愛犬と女性が本を読むイラスト

犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

DOGFRIENDLYでは、犬との素敵な物語・愛犬の写真を本に収め、半永久的に思い出を残す活動を行っています。
愛犬との「暮らし」にまつわる思い出を本にしませんか?出版にかかる費用は0円です。
たくさんの「愛犬との暮らし」の投稿が集まったら一冊の本になり、「国会図書館」に納品されます。

投稿してみる

ローン完済前のマンションを賃貸に出すのは違法?犬と暮らすための選択肢を徹底解説

#賃貸
 
現在住んでいるマンション(築25年3LDK、駅徒歩8分、県庁所在地まで電車で25分)を賃貸に出し、ご自身はペット可の賃貸物件か中古戸建への住み替えを検討されています。マンションには約800万円の住宅ローンが残っており、賃料収入でペット可賃貸の家賃かローンの返済を賄うことを考えています。特急停車駅に近く、駅からのアクセスも良好なため、借り手はすぐに見つかるのではないかと期待されていますが、法的な問題がないか心配されています。

結論から言うと、住宅ローンが残っているマンションを賃貸に出すこと自体は、必ずしも違法ではありません。しかし、いくつかの注意点と確認すべき事項があります。この記事では、犬との暮らしを優先するための住み替えにおける選択肢を、具体的な事例を交えながら詳しく解説します。

ケーススタディ:Kさんの住み替え大作戦!

Kさんは、長年連れ添った愛犬のLと共に暮らすため、現在のマンションを賃貸に出し、ペット可の物件への住み替えを検討していました。しかし、Kさんのマンションにはまだ住宅ローンが残っており、賃貸に出すことに不安を感じていました。そこで、Kさんは不動産の専門家である私に相談に来られました。

Kさんの状況を詳しくヒアリングした結果、以下の3つの選択肢が考えられることがわかりました。

1. 住宅ローンを借り換え、賃貸に出す許可を得る
2. マンションを売却し、ペット可物件を購入する
3. 現在のマンションに住み続け、ペット可物件を新たに賃貸する

それぞれの選択肢について、メリットとデメリットを比較検討し、Kさんのライフスタイルや経済状況に合った最適なプランを一緒に探ることにしました。

選択肢1:住宅ローン借り換えで賃貸許可を得る

Kさんのように住宅ローンが残っている場合、金融機関との契約内容によっては、賃貸に出すことが禁止されている場合があります。これは、住宅ローンが「居住用」として融資されているためです。もし無断で賃貸に出してしまうと、契約違反となり、一括返済を求められる可能性も。

そこで、Kさんに提案したのが「住宅ローンの借り換え」です。

住宅ローンを借り換えることで、賃貸に出すことを許可する「事業用ローン」や「アパートローン」に切り替えることができます。これらのローンは金利が高めに設定されていることが多いですが、正式に賃貸に出すことができるため、安心して家賃収入を得ることができます。
メリット
正式に賃貸に出せるため、安心して家賃収入を得られる
マンションを手放す必要がない
デメリット
金利が高くなる可能性がある
借り換えの手続きに手間と費用がかかる

Kさんの場合、借り換えによって毎月の返済額が数万円増加する可能性がありましたが、家賃収入で十分にカバーできる見込みでした。

選択肢2:マンション売却でペット可物件を購入

次に検討したのは、マンションを売却し、その資金でペット可物件を購入するという選択肢です。

マンションを売却すれば、住宅ローンの残債を完済できるだけでなく、まとまった資金を得ることができます。その資金を元に、ペット可の賃貸物件を購入すれば、Kさんと愛犬Lは快適な新生活をスタートできます。
メリット
住宅ローンの残債を完済できる
ペット可物件を購入できる
固定資産税などの維持費から解放される
デメリット
売却の手続きに手間と時間がかかる
希望価格で売却できない可能性がある
住み慣れた家を離れる必要がある

Kさんのマンションは、駅からのアクセスも良く、築年数も比較的浅いため、売却しやすい条件が揃っていました。しかし、Kさんは長年住み慣れたマンションへの愛着があり、手放すことに抵抗を感じていました。

選択肢3:現在のマンションに住み続け、ペット可物件を新たに賃貸

最後に検討したのは、現在のマンションに住み続けながら、新たにペット可物件を賃貸するという選択肢です。

この方法であれば、Kさんは住み慣れたマンションを手放す必要がなく、愛犬Lとの新生活をスタートできます。ただし、住宅ローンの返済に加え、新たに賃貸物件の家賃を支払う必要があるため、経済的な負担は大きくなります。
メリット
住み慣れた家を離れる必要がない
売却の手続きが不要
デメリット
経済的な負担が大きい
二重の家賃が発生する

Kさんの場合、経済的な負担が大きくなるため、この選択肢は現実的ではありませんでした。

Kさんの決断:住宅ローン借り換えで愛犬との新生活へ

様々な選択肢を検討した結果、Kさんは住宅ローンの借り換えを選択しました。

借り換えによって金利は高くなりましたが、家賃収入で十分にカバーできる見込みであり、何よりも愛犬Lとの新生活を優先したいという強い思いがありました。

Kさんは、借り換えの手続きをスムーズに進め、無事にペット可の賃貸物件への住み替えを完了しました。現在は、愛犬Lと共に快適な新生活を送っています。

専門家からのアドバイス:賃貸に出す前に必ず確認すべきこと

Kさんの事例からもわかるように、住宅ローンが残っているマンションを賃貸に出す場合は、事前にしっかりと準備しておくことが重要です。

以下の項目は必ず確認し、必要に応じて専門家(不動産業者、金融機関、弁護士など)に相談するようにしましょう。

1. 住宅ローンの契約内容:賃貸に出すことが禁止されていないか確認しましょう。
2. 管理規約:マンションの管理規約で、賃貸に関する規定がないか確認しましょう。
3. 税金:賃貸収入には所得税がかかります。事前に税理士に相談し、税金対策を検討しましょう。
4. 保険:火災保険の内容を見直し、賃貸に出すことを考慮した保険に加入しましょう。
5. 賃貸管理:賃貸管理を不動産業者に委託するか、自主管理するかを検討しましょう。

犬と暮らすための賃貸物件選びのポイント

Kさんのように、犬との暮らしを優先して賃貸物件を探す場合、以下のポイントに注意しましょう。
ペット可(相談可)の物件を選ぶ:ペットの種類や数、大きさなどが制限されている場合があるので、事前に確認しましょう。
周辺環境:散歩コースやドッグラン、動物病院などが近くにあると便利です。
共用部分:エレベーターやエントランスなど、共用部分のペットに関するルールを確認しましょう。
設備:ペット専用の設備(足洗い場、リードフックなど)があると便利です。
広さ:犬種や飼育数に合わせて、十分な広さを確保しましょう。

まとめ:犬との幸せな生活は、事前の準備と正しい知識から

住宅ローンが残っているマンションを賃貸に出すことは、決して簡単なことではありません。しかし、事前の準備と正しい知識があれば、Kさんのように愛犬との幸せな生活を実現することができます。

この記事が、犬との暮らしを考えているあなたの住み替えの参考になれば幸いです。

犬と暮らせる部屋の相談バナー

犬と暮らせるお部屋、探します。

「ペット可物件」だけでは不安……。
DOGFRIENDLYでは、犬との暮らしを大切にした物件探しをお手伝いしています。
犬種や広さ、周辺環境など、どんなことでもお気軽にご相談ください。

     犬と暮らせる物件を探す

おすすめの記事