愛犬と女性が本を読むイラスト

犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

DOGFRIENDLYでは、犬との素敵な物語・愛犬の写真を本に収め、半永久的に思い出を残す活動を行っています。
愛犬との「暮らし」にまつわる思い出を本にしませんか?出版にかかる費用は0円です。
たくさんの「愛犬との暮らし」の投稿が集まったら一冊の本になり、「国会図書館」に納品されます。

投稿してみる

多頭飼育と育児の板挟み? ゴールデンミックス犬を迎えた妊娠中のあなたへ

#犬の飼育
 
第3子妊娠5ヶ月です。上の子がもうすぐ3歳、真ん中が1歳10ヶ月です。主人の知り合いのところで仔犬が7匹生まれたようで、そのうちの1匹を主人が引き取ってきました。ちなみに仔犬は1/23生まれで、まだ生後1ヶ月ちょっとです。住み家は賃貸の集合住宅、ペット可ですが飼う場合は敷金を追加で支払わなければなりません。そして問題は犬種です。雑種と聞いていますが、見たところゴールデンのように見えなくもない…でも、ゴールデンにしては白くて顔立ちが凛々しいので、ゴールデンと珍島犬のミックスあたりな気がしています。となると中〜大型犬になりますよね?私も主人も、実家で犬を飼っていた経験はありますが、お互い小型犬しか経験がありません。そして、約5ヶ月後には生まれる第3子と躾真っ只中の仔犬、イヤイヤ期の2歳児3歳児……手に負える気がしません。大型犬ともなると、それなりに散歩の時間も距離も必要になりますし、主人は朝4時〜夜9時までは家におらず、休日は月曜日のみ、ほぼ毎日全てをわたし一人がこなすことになります。これまで、自分の子供たちだけでもかなり手を焼いていたのに、それに加えて躾もできていない仔犬をしつけなければならないし、切迫早産の既往もあるので、自分の身も管理していかなければなりません。私は正直、不安でいっぱいです。この先どうしていくのがベストでしょうか。身勝手と思われるかもしれませんが私は、仔犬を引き取った先に返すことも考えています。どなたかご意見ください。

はじめに: 予期せぬ犬との生活、どう向き合う?

3人目のお子さんの妊娠中に、ご主人が仔犬を連れて帰ってくる。想像もしていなかった事態に、戸惑いと不安で押しつぶされそうな気持ち、本当によく分かります。しかも、犬種は中~大型犬の可能性があり、しつけもこれから。小さなお子さんたちのお世話に加え、ご自身の体調管理もしなければならない状況では、当然のことだと思います。

この記事では、そんな状況を乗り越えるための選択肢と、それぞれのメリット・デメリットを、犬の専門家としての視点と、同じように子育てと犬との生活を送る飼い主としての経験を交えながら、具体的にお伝えしていきます。

ケーススタディ: Aさんの場合 ~ 家族構成と犬種

Aさんのご家庭は、現在妊娠5ヶ月のAさんと、3歳と1歳10ヶ月のお子さん、そしてご主人の4人家族。そこに、生後1ヶ月ちょっとのゴールデンレトリバーと珍島犬のミックスと思われる仔犬が加わりました。住まいはペット可の賃貸集合住宅です。

Aさんの悩み

大型犬になる可能性があり、飼育スペースや運動量が心配
しつけの時間が取れるか不安
自身の体調管理(切迫早産の既往あり)との両立が難しい
多頭飼育と育児の両立に自信がない
経済的な負担が増えることへの懸念

選択肢1:仔犬を迎えて、家族として育てる

まずは、仔犬を家族として迎え、一緒に生活していくという選択肢について考えてみましょう。

メリット

子供たちの情操教育に良い影響を与える
犬との触れ合いは、子供たちの心の成長を促し、命の大切さを学ぶ機会になります。
家族の絆が深まる
犬は家族の一員として、喜びや癒しを与えてくれます。
犬を飼うことで、生活習慣が改善される
散歩のために外出する機会が増え、運動不足解消につながります。

デメリット

時間と労力がかかる
しつけや散歩、遊びなど、犬の世話には多くの時間と労力が必要です。
経済的な負担が大きい
食費、医療費、トリミング代など、犬を飼うにはお金がかかります。
住環境によっては飼育が難しい
集合住宅の場合、鳴き声や臭いなどで近隣住民に迷惑をかける可能性があります。
アレルギーの問題
家族の中に犬アレルギーの人がいる場合、飼育は難しいでしょう。

成功させるためのポイント

家族全員の協力体制を築く
犬の世話を分担し、協力して育てることで、負担を軽減できます。
しつけ教室やドッグトレーナーの利用を検討する
専門家のアドバイスを受けながら、正しいしつけを行うことが大切です。
犬との生活に必要な知識を学ぶ
犬種ごとの特性や飼育方法を理解し、適切なケアを行いましょう。
獣医さんと連携する
定期的な健康チェックや予防接種を受け、犬の健康管理を徹底しましょう。
ペット保険への加入を検討する
万が一の病気やケガに備え、経済的な負担を軽減することができます。

選択肢2:仔犬を元の場所に戻す、または里親を探す

次に、仔犬を元の場所に戻す、または里親を探すという選択肢について考えてみましょう。

メリット

時間的、精神的な負担が軽減される
育児と犬の世話の両立に悩む必要がなくなり、心身ともに余裕が生まれます。
経済的な負担がなくなる
犬の飼育にかかる費用を心配する必要がなくなります。
住環境の変化に対応できる
引っ越しや転勤など、ライフスタイルの変化に柔軟に対応できます。
犬にとってより良い環境を提供できる可能性がある
犬を飼う時間や経済的な余裕がある人に託すことで、犬にとってより幸せな生活を送れる可能性があります。

デメリット

罪悪感や後悔の念を抱く可能性がある
一度家族として迎え入れた犬を手放すことは、精神的な負担になることがあります。
子供たちが悲しむ可能性がある
犬との別れは、子供たちにとってつらい経験になるかもしれません。
里親探しに時間がかかる
信頼できる里親を見つけるには、時間と労力がかかる場合があります。

里親探しの注意点

信頼できる里親を探す
犬を大切に育ててくれる人を見つけるために、慎重に里親を選びましょう。
里親希望者の情報を詳しく確認する
家族構成、住環境、犬の飼育経験などを確認し、犬との相性を考慮しましょう。
譲渡後のフォローアップを行う
里親との連絡を取り合い、犬の様子を確認することで、安心して犬を託すことができます。
動物愛護団体や里親募集サイトを活用する
専門家のアドバイスを受けながら、適切な里親探しを行いましょう。

専門家からのアドバイス:後悔しないための決断

どちらの選択肢を選ぶにしても、大切なのは、ご家族全員が納得できる結論を出すことです。
ご夫婦でよく話し合う
お互いの気持ちや意見を尊重し、じっくりと話し合いましょう。
お子さんの気持ちも考慮する
犬との別れは、子供たちにとってつらい経験になるかもしれません。子供たちの気持ちに寄り添い、丁寧に説明しましょう。
専門家や経験者に相談する
獣医さんやドッグトレーナー、犬を飼っている友人などに相談し、客観的な意見を聞いてみましょう。
時間的な猶予を持って考える
焦らずに、じっくりと時間をかけて考え、後悔のない決断をしましょう。

決断のヒント:チェックリストで状況を整理

以下のチェックリストは、あなたの状況を整理し、決断をサポートするためのものです。

1. 犬の飼育にかかる時間と労力を確保できますか?
はい / いいえ
2. 犬の飼育にかかる経済的な負担に耐えられますか?
はい / いいえ
3. 住環境は犬の飼育に適していますか?
はい / いいえ
4. 家族の中に犬アレルギーの人はいますか?
はい / いいえ
5. 犬のしつけや健康管理に自信がありますか?
はい / いいえ
6. 犬との生活を楽しめますか?
はい / いいえ

「いいえ」が多い場合は、仔犬を元の場所に戻す、または里親を探すことを検討した方が良いかもしれません。

まとめ: あなたと犬、そして家族にとって最良の選択を

今回のケースでは、Aさんの置かれている状況を考えると、仔犬を元の場所に戻す、または里親を探すことも視野に入れるのが現実的な選択肢かもしれません。しかし、もし家族全員が協力して犬を育てていく覚悟があるなら、困難を乗り越えて、犬との幸せな生活を送ることも可能です。

どちらの選択肢を選ぶにしても、Aさんとご家族にとって、そして仔犬にとって、最良の選択となることを心から願っています。

犬と暮らせる部屋の相談バナー

犬と暮らせるお部屋、探します。

「ペット可物件」だけでは不安……。
DOGFRIENDLYでは、犬との暮らしを大切にした物件探しをお手伝いしています。
犬種や広さ、周辺環境など、どんなことでもお気軽にご相談ください。

     犬と暮らせる物件を探す

おすすめの記事