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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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「ペット可」なのに猫はダメ?賃貸契約の落とし穴と解決策

#賃貸契約
 
ペット可物件に住んでいます。子供が捨て猫を拾って帰り、里親を探しましたが1匹だけ見つからず、自宅で飼うことに。不動産会社に連絡したところ、猫はダメと言われました。契約書を読み返しても「ペット可」としか書かれておらず、備考欄にも「犬は中型犬まで」としか記載されていません。子供も猫の世話をすると張り切っており、アレルギー検査も済ませ、ペット用品も実家の猫の遺品を使う予定で準備万端なのですが、やはり契約書よりも大家さんの言うことを聞くしかないのでしょうか?

せっかく猫ちゃんを迎える準備万端だったのに、大家さんから「猫はダメ」と言われて困惑されているのですね。お子さんも楽しみにしているでしょうし、何とか解決したいですよね。今回は、このような「ペット可」物件における動物飼育の可否について、契約内容を紐解きながら、具体的な解決策を探っていきましょう。

結論:まずは契約内容を再確認!交渉の余地も探りましょう

結論から言うと、契約書に「猫禁止」の明記がない場合、交渉の余地は十分にあります。しかし、大家さんの意向も尊重しつつ、円満に解決するためには、以下のステップで慎重に進めることが大切です。

1. 契約書と重要事項説明書を再度確認する
2. 「ペット可」の定義と範囲を確認する
3. 大家さんとの交渉:猫を飼いたい理由と対策を伝える
4. 第三者への相談:専門家や相談窓口を活用する
5. 最終手段:調停や訴訟も視野に入れる

1. 契約書と重要事項説明書を再度確認する

まずは、契約書と重要事項説明書を隅から隅まで読み直しましょう。「ペット可」と記載されている箇所だけでなく、ペットの種類や数、大きさに関する制限がないかを確認します。備考欄に「犬は中型犬まで」と記載されている場合、これは犬種に関する制限であり、猫の飼育を禁止するものではありません。
ポイント: 「ペット可」の文言が、すべての動物を許可する意味なのか、特定の動物のみを許可する意味なのかを明確にすることが重要です。

2. 「ペット可」の定義と範囲を確認する

契約書に「ペット可」としか記載がない場合、「ペット」の定義が曖昧です。一般的に、ペットとは愛玩動物を指しますが、その範囲は犬や猫だけでなく、小鳥や魚、爬虫類なども含まれます。
確認方法: 不動産会社に連絡し、「ペット可」の定義について確認してみましょう。書面で回答をもらうことが望ましいです。

3. 大家さんとの交渉:猫を飼いたい理由と対策を伝える

契約内容を確認した上で、大家さんと直接交渉してみましょう。猫を飼いたい理由や、猫が他の入居者や物件に迷惑をかけないための対策を具体的に伝えることが大切です。
交渉のポイント:
猫を飼いたい理由を丁寧に説明する: 子供が猫の世話をすることで得られる情操教育効果や、家族の一員として迎えたい気持ちを伝えましょう。
猫が迷惑をかけないための対策を具体的に提示する:
完全室内飼いを徹底する
定期的なワクチン接種と健康管理を行う
爪とぎや消臭対策を徹底する
万が一、物件に損害を与えた場合は、速やかに修繕費用を負担する
近隣住民への配慮を約束する: 猫の鳴き声や臭いなどで迷惑をかけないように、最大限の注意を払うことを伝えましょう。
ペット保険への加入を検討する: 万が一の事故や病気に備えて、ペット保険への加入を検討していることを伝えれば、大家さんも安心してくれるでしょう。
譲歩案を提示する: 例えば、猫の飼育に関する追加の契約条項(ペット飼育料の支払いなど)を受け入れる用意があることを伝えれば、交渉がスムーズに進む可能性があります。

4. 第三者への相談:専門家や相談窓口を活用する

大家さんとの交渉が難航する場合や、法的な解釈について疑問がある場合は、第三者の専門家や相談窓口に相談してみましょう。
相談先:
弁護士: 契約内容の解釈や、法的なアドバイスを受けることができます。
消費者センター: 消費者としての権利や、契約に関するトラブルの相談に乗ってくれます。
不動産相談窓口: 不動産に関する専門的な知識や、トラブル解決のノウハウを持っています。
ペット共生住宅アドバイザー: ペットとの暮らしに関する専門的な知識や、トラブル解決のノウハウを持っています。

5. 最終手段:調停や訴訟も視野に入れる

上記の手段を尽くしても解決しない場合は、最終手段として調停や訴訟を検討することもできます。ただし、調停や訴訟は時間や費用がかかるため、慎重に判断する必要があります。
調停: 裁判所を介して、大家さんと話し合いによる解決を目指します。
訴訟: 裁判所に判断を委ね、法的な解決を目指します。

ケーススタディ:ペット可物件での猫飼育交渉成功事例

Aさんの事例:Aさんは、ペット可の賃貸マンションに住んでいましたが、契約書にはペットの種類に関する記載はありませんでした。Aさんは、どうしても猫を飼いたかったため、大家さんに猫を飼いたい旨を相談しました。大家さんは当初難色を示しましたが、Aさんが猫の飼育に関する詳細な計画書を提出し、猫が他の入居者や物件に迷惑をかけないための対策を具体的に説明したところ、最終的に猫の飼育を許可してくれました。

Bさんの事例:Bさんは、ペット可のアパートに住んでいましたが、契約書には「犬のみ可」と記載されていました。Bさんは、どうしても猫を飼いたかったため、不動産会社に相談しました。不動産会社は、大家さんと交渉し、Bさんが猫の飼育に関する追加の契約条項(ペット飼育料の支払いなど)を受け入れることを条件に、猫の飼育を許可してもらいました。

まとめ:諦めずに、粘り強く交渉を!

「ペット可」物件であっても、動物の種類によっては大家さんの許可が必要な場合があります。しかし、契約内容をしっかりと確認し、大家さんと誠実に交渉することで、猫との暮らしを実現できる可能性は十分にあります。諦めずに、粘り強く交渉してみましょう。

今回の記事が、あなたと猫ちゃんの幸せな生活の一助となれば幸いです。

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