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犬と暮らす賃貸の退去費用、内装業者さんの見積もりは妥当?壁紙の負担についても解説

#退去費用
 
ペット可物件に6〜7年入居しています。先日、隣人が引っ越した際、内装業者さんに部屋の状態を見てもらったところ、犬が原因で壁や床がかなり汚れており、修理費用として60〜70万円ほどかかると言われました。壁紙は6〜7年住んでいるので、不動産屋さんが負担してくれると聞いたのですが、この見積もりは妥当なのでしょうか?

はじめに:ペットと暮らす賃貸の退去費用、何が問題になる?

ペットと暮らす賃貸物件は、犬好きにとってかけがえのない場所。しかし、退去時には原状回復義務という壁が立ちはだかります。特に犬と暮らしている場合、壁や床の傷、ニオイなどが問題となり、高額な修繕費用を請求されるケースも少なくありません。

今回のケースでは、内装業者さんから60〜70万円という見積もりが出ているとのこと。これは決して安い金額ではありません。しかし、本当に妥当な金額なのか、確認するポイントはいくつかあります。

この記事では、ペット可物件の退去費用に関する基礎知識から、今回のケースにおける具体的なアドバイス、そして費用を抑えるための対策まで、幅広く解説していきます。

インタビュー

アドバイザー:こんにちは!今回は、ペット可物件の退去費用についてのご相談ですね。60〜70万円という見積もりが出て、不安に思われていることと思います。

相談者:はい、まさかそんなにかかるとは思っていなかったので、本当に驚いています。内装業者さんの言うことだから、ある程度は信用できるのかなと思いつつも、本当に妥当な金額なのか、正直不安です。

アドバイザー:お気持ち、よく分かります。まず、今回のケースで確認すべきポイントを整理していきましょう。

1. 原状回復義務とは?どこまで負担する必要がある?

アドバイザー:まず、大前提として知っておきたいのが「原状回復義務」です。これは、賃貸物件を退去する際、借りたときの状態に戻す義務のこと。ただし、これはあくまで「通常の使用による損耗」を除いた範囲となります。

相談者:通常の使用による損耗、ですか?

アドバイザー:はい。例えば、日焼けによる壁紙の変色や、家具の設置による床のへこみなどは、通常の使用による損耗とみなされ、借主の負担にはなりません。しかし、犬が引っ掻いたり、粗相をしてできたシミなどは、通常の使用による損耗とは言えません。

相談者:なるほど。うちの犬は、壁を引っ掻いたり、カーペットに粗相をしてしまったりすることがあったので、それが原因で高額な見積もりになっているのかもしれません。

アドバイザー:その可能性は高いですね。ただ、ここで重要なのは、「どこまでが借主の負担になるのか」を明確にすることです。

2. 見積もりの内訳を徹底的にチェック!

アドバイザー:内装業者さんから提示された見積もりには、必ず内訳が記載されているはずです。まずは、その内訳を細かくチェックしましょう。

相談者:具体的に、どこをチェックすれば良いですか?

アドバイザー:例えば、壁紙の張り替え費用。壁全体を張り替える必要があるのか、一部分の張り替えで済むのかで、金額は大きく変わってきます。また、床の修繕費用も同様です。犬の引っ掻き傷やシミの範囲を確認し、本当にその範囲全体を修繕する必要があるのか、業者さんに確認しましょう。

相談者:言われてみれば、見積もりには「壁紙全面張り替え」「床全面張り替え」としか書かれていません。

アドバイザー:そうであれば、業者さんに「なぜ全面張り替えが必要なのか」を具体的に説明してもらう必要があります。もしかしたら、部分的な補修で済む可能性もあります。

3. 複数の業者に見積もりを依頼する

アドバイザー:一つの業者さんの見積もりだけで判断するのは危険です。必ず複数の業者さんに見積もりを依頼し、比較検討しましょう。

相談者:複数の業者さんに見積もりを依頼するメリットは何ですか?

アドバイザー:まず、金額の相場を知ることができます。また、業者さんによって修繕方法や使用する材料が異なるため、より安く、より質の高い修繕をしてくれる業者さんを見つけることができます。

相談者:なるほど!早速、他の業者さんにも見積もりを依頼してみます。

4. 壁紙の負担は本当に不動産屋さんがしてくれる?

アドバイザー:今回のケースでは、壁紙の負担について、内装業者さんから「6〜7年入居していれば、不動産屋さんが負担してくれる」と聞いたとのことですが、これは必ずしも正しいとは限りません。

相談者:えっ、そうなんですか?

アドバイザー:壁紙の耐用年数は一般的に6年程度と言われています。しかし、これはあくまで目安であり、壁紙の種類や使用状況によって異なります。また、契約書に「壁紙の張り替え費用は借主負担」と明記されている場合もあります。

相談者:契約書、確認してみます!

アドバイザー:はい。契約書をよく確認し、壁紙の負担についてどのような記載があるかを確認しましょう。もし、契約書に記載がない場合は、不動産屋さんに直接確認することをおすすめします。

5. 交渉の余地はある?費用を抑えるための対策

アドバイザー:見積もりの内訳をチェックし、複数の業者さんに見積もりを依頼した結果、どうしても高額な費用がかかる場合でも、諦めずに交渉してみましょう。

相談者:交渉、ですか?

アドバイザー:はい。例えば、自分でできる範囲の修繕は自分で行う、グレードの低い壁紙や床材を使用するなど、費用を抑えるための提案をしてみましょう。また、不動産屋さんや管理会社に、事情を説明し、費用の減額を交渉してみるのも有効です。

相談者:そうですね。できることからやってみます!

6. 犬との暮らしで退去費用を抑えるための予防策

アドバイザー:今回の件を教訓に、今後犬と暮らす上で、退去費用を抑えるための予防策を講じることも重要です。

相談者:具体的に、どのような対策がありますか?

アドバイザー:例えば、壁に保護シートを貼る、床にカーペットやマットを敷く、定期的に爪を切る、粗相をした場合はすぐに拭き取るなど、日頃から犬の行動に注意し、部屋を汚さないように心がけることが大切です。

相談者:なるほど。今日から早速、対策を始めます!

まとめ:諦めずに、できることから始めよう!

アドバイザー:今回のケースでは、60〜70万円という高額な見積もりが出ていますが、諦めずに、一つ一つ確認していくことで、費用を抑えることができる可能性があります。

まずは、見積もりの内訳を徹底的にチェックし、複数の業者さんに見積もりを依頼しましょう。そして、契約書を確認し、不動産屋さんと交渉することも忘れずに。

今回の経験を活かし、今後犬と暮らす上で、退去費用を抑えるための予防策を講じることも重要です。

相談者:はい!アドバイス、本当にありがとうございました!頑張ります!

アドバイザー:応援しています!

専門家からのアドバイス

ペットと暮らす賃貸物件の退去費用は、トラブルになりやすい問題です。もし、今回のケースのように、高額な費用を請求された場合は、消費者センターや弁護士などの専門機関に相談することも検討しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、より適切な解決策を見つけることができるはずです。

成功事例

Aさん(仮名)は、犬と暮らす賃貸物件を退去する際、80万円の修繕費用を請求されました。しかし、Aさんは、複数の業者に見積もりを依頼し、最も安い業者に修繕を依頼することで、費用を40万円まで抑えることに成功しました。また、Aさんは、不動産屋さんと交渉し、一部の費用を免除してもらうこともできました。

最後に:犬との暮らしをより豊かに

犬との暮らしは、私たちに喜びと癒しを与えてくれます。しかし、賃貸物件で犬と暮らす場合は、退去費用の問題など、注意しなければならない点もいくつかあります。

今回の記事が、犬と暮らす皆様にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。

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