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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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賃貸物件での犬の鳴き声問題:解決策を犬の専門家が解説

#騒音トラブル
 
私は現在恋人同棲中で、住み始めてもうすぐ2年になります。私たちが入居してから4、5ヶ月ほど経った頃、隣に同い年くらい(20代前半)の男女が引っ越してきました。間取りは、私たちの住んでいるリビングの左側に隣の洗面所、風呂場の右側が隣接しているような形になります。その方たちが入居してからというもの、夜19時ごろから遅い時は朝の3、4時まで男女複数人(少なくとも2人以上はいる)で飲み明かしているのか話し声が聞こえます。向こうのお部屋のリビングまでに、向こうの洗面所風呂場キッチンを挟んでいるはずなのにかなりの声量で聞こえます。また、それだけならまだしも家具を動かしているようなガタガタという物音が絶えません。私たちもお酒を飲むのは好きな方なのであまり気を悪くさせたくないと思い、一度管理会社に相談し手紙を投函していただくことになりました。しかしそれから半月ほど経っても改善が見られず、最近では小型犬の鳴き声がします。この物件は小動物など鳴き声がしないもの以外のペットは不可のお家です。はじめは鳴き声が聞こえる日と聞こえない日があったため、「友達のペットを預けているのかな?」くらいに思っていましたが最近は人間が起きているような時間は定期的に聞こえます。ある時、深夜の2時ごろに家の前から話し声がして道路をのぞいてみたところ、隣人と思しき方とそのご友人がそれぞれペットを抱き抱えたままかなりの声でげらげらと談笑していました。(隣人だと思ったのはその後隣の部屋に行くのが見えたからです)ペットを飼い出してしまった以上急に退去は難しいでしょうし、ペットに罪はないのですが、耐えられなくなってしまい再度管理会社に連絡しましたがまたもや「手紙投函しておきますね〜」の一言のみ。しかも今回は手紙がいつまで経っても投函されないままでした。忘れられてしまったのでしょうか?長々と鬱憤を晴らしてしまい申し訳ありませんが、私にできることはまた管理会社に連絡することだけなのでしょうか?特別爆音なわけでもないのですがこちらが夜ご飯を食べたりしている間ずっと聴こえるためちりつもでもやもやしてしまっています。有識者の方知恵を貸していただけると幸いです。

賃貸物件での騒音トラブル、しかもペット不可の犬の鳴き声となると、本当に困りますよね。お気持ち、すごくよく分かります。今回は、そんな状況を打開するための具体的なステップと、法的側面、そして何よりも大切な「犬に罪はない」という視点を持って、解決策を探っていきましょう。

まずは状況の整理と記録から

まずは、冷静に状況を整理しましょう。いつ、どのくらいの頻度で、どんな種類の騒音(話し声、物音、犬の鳴き声)が発生しているのか、詳細な記録を取ることをおすすめします。騒音の種類、時間帯、継続時間、そしてご自身の感じた不快感を具体的に記録しておきましょう。可能であれば、騒音を録音することも有効です。これらの記録は、後々管理会社や法的機関に相談する際に、客観的な証拠として役立ちます。
騒音の種類(話し声、物音、犬の鳴き声など)
発生日時
継続時間
騒音レベル(例:普通に聞こえる、うるさい、我慢できないなど)
ご自身の感じた不快感(例:イライラする、集中できない、眠れないなど)

管理会社への再アプローチ:具体的な要求を伝える

以前にも管理会社に相談されたとのことですが、残念ながら十分な対応が得られていないようですね。再度管理会社に連絡する際には、以下の点を明確に伝えましょう。

1. 状況の詳細な説明: 騒音の種類、時間帯、頻度などを具体的に伝え、記録を提示する。
2. 契約違反の指摘: ペット不可の物件で犬を飼育していることは、明らかな契約違反であることを指摘する。
3. 具体的な要求: 騒音の改善、ペット飼育の中止など、具体的な要求を伝える。
4. 対応期限の設定: いつまでにどのような対応をしてほしいか、具体的な期限を設定する。
5. 書面での回答要求: 口頭だけでなく、書面での回答を求める。

管理会社が対応してくれない場合は、内容証明郵便で通知を送ることも検討しましょう。内容証明郵便は、誰が、いつ、誰に、どのような内容の文書を送ったかを証明するもので、法的な証拠となります。

騒音トラブルは弁護士に相談することも視野に

管理会社が対応してくれない場合や、騒音問題が深刻化している場合は、弁護士に相談することも検討しましょう。弁護士は、法的な観点からアドバイスをくれるだけでなく、内容証明郵便の作成や、場合によっては訴訟の提起もサポートしてくれます。

弁護士に相談する際には、以下の資料を準備しておくとスムーズです。
賃貸契約書
騒音の記録(日記、録音データなど)
管理会社とのやり取りの記録(メール、手紙など)

騒音以外の解決策:第三者機関の利用

各自治体には、騒音に関する相談窓口が設置されている場合があります。これらの窓口では、専門の相談員が、騒音問題の解決に向けたアドバイスや、関係機関への紹介などを行ってくれます。また、弁護士会や消費者センターなどでも、無料の相談窓口を設けている場合がありますので、活用してみましょう。

犬の気持ちを理解する:鳴き声の原因を探る

騒音問題の根本的な解決には、犬の鳴き声の原因を探ることも重要です。犬が鳴く原因は様々ですが、主なものとしては、以下のようなものが挙げられます。
要求吠え: 飼い主にかまってほしい、おやつがほしいなどの要求を伝えるために鳴く。
警戒吠え: 外部の音や人に対して警戒し、仲間や飼い主に危険を知らせるために鳴く。
分離不安: 飼い主と離れることに不安を感じ、寂しさやストレスから鳴く。
運動不足: エネルギーを持て余し、退屈しのぎに鳴く。
病気や怪我: 体調不良や痛みから鳴く。

隣人が犬を飼い始めたばかりであれば、犬も新しい環境に慣れず、不安やストレスを感じているのかもしれません。もし可能であれば、隣人に犬の鳴き声の原因を尋ね、適切な対策を促してみるのも良いかもしれません。

騒音対策の提案:犬と飼い主双方への配慮

騒音問題を解決するためには、犬と飼い主双方への配慮が不可欠です。隣人に対して、以下の騒音対策を提案してみましょう。
防音対策: 防音カーテン、防音マット、吸音材などを設置する。
しつけ: 無駄吠えをしないように、犬をしつける。
運動: 十分な運動をさせ、犬のストレスを解消する。
環境改善: 犬が安心して過ごせる環境を整える。
専門家への相談: ドッグトレーナーや獣医など、専門家に相談する。

引越しも視野に入れる:最終的な選択肢

様々な対策を講じても騒音問題が解決しない場合は、引越しも視野に入れる必要があるかもしれません。引越しは、時間も費用もかかる大変な決断ですが、快適な生活を取り戻すためには、最終的な選択肢として検討する価値があります。

引越しを検討する際には、以下の点を考慮しましょう。
引越し費用: 引越し業者に見積もりを依頼し、費用を把握する。
物件探し: 騒音問題が起こりにくい物件を探す(例:鉄筋コンクリート造の物件、角部屋、最上階など)。
契約解除: 賃貸契約の解除条件を確認する。

犬との共生:理解と協力が大切

賃貸物件での犬との生活は、時に騒音問題を引き起こす可能性がありますが、理解と協力があれば、解決できるはずです。犬を飼う人も、飼わない人も、互いに配慮し、快適な共同生活を送れるように努めましょう。

今回のケースでは、まずは管理会社への再アプローチを試み、状況の改善を求めることが重要です。同時に、弁護士や専門機関への相談も視野に入れ、法的な側面からも解決策を探りましょう。そして、犬の気持ちを理解し、騒音対策を提案することで、隣人との良好な関係を築きながら、騒音問題の解決を目指しましょう。

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