フローリングの隙間、気になりますよね。特に小さなお子さんやワンちゃんがいると、安全面も気になるところ。今回は、賃貸でもできる、安全で簡単なフローリングの隙間埋めDIYについて、徹底的に解説します!
結論から言うと、お子様とワンちゃんがいるご家庭でも安心して使える、DIY可能なフローリングの隙間埋め材はあります! ただし、いくつかの注意点と選び方のポイントがありますので、詳しく見ていきましょう。
まず、フローリングの隙間を放置することのリスクについて確認しておきましょう。
見た目の問題:隙間があるだけで、部屋全体の印象が古く、汚く見えてしまいます。
衛生面の問題:隙間にホコリやゴミが溜まりやすく、ダニやカビの温床になる可能性があります。特に小さなお子さんやペットがいる場合は、アレルギーの原因になることも。
安全面の問題:隙間に足を取られたり、小さなものが挟まって思わぬ事故につながることも考えられます。
建物の劣化:隙間から湿気が入り込み、フローリングや床下を腐らせる原因になることがあります。
DIYで隙間を埋める前に、必ず確認しておきたいポイントがいくつかあります。
1. 賃貸契約の確認
まず、賃貸契約書を確認し、DIYが許可されているか確認しましょう。無許可でDIYを行うと、退去時に原状回復費用を請求される可能性があります。管理会社や大家さんに事前に相談するのがおすすめです。
2. 隙間の状態の確認
隙間の幅、深さ、数などを確認しましょう。隙間の状態によって、適切な補修材や方法が変わってきます。
3. フローリング材の確認
フローリングの素材を確認しましょう。無垢材、複合フローリングなど、素材によって適切な補修材が異なります。
小さなお子さんやワンちゃんがいるご家庭では、特に安全な補修材を選ぶことが重要です。以下のポイントを参考に、適切な補修材を選びましょう。
成分:自然素材や、ホルムアルデヒドなどの有害物質を含まないものを選びましょう。
臭い:できるだけ臭いの少ないものを選びましょう。特にワンちゃんは人間よりも嗅覚が優れているため、刺激の強い臭いは避けるべきです。
安全性:口に入れても安全な成分でできているか確認しましょう。小さなお子さんやペットが誤って口に入れてしまう可能性も考慮して、安全性の高いものを選ぶことが大切です。
耐久性:ある程度の耐久性があるものを選びましょう。すぐに剥がれてしまうようでは、何度も補修が必要になってしまいます。
施工性:DIY初心者でも扱いやすいものを選びましょう。
上記の選び方を踏まえて、おすすめの隙間埋め材をいくつかご紹介します。
1. 木工用パテ
木材の隙間やヒビを埋めるのに適したパテです。水性で安全なものを選びましょう。
メリット:
扱いやすい
乾燥後の収縮が少ない
着色できる
デメリット:
乾燥に時間がかかる
深い隙間には不向き
2. シリコンシーラント
防水性・気密性に優れたシーラントです。水回りの隙間埋めにも適しています。
メリット:
防水性が高い
柔軟性がある
デメリット:
臭いが強いものがある
塗装ができない
3. アクリル系シーリング材
水性で安全なシーリング材です。木材との相性が良く、塗装も可能です。
メリット:
水性で安全
塗装可能
デメリット:
シリコン系に比べて防水性が低い
乾燥後の収縮がある
4. 隙間テープ
手軽に使える隙間テープです。フローリングの色に合わせて選ぶことができます。
メリット:
手軽に使える
様々な色がある
デメリット:
耐久性が低い
見た目が気になる場合がある
5. 蜜蝋(ミツロウ)クレヨン
自然素材でできたクレヨンです。フローリングの傷や小さな隙間を埋めるのに適しています。
メリット:
自然素材で安全
手軽に使える
デメリット:
耐久性が低い
色が限られている
ここでは、木工用パテを使った隙間埋めの手順を解説します。
準備するもの
木工用パテ
パテベラ
マスキングテープ
サンドペーパー
雑巾
軍手
手順
1. 隙間の清掃
隙間に入り込んだホコリやゴミを、掃除機やブラシで丁寧に取り除きます。
2. マスキング
隙間の周りにマスキングテープを貼ります。こうすることで、パテが余計な場所に付着するのを防ぎます。
3. パテの塗布
パテベラを使って、隙間にパテを丁寧に埋め込みます。隙間が深い場合は、一度に埋め込まず、数回に分けて埋め込むと綺麗に仕上がります。
4. パテの均し
パテベラで表面を平らにならします。余分なパテは拭き取りましょう。
5. 乾燥
パテが完全に乾燥するまで待ちます。乾燥時間はパテの種類によって異なりますので、説明書をよく読んでください。
6. 研磨
乾燥後、サンドペーパーで表面を滑らかに研磨します。
7. マスキングテープの剥がし
マスキングテープを剥がします。
8. 仕上げ
必要に応じて、着色やニス塗りをします。
焦らず丁寧に:急いで作業すると、仕上がりが雑になってしまいます。焦らず、丁寧に作業しましょう。
換気をしっかり:パテやシーリング材を使用する際は、換気をしっかり行いましょう。
試し塗り:目立たない場所で試し塗りをして、色や仕上がりを確認しましょう。
安全対策:軍手やマスクを着用し、安全に作業しましょう。
DIYに自信がない場合や、広範囲の補修が必要な場合は、プロに依頼するのも一つの選択肢です。専門業者に依頼すれば、確実な仕上がりを期待できます。
業者選びのポイント
実績:フローリング補修の実績が豊富な業者を選びましょう。
見積もり:複数の業者から見積もりを取り、料金やサービス内容を比較しましょう。
口コミ:インターネットなどで口コミを調べて、評判の良い業者を選びましょう。
保証:アフターフォローや保証制度がある業者を選びましょう。
フローリングの隙間は、放置すると様々な問題を引き起こす可能性があります。小さなお子さんやワンちゃんがいるご家庭では、特に安全な補修材を選び、早めに補修することをおすすめします。DIYに自信がない場合は、プロに依頼するのも良いでしょう。
今回の記事が、皆様の快適な犬との暮らしのお役に立てれば幸いです。