜3回程あります。最初の頃はお腹が空いているのかなと思いいつも食べている時間の夜ご飯を減らして、寝る前にその残りを上げたりしていましたが全く効果がありませんでした。あまりにもうるさいので無視できず(賃貸マンションなのもあり)起きて、リビングで30分程寝たりするのですが、リビングに来たら満足なのか特に一緒にくっついて寝るとかはなく1人で遊んでいます。30分くらい経ってたからまた寝室に戻ると大体1〜2時間以内には鳴き始めます。リビングと寝室が隣なので、寝室のドアをあけて柵を付けて通れないようにはなっているのですが、一応寝ているのが犬から見えるようになっています。夜泣きの対策はありますか?また原因はなんなのでしょうか…

ケーススタディ:夜鳴きの原因を特定し、解決策を見つけ出す

今回のケースでは、10ヶ月のトイプードルちゃんが、今まで夜鳴きをしなかったのに、急に夜鳴きをするようになったという点がポイントです。考えられる原因と対策を一つずつ見ていきましょう。

1. 環境の変化とストレス

犬は環境の変化に敏感です。
引っ越し:最近引っ越しをした場合は、新しい環境に慣れるまで夜鳴きをすることがあります。
家具の配置換え:部屋の模様替えも、犬にとっては大きな変化です。
家族構成の変化:新しい家族が増えたり、誰かが家を出たりした場合も、ストレスを感じることがあります。
騒音:工事の音や近隣の生活音など、今までなかった騒音がストレスになっている可能性もあります。

対策
安心できる場所を作る:ケージやクレートなど、犬が安心して休める場所を用意しましょう。
リラックスできる環境を整える:静かな音楽をかけたり、アロマディフューザーでリラックス効果のある香りを焚いたりするのも効果的です。
スキンシップを増やす:積極的に触れ合ったり、優しく声をかけたりして、安心感を与えましょう。

2. 体調不良

体調が悪いと、夜鳴きをすることがあります。
痛み:関節の痛みや内臓の不調など、どこかに痛みがあるのかもしれません。
かゆみ:皮膚炎やアレルギーなどで、かゆみを感じている可能性もあります。
消化不良:食べたものが合わなかったり、消化不良を起こしたりしているのかもしれません。

対策
動物病院を受診する:夜鳴きが続く場合は、一度動物病院で診てもらいましょう。
食事を見直す:アレルギーの原因となる食材を避けたり、消化の良い食事に変えたりするのも有効です。

3. 運動不足

日中の運動量が足りないと、夜にエネルギーが有り余って夜鳴きをすることがあります。
散歩時間の不足:散歩の時間が短かったり、回数が少なかったりすると、運動不足になることがあります。
遊びの不足:散歩だけでなく、室内での遊びも大切です。
刺激の不足:毎日同じコースを散歩するだけでなく、たまには違う場所へ行ってみるのも良いでしょう。

対策
散歩時間を増やす:散歩の時間を増やしたり、回数を増やしたりして、十分に運動させましょう。
遊びを取り入れる:ボール遊びや引っ張りっこなど、犬が楽しめる遊びを取り入れましょう。
知育玩具を活用する:知育玩具を使って、脳を刺激するのも効果的です。

4. 分離不安

飼い主さんと離れることに不安を感じて、夜鳴きをすることがあります。
過保護:普段から過保護に育てていると、分離不安になりやすい傾向があります。
留守番時間の増加:最近、留守番時間が増えた場合は、分離不安になっている可能性があります。
過去のトラウマ:過去に辛い経験をした犬は、分離不安になりやすいことがあります。

対策
自立心を育む:普段から少しずつ自立心を育むようにしましょう。
留守番の練習をする:短時間から留守番の練習を始め、徐々に時間を延ばしていきましょう。
専門家の助けを借りる:分離不安がひどい場合は、獣医行動診療科を受診するのも一つの方法です。

5. 要求吠え

何か要求がある時に、夜鳴きをすることがあります。
お腹が空いた:夜ご飯の時間が遅かったり、量が少なかったりすると、お腹が空いて夜鳴きをすることがあります。
トイレに行きたい:トイレが近かったり、我慢できなかったりすると、夜鳴きをすることがあります。
遊びたい:エネルギーが有り余っていて、遊びたい気持ちから夜鳴きをすることがあります。

対策
食事の時間と量を調整する:夜ご飯の時間を早めたり、量を増やしたりしてみましょう。
寝る前にトイレに行かせる:寝る前に必ずトイレに行かせるようにしましょう。
無視する:要求吠えに応えてしまうと、夜鳴きがエスカレートする可能性があります。

6. 発情期

メスの犬は、発情期になると夜鳴きをすることがあります。
ホルモンバランスの変化:発情期には、ホルモンバランスが大きく変化します。
オスを求める:オスを求めて、夜鳴きをすることがあります。

対策
避妊手術を検討する:避妊手術をすることで、発情期の夜鳴きを抑えることができます。

7. 認知症

高齢の犬は、認知症によって夜鳴きをすることがあります。
昼夜逆転:昼夜逆転して、夜に活動的になることがあります。
見当識障害:自分がどこにいるのか分からなくなり、不安になって夜鳴きをすることがあります。

対策
動物病院を受診する:認知症の治療薬やサプリメントを処方してもらうことができます。
生活環境を整える:夜に安心して過ごせるように、照明をつけたり、静かな環境を整えたりしましょう。

今回のケースの考察

今回のご相談内容から考えると、以下の点が考えられます。
環境の変化:お迎えしてから夜鳴きをしなかったのに、最近になって夜鳴きをするようになったことから、何か環境の変化があったのかもしれません。
運動不足:日中はドッグランに行っているとのことですが、それだけでは運動量が足りない可能性もあります。
要求吠え:夜鳴きをすると飼い主さんが起きてきてくれることを学習して、要求吠えをしているのかもしれません。

具体的な対策

上記の考察を踏まえて、具体的な対策を提案します。

1. 環境の見直し
ケージやクレートなど、犬が安心して休める場所を用意しましょう。
リラックスできる環境を整えましょう。
騒音対策をしましょう。
2. 運動量の確保
散歩時間を増やしたり、回数を増やしたりして、十分に運動させましょう。
遊びを取り入れましょう。
知育玩具を活用しましょう。
3. 要求吠えへの対処
夜鳴きをしても、絶対に構わないようにしましょう。
夜鳴きが収まったら、褒めてあげましょう。
4. 動物病院の受診
夜鳴きが続く場合は、一度動物病院で診てもらいましょう。

専門家からのアドバイス

犬の夜鳴きは、原因を特定することが重要です。今回のケースでは、環境の変化、運動不足、要求吠えなどが考えられます。まずは、上記の対策を試してみて、それでも改善しない場合は、動物病院を受診することをおすすめします。

また、犬の夜鳴きは、飼い主さんにとっても大きな負担になります。一人で悩まずに、獣医さんやドッグトレーナーなど、専門家の助けを借りることも検討しましょう。

まとめ

愛犬の夜鳴きは、飼い主さんにとって大きな悩みですが、原因を特定して適切な対策を講じることで、改善することができます。今回の記事が、少しでもお役に立てれば幸いです。

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