あと、ここの管理人の人がとても対応が悪くあまり話したくないのですが、お世話になった不動産を通して聞いてもらうことは出来るのでしょうか?
賃貸物件でペットを飼う上で、最も重要なのはペット飼育の可否を事前に確認することです。無許可でペットを飼育した場合、契約違反となり、最悪の場合は退去を求められることもあります。今回は、デグーを飼いたいと考えている方が、賃貸マンションの契約書を元にペット可否を確認する方法と、管理会社との交渉について解説します。
この質問者様のように、契約時にペットを飼う予定がなかった場合でも、諦めずに確認してみましょう。
今回は、ペット共生型賃貸物件専門の不動産会社「わんライフ」のベテラン賃貸アドバイザーである犬山さんと、デグーを飼いたいと考えている相談者:猫田さんの仮想インタビュー形式で、疑問を解決していきます。
登場人物
犬山さん:「わんライフ」の賃貸アドバイザー。ペットに関する知識が豊富で、飼い主とペットが快適に暮らせる物件探しをサポート。
猫田さん:最近デグーに興味を持ち始めた賃貸マンションの住人。ペット可否が不明で困っている。
インタビュー開始
猫田さん:犬山さん、こんにちは。実は最近、デグーというげっ歯類を飼ってみたいと思っているのですが、今の賃貸マンションがペット可なのか分からなくて困っています。契約書には「犬、猫等は飼育禁止」と書いてあるのですが、デグーはどうなのでしょうか?
犬山さん:猫田さん、こんにちは。まず、契約書の文言を確認することが重要ですね。「犬、猫等」と記載されている場合、一般的には犬や猫以外のペットについては明確な規定がないことが多いです。しかし、「等」という言葉がどこまでを指すのかが問題となります。
猫田さん:なるほど。「等」ですか。具体的にどうすれば良いのでしょうか?
犬山さん:まずは、管理会社や大家さんに直接確認するのが確実です。契約書に記載されている内容だけでは判断が難しい場合、書面で確認を取ることをお勧めします。口頭での確認だけでは、後々トラブルになる可能性もありますので。
猫田さん:管理人の人が少し苦手で、できれば直接話したくないのですが…。不動産会社を通して聞いてもらうことはできますか?
犬山さん:もちろん、可能です。契約した不動産会社には、入居後のサポート義務もありますので、遠慮なく相談してください。不動産会社から管理会社へ確認してもらうことで、猫田さんの負担も軽減されますし、より正確な情報を得られる可能性もあります。
猫田さん:ありがとうございます!確認する際には、どのような点に注意すれば良いでしょうか?
犬山さん:確認する際には、以下の点を具体的に伝えることが重要です。
1. ペットの種類:デグーであること
2. 飼育方法:ケージ飼育であること、鳴き声や臭い対策を徹底すること
3. 近隣への配慮:迷惑をかけないように最大限の注意を払うこと
これらの情報を伝えることで、管理会社も具体的な判断がしやすくなります。
猫田さん:なるほど。具体的に伝えることが大切なのですね。もし、ペット不可だった場合は、諦めるしかないのでしょうか?
犬山さん:必ずしもそうとは限りません。ペット不可の物件でも、交渉次第で飼育が許可されるケースもあります。例えば、
デグーが人に危害を加える可能性が低いこと
鳴き声や臭い対策を徹底すること
ペット飼育に関する追加の契約条項を受け入れること
などを提案することで、大家さんの理解を得られる可能性があります。
猫田さん:交渉の余地があるのですね!勇気が出てきました。
犬山さん:はい、諦めずに交渉してみる価値はあります。ただし、交渉が難航する場合や、どうしてもペット飼育が許可されない場合は、ペット可の物件への引越しも検討する必要があります。
猫田さん:引越しも視野に入れる必要があるのですね。ペット可の物件を探す際の注意点はありますか?
犬山さん:ペット可の物件を探す際には、以下の点に注意しましょう。
1. ペットの種類や数:飼育可能なペットの種類や数に制限がないか確認する
2. ペットに関する規約:ペット飼育に関する規約(共用部分の利用、予防接種の義務など)を確認する
3. ペット共生設備:ペット専用の設備(足洗い場、ドッグランなど)があるか確認する
これらの点を確認することで、ペットと快適に暮らせる物件を見つけることができます。
猫田さん:とても参考になります!犬山さん、今日は本当にありがとうございました。
犬山さん:どういたしまして。猫田さんとデグーが、素敵な生活を送れることを願っています。
賃貸契約書には、ペット飼育に関する条項が必ず記載されています。しかし、その内容は物件によって異なり、曖昧な表現が使われていることもあります。ここでは、契約書を確認する際のポイントを解説します。
「ペット」の定義:契約書における「ペット」の定義を確認しましょう。犬や猫だけでなく、小鳥や魚、爬虫類なども含まれる場合があります。
禁止事項:禁止されているペットの種類や、飼育方法に関する規定を確認しましょう。
特約事項:ペット飼育に関する特約事項がある場合は、その内容をよく理解しましょう。追加の契約金や、退去時の清掃費用などが定められている場合があります。
管理会社との交渉は、ペット飼育の可否を左右する重要な要素です。ここでは、交渉を成功させるためのポイントを解説します。
1. 誠意を示す
まず、誠意をもって対応することが大切です。ペットを飼いたいという気持ちを丁寧に伝え、迷惑をかけないように最大限の努力をすることを約束しましょう。
2. 具体的な対策を提示する
鳴き声や臭い対策、衛生管理など、具体的な対策を提示することで、管理会社の不安を解消することができます。例えば、
防音ケージの設置
定期的な換気と清掃
消臭剤の使用
ペット保険への加入
などを提案してみましょう。
3. 書面での合意
口頭での合意だけでなく、書面での合意を得ることが重要です。合意内容を明確にし、後々のトラブルを避けるためにも、必ず書面で記録を残しましょう。
ペット共生型賃貸物件を専門に扱う「わんライフ」の代表であるAさんは、次のように語ります。
「ペットとの共生は、飼い主だけでなく、周りの住民や管理会社との協力があって初めて実現します。ペットを飼うということは、責任を持つということです。鳴き声や臭い対策、衛生管理など、周りの人に迷惑をかけないように最大限の努力をすることが大切です。また、管理会社とのコミュニケーションを密にし、信頼関係を築くことも重要です。」
賃貸マンションでのペット飼育は、事前の確認と交渉が不可欠です。契約書の内容をよく確認し、管理会社や大家さんと誠意をもって話し合いましょう。ペットとの共生は、飼い主だけでなく、周りの人々の理解と協力があって初めて実現します。諦めずに、まずは一歩踏み出してみましょう。