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聴覚障がいのある犬の購入後のトラブル:ペットショップとの交渉、どこまでが妥当?

#ペットショップ
 
ペットショップで50万円の犬を購入し、オプションなどを付けて最終的に70万円を支払いました。しかし、迎え入れた後に犬が難聴であることが判明。ペットショップからは生体価格の半額(25万円)を返金すると提案されました。友人に相談したところ、「難聴の犬を事前に告知されていたら25万円で買う人はいない。愛護団体から引き取る場合の手数料を考慮すると、もっと返金されても良いのではないか」と言われました。ペットショップの対応は妥当なのでしょうか?

この度は、大切な家族の一員であるワンちゃんとの出会い、おめでとうございます。しかし、その後の状況、心中お察しいたします。今回は、聴覚障がいのあるワンちゃんを迎えた際のペットショップとの交渉について、詳しく解説していきます。

結論から言うと、ペットショップからの「生体価格の半額返金」という提案が必ずしも妥当とは言えません。しかし、感情的にならず、冷静に、そして法律や専門家の意見を参考にしながら交渉を進めることが重要です。

ケーススタディ:Aさんの場合

Aさんは、念願だったトイプードルを近所のペットショップで購入しました。しかし、家に連れて帰って数日後、犬が全く反応しないことに気づき、動物病院で検査を受けた結果、先天性の難聴であることが判明しました。Aさんはすぐにペットショップに連絡し、今回のケースについて相談しました。

ペットショップの店長はAさんに謝罪し、犬の治療費を一部負担することを提案しました。しかし、Aさんは「この子が難聴であることを事前に知っていたら、購入しなかった」と主張し、犬の返品と全額返金を求めました。

話し合いは平行線をたどり、最終的にAさんは消費者センターに相談。消費者センターのアドバイスを受け、内容証明郵便でペットショップに改めて返金請求を行いました。

その後、ペットショップ側も弁護士に相談し、Aさんとの間で示談交渉が行われました。最終的に、Aさんは犬の返品はせず、ペットショップから犬の購入代金の一部と治療費相当の金額を受け取ることで合意しました。

聴覚障がいのある犬との生活:知っておくべきこと

聴覚障がいのある犬との生活は、健常な犬とは異なる配慮が必要です。しかし、適切な知識と愛情があれば、十分に幸せな生活を送ることができます。
視覚と触覚を最大限に活用する

聴覚の代わりに、視覚と触覚をコミュニケーションの手段として活用しましょう。ハンドサインやボディタッチで指示を伝えたり、アイコンタクトを意識したりすることが大切です。
安全な環境を整える

聴覚障がいのある犬は、周囲の状況を把握しにくいため、危険を察知するのが遅れることがあります。そのため、安全な環境を整えることが重要です。散歩中は必ずリードをつけ、危険な場所には近づかないようにしましょう。
肯定的な強化を心がける

聴覚障がいのある犬は、不安を感じやすい傾向があります。そのため、褒めたり撫でたりするなど、肯定的な強化を心がけましょう。成功体験を積み重ねることで、自信を持って生活できるようになります。

専門家からのアドバイス:動物行動学者のB先生

動物行動学者のB先生は、聴覚障がいのある犬との生活について、次のようにアドバイスしています。

「聴覚障がいのある犬は、特別な存在ではありません。他の犬と同じように、愛情と適切なケアが必要です。大切なのは、犬の個性を理解し、その子に合ったコミュニケーションの方法を見つけることです。焦らず、ゆっくりと関係を築いていきましょう。」

ペットショップとの交渉:5つのポイント

今回のケースでは、ペットショップとの交渉が重要になります。以下の5つのポイントを踏まえて、冷静に話し合いを進めましょう。

1. 契約内容を確認する

まずは、ペットショップとの間で交わした契約書をよく確認しましょう。生体保証の内容や、返品・返金に関する条項などが記載されているはずです。

2. 獣医の診断書を準備する

犬が難聴であることを証明する獣医の診断書を準備しましょう。診断書は、交渉の際に重要な証拠となります。

3. 消費者センターに相談する

ペットショップとの交渉が難航する場合は、消費者センターに相談してみましょう。専門家のアドバイスを受けることで、解決の糸口が見つかるかもしれません。

4. 内容証明郵便を送付する

ペットショップに対して、自分の要求を明確に伝えるために、内容証明郵便を送付することも有効です。内容証明郵便は、後々の証拠となります。

5. 弁護士に相談する

事態が複雑化している場合は、弁護士に相談することも検討しましょう。法律の専門家である弁護士は、あなたの権利を守り、適切なアドバイスをしてくれます。

【重要】感情的にならない

交渉の際、感情的になるのは避けましょう。冷静に、論理的に話を進めることが大切です。相手の立場も理解しようと努めながら、建設的な話し合いを心がけましょう。

Q&A:よくある質問

Q: ペットショップは難聴について知らなかったと主張しています。

A: ペットショップには、販売する犬の健康状態を把握する義務があります。難聴について知らなかったとしても、その責任を免れることはできません。
Q: 返金された金額で、聴覚障がいのある犬の訓練費用をまかなえますか?

A: 聴覚障がいのある犬の訓練は、専門的な知識と技術が必要です。返金された金額で十分な訓練を受けさせられるかどうか、事前に調べておくことをおすすめします。
Q: 他の犬種でも同じようなケースはありますか?

A: はい、犬種によっては遺伝的に難聴になりやすい犬種もいます。購入前に、犬種ごとの特性について調べておくことが大切です。

まとめ:愛犬との幸せな生活のために

今回は、聴覚障がいのある犬を購入した後のペットショップとの交渉について解説しました。今回のケースは、決して珍しいものではありません。しかし、適切な知識と対応があれば、解決することができます。

最も大切なことは、ワンちゃんへの愛情です。どんな困難があっても、ワンちゃんと一緒に乗り越え、幸せな生活を送ってください。

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