騒音問題、本当に辛いですよね。せっかく購入した分譲マンションで、しかも上階の住人の騒音に悩まされるとは、心中お察しいたします。しかも、管理会社に相談しても解決の糸口が見えないとなると、途方に暮れてしまうのも当然です。
この記事では、分譲マンションでの騒音トラブル、特に上階の住人が原因の場合に、犬との生活を考慮しながら、どのように対処していくべきか、具体的なアドバイスをさせていただきます。
まずは、今回のケースを整理してみましょう。
管理会社へ相談したところ、私の上階は分譲賃貸の物件で若いヤンチャ風な男性2人で契約したそうで、態度が悪く話し合いできる雰囲気ではなさそうとのこと。。
とりあえず以下の内容で2度ポスティングしてくれたのですが、
①23時以降の生活音への注意喚起(掲示板+全世帯)
②家具には防音対策をするよう注意喚起(掲示板+上階のみ)
その結果他世帯はさらに静かになり、上階はまったく効果がありませんでした。
この先は我慢するしかないでしょうか?
こちらは女一人暮らしで、管理会社の方に話し合いは危険なのではないかと言われています。
音を気にしない性格になれないかいろいろ読んでみてますが、なかなか難しく先に心がやられそうです。。
なぜかいつも隣接する部屋に夜型の若い男性が住みます…(T_T)
自分の運の悪さを呪うしかないですかね。。
いい対処方法があればアドバイス頂きたいです。
どうかよろしくお願いいたしますm(_ _)m
結論から言うと、まだ諦めるのは早いです!騒音問題を解決するためには、段階的に、そして慎重に対処していく必要があります。特に、犬との生活を守りながら、穏便に解決を目指すことが重要です。
まずは、騒音の種類、時間帯、頻度などを具体的に記録しましょう。騒音計アプリなどを活用して、騒音レベルを客観的に記録することも有効です。もし可能であれば、騒音を録音することも検討してください。これらの記録は、後々、管理会社や弁護士に相談する際に役立ちます。
騒音の種類(例:ドンドンという足音、物を落とす音、音楽など)
時間帯(例:23時~3時、6時半~8時)
頻度(例:ほぼ毎日、週に数回)
騒音レベル(騒音計アプリで測定)
犬を飼っている場合、騒音によって愛犬がストレスを感じていないか注意深く観察することも大切です。犬が落ち着かない様子を見せたり、吠えたりする場合は、騒音の影響を受けている可能性があります。
管理会社には、状況を改めて詳しく説明し、具体的な対策を講じるよう強く求めましょう。
騒音の記録を提示し、具体的な状況を伝える
上階の住人への直接的な注意だけでなく、以下のような対策を検討してもらう
防音マットの設置の義務化
生活時間帯に関するルールの明確化
騒音に関する注意喚起の強化(掲示物の改善、全戸への再周知など)
管理会社が対応してくれない場合は、上の部署や担当者への相談を検討する
分譲賃貸の場合、オーナー(貸主)にも責任がある場合があります。管理会社を通じて、オーナーにも状況を伝え、対応を求めることも有効です。
管理会社やオーナーが十分な対応をしてくれない場合は、第三者機関への相談も検討しましょう。
弁護士:法的なアドバイスや、内容証明の送付、訴訟などの法的手段について相談できます。
騒音問題専門の相談窓口:専門的な知識やノウハウを持つ相談員が、解決策をアドバイスしてくれます。
国民生活センター:消費者問題に関する相談窓口として、適切なアドバイスや情報提供を受けられます。
弁護士に相談する場合は、騒音問題に詳しい弁護士を選ぶことが重要です。また、弁護士費用がかかるため、費用対効果を十分に検討する必要があります。
上記の方法を試しても騒音問題が解決しない場合は、最終手段として引っ越しを検討せざるを得ないかもしれません。
ただし、分譲マンションを購入したばかりで引っ越しとなると、経済的な負担が大きくなります。そのため、引っ越し費用や売却損などを考慮し、慎重に判断する必要があります。
引っ越しを検討する際は、以下の点に注意しましょう。
防音性の高い物件を選ぶ:内見の際に、壁の厚さや窓の二重サッシなどを確認しましょう。
上階に住人がいない部屋を選ぶ:最上階の部屋や、メゾネットタイプの部屋などを検討しましょう。
犬との暮らしに適した物件を選ぶ:ペット可の物件であることはもちろん、犬が快適に過ごせる環境であるか確認しましょう。
騒音問題を解決するためには、上記のステップを踏むだけでなく、具体的な対策を講じることも重要です。ここでは、犬との生活を考慮しながら、できるだけ穏便に解決を目指すための具体的な対策をご紹介します。
まずは、ご自身の部屋の防音対策を強化しましょう。
防音カーテン:厚手の防音カーテンは、窓から侵入する騒音を軽減する効果があります。
防音マット:床に防音マットを敷くことで、階下への騒音を軽減できます。特に、犬が歩いたり、走り回ったりする場所には、厚手の防音マットを敷きましょう。
吸音材:壁に吸音材を設置することで、室内の音の反響を抑え、騒音を軽減できます。
窓の隙間を埋める:窓の隙間を埋めることで、外部からの騒音の侵入を防ぎます。
犬を飼っている場合、防音対策だけでなく、犬の安全にも配慮する必要があります。犬が誤って口にしないような素材を選んだり、犬が届かない場所に設置したりするなど、注意が必要です。
直接的な話し合いが難しい場合は、管理会社を通じて、上階の住人への配慮を促す間接的なアプローチを試みましょう。
手紙:騒音に悩んでいることを丁寧に伝え、改善を求める手紙を書いてみましょう。ただし、感情的な表現は避け、冷静に状況を説明することが重要です。
プレゼント:防音グッズ(例:防音マット、スリッパなど)をプレゼントし、騒音対策への協力を促してみましょう。
イベント:マンションの住民交流イベントなどを企画し、上階の住人とのコミュニケーションを図ってみましょう。
これらのアプローチは、上階の住人の理解と協力を得るためのものであり、必ずしも効果があるとは限りません。しかし、直接的な対立を避けるためには、試してみる価値があります。
騒音によって愛犬がストレスを感じている場合は、犬のストレスを軽減するための対策も講じましょう。
安全な場所の確保:犬が安心して過ごせる場所(例:ケージ、クレートなど)を用意しましょう。
適度な運動:散歩や遊びを通して、犬のストレスを発散させましょう。
リラックス効果のある音楽:犬用のリラックス音楽を聴かせてあげましょう。
獣医への相談:犬のストレス症状がひどい場合は、獣医に相談し、適切なアドバイスや治療を受けてください。
犬のストレスは、吠え癖や噛み癖などの問題行動につながる可能性があります。そのため、早めにストレスを軽減するための対策を講じることが重要です。
騒音問題は、解決に時間がかかることもありますが、諦めずに、一歩ずつ解決を目指しましょう。
騒音の記録と証拠集め
管理会社への再度の相談と具体的な対策の要求
第三者機関への相談
防音対策の強化
上階の住人への配慮を促す間接的なアプローチ
犬のストレス軽減対策
これらの対策を講じることで、騒音問題を解決し、愛犬との快適な暮らしを取り戻せるはずです。
最後に、騒音問題は精神的な負担が大きいため、一人で悩まずに、家族や友人、専門家などに相談することも大切です。