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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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犬がいる家庭でのラッカー塗装:匂い対策と安全な環境づくり

#犬の健康
 

ガンプラのエアブラシ塗装、楽しいですよね!でも、ラッカー塗料の匂いは気になるところ。特に、大切な愛犬との生活空間では、安全面も考慮したいですよね。今回は、ラッカー塗料の匂いの程度や、犬への影響、そして安全に塗装するための対策について、詳しく解説します。

まずは結論から。ラッカー塗料は、水性塗料に比べて匂いが強く、換気対策をしっかり行わないと、犬だけでなく人間にも健康被害を及ぼす可能性があります。しかし、適切な対策を講じれば、犬との生活を楽しみながら、ラッカー塗装も可能です。

ガンプラのエアブラシ塗装について質問です。ラッカー塗料の匂いがどの程度なのか気になります。現在水性ホビーカラー+専用薄め液、塗装ブース全開で塗装していまして作業し終わってマスクを外した時の匂いと言えば「あー、うん、匂いするね」くらいのレベルで2〜3時間程度窓全開にすれば匂いはほぼゼロになる環境です。今まで家族や近隣からクレームは貰った事が無いのですが、ラッカーを使った場合どの程度の匂いか、布団や衣類・壁紙等に匂いが染み付くのか、就寝時のみでも犬と一緒になる部屋だとそもそもラッカーはやめた方が良いのかご回答の程宜しくお願い致します。

環境:戸建て2階角部屋、隣家(ファミリー向けアパート)まで3〜4m、間取りはベランダ起点に縦長12畳、塗装ブースはベランダ窓近く、寝具はベランダから3m程度離れた場所

作業環境:レイウッドニトロコンプ v2 (0.15mpa)
塗装ブース :urlife 2基ファン「極」Dual-Pro
ハンドピース:クレオスプロコンboyWAプラチナ0.3

ラッカー塗料の匂い、実際のところどうなの?

ラッカー塗料の匂いは、水性塗料とは比較にならないほど強いです。例えるなら、マニキュアの除光液のような、ツンとした刺激臭が部屋中に充満するイメージです。水性塗料の「あー、うん、匂いするね」レベルとは全く異なり、換気を怠ると、数日間は匂いが残ることもあります。

特に、密閉性の高い部屋や、換気が不十分な環境では、匂いがこもりやすく、壁紙やカーテン、衣類などに匂いが染み付いてしまう可能性も高まります。

犬への影響は?絶対に避けたい健康リスク

犬は人間よりも嗅覚が優れているため、ラッカー塗料の匂いには敏感です。人間が「少し匂うな」と感じる程度でも、犬にとっては非常に強い刺激となり、以下のような健康被害を引き起こす可能性があります。
呼吸器系の異常: 咳、くしゃみ、鼻水、呼吸困難
神経系の異常: ふらつき、痙攣、意識障害
皮膚炎: 皮膚のかゆみ、発疹
食欲不振: 吐き気、嘔吐

最悪の場合、中毒症状を引き起こし、命に関わることもあります。特に、子犬や老犬、呼吸器系の疾患を持つ犬は、より影響を受けやすいので注意が必要です。

安全なラッカー塗装のために:5つの対策

愛犬の健康を守りながらラッカー塗装を楽しむためには、以下の対策を徹底しましょう。

1. 換気は徹底的に!

塗装中は、窓を全開にするのはもちろん、換気扇や空気清浄機をフル稼働させましょう。可能であれば、部屋全体を換気できる大型の換気扇を設置するのが理想的です。
質問者様は、すでに高性能な塗装ブースをお持ちですが、ラッカー塗料を使用する場合は、さらに強力な換気システムを導入することを検討しましょう。例えば、排気ダクトを窓の外に直接出すように工夫したり、活性炭フィルターを追加したりするのも効果的です。
2. 塗装場所は隔離!

犬が立ち入らない部屋で塗装するのがベストです。もし、同じ部屋で塗装する場合は、犬を別の部屋に移動させ、ドアを閉めて完全に隔離しましょう。
質問者様の環境では、ベランダから3m程度離れた場所に寝具があるとのことですが、念のため、寝具にもカバーをかけたり、空気清浄機を設置したりするなどの対策を講じましょう。
3. 保護具は必須!

塗装中は、防毒マスク、保護メガネ、手袋を必ず着用しましょう。防毒マスクは、有機溶剤対応の吸収缶を使用し、定期的に交換するようにしましょう。
また、作業着も使い捨てのものを使用するか、塗装専用のものを用意し、普段着とは分けて洗濯するようにしましょう。
4. 塗装後の換気も忘れずに!

塗装が終わった後も、最低2〜3時間は換気を続けましょう。可能であれば、一晩中換気扇を回しておくのが理想的です。
また、塗装に使用した道具や塗料の容器は、密閉して保管し、犬が触れない場所に保管しましょう。
5. 犬の様子を常に観察!

塗装中、または塗装後に、犬に異変が見られた場合は、すぐに動物病院を受診しましょう。
具体的には、咳、くしゃみ、鼻水、呼吸困難、ふらつき、痙攣、食欲不振などの症状が見られた場合は、注意が必要です。

プロのモデラーはどうしてる?安全対策のヒント

模型雑誌などで活躍するプロのモデラーAさんは、犬を飼っていますが、ラッカー塗装も頻繁に行っています。Aさんの安全対策は徹底しており、非常に参考になります。
専用の塗装ブース: Aさんは、自作の大型塗装ブースを使用しています。ブース内には、強力な換気扇と活性炭フィルターが設置されており、匂いを完全にシャットアウトしています。
エアブレス: 塗装中は、防毒マスクに加えて、エアブレスを使用しています。エアブレスは、外部から新鮮な空気を供給する装置で、防毒マスクの効果を高めることができます。
こまめな休憩: Aさんは、長時間連続して塗装することを避け、こまめに休憩を取るようにしています。休憩中は、部屋の空気を入れ替えたり、犬と触れ合ったりして、リフレッシュするようにしています。

Aさんは、「犬との生活と模型製作の両立は、工夫次第で十分に可能です。大切なのは、犬の安全を第一に考え、徹底した対策を講じることです」と語っています。

それでも心配なら:水性塗料への切り替えも検討

ラッカー塗料の匂いや健康への影響がどうしても気になる場合は、水性塗料への切り替えを検討してみましょう。最近の水性塗料は、性能が向上しており、ラッカー塗料に匹敵する仕上がりを実現できるものも増えています。

水性塗料であれば、匂いも少なく、犬への健康リスクも大幅に軽減できます。

まとめ:愛犬との安全な暮らしのために

ラッカー塗料は、確かに魅力的な塗料ですが、犬との生活空間で使用する場合は、十分な注意が必要です。換気、隔離、保護具、換気後の対策、犬の観察を徹底し、安全な環境を確保しましょう。

もし、少しでも不安を感じる場合は、水性塗料への切り替えも検討してみてください。愛犬との安全な暮らしを第一に考え、楽しい模型製作ライフを送りましょう!

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