愛犬と女性が本を読むイラスト

犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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老犬との暮らし:見えない、聞こえない、歯がない…それでも愛せる!快適な生活のためのアドバイス

#老犬
 
長文になってしまいますが失礼いたします。老犬のワンちゃんを保護することになったのですが、ワンちゃんが老犬(推定14•15歳)で目が見えない、耳が聞こえない、歯がボロボロの状態です。(足は不自由じゃないです)こういったワンちゃんで何を気をつけたらいいかなど何かアドバイスをいただけたらと思いご相談いたしました。
経緯をご説明しますと、私は賃貸営業をしているのですが長い間借主が多額の家賃滞納をしており裁判などをし、結果強制退去に至ったのですが入居していた家族は強制退去になる前に必要な荷物だけをもって既に出て行ってしまっていたそうです。鍵を変えに上席が物件に行った際玄関を開けると廊下にポメラニアンが一匹取り残されていました。いわゆる飼育放棄の状態です。ゲージに閉じ込められたまま、ゲージはいつからそうじをしていないのかわからないくらい汚れて異臭がするほど、水はカラカラの状態でひどく汚れておりドロドロ、電気は真っ暗で寒い場所に置かれた状態。水も食事もいつからしていないのかわかりませんが私達が与えた時にものすごい勢いでがっついていました。上席が飼い主に連絡をしたところ、現在引っ越したマンションが犬が飼えないから難しい。保健所に引き取ってもらいたいとのこと。本来であれば一緒に住む事が出来なくなったのなら、引っ越す前に動物福祉相談センターなどに事情を説明し里親を探していただくなど出来たはずですがそういゆうこともせず置いてけぼり。ワンちゃんはきっと自分が置いてかれたなんて思っていないし気づいていないのかなと思うと本当に胸が張り裂けそうで今までにないくらいの憤りを感じています。ワンちゃんが幸せに快適に暮らせるようにしてあげたいです。どうかよろしくお願いします。

今回は、本当に心温まるご相談ありがとうございます。賃貸営業をされているあなたが、退去された部屋に取り残された老犬のポメラニアンを保護されたとのこと。その経緯を伺い、私も胸が締め付けられる思いです。放棄されたワンちゃんの気持ちを思うと、本当にやりきれないですね。

でも、あなたは違います。このワンちゃんを幸せにしたいという強い気持ち、本当に素晴らしいです!

今回は、目が見えず、耳も聞こえず、歯もボロボロという状態の老犬との生活で、特に気をつけるべきポイントを、具体的なアドバイスを交えながらお伝えします。ぜひ、あなたの愛情と工夫で、このワンちゃんが残りの犬生を快適に、そして幸せに過ごせるようにサポートしてあげてください。

老犬ポメラニアンとの生活:5つの重要ポイント

1. 安心できる環境づくり
2. 食事の工夫
3. 丁寧なコミュニケーション
4. 体調管理とケア
5. 心のケア

1. 安心できる環境づくり:安全第一のバリアフリー設計

まず、何よりも大切なのは、ワンちゃんが安心して過ごせる安全な環境を整えることです。視覚と聴覚が衰えている老犬にとって、住み慣れた場所でも、ちょっとした変化が大きな不安につながることがあります。
室内の安全対策
段差の解消: つまずきやすい場所には、スロープやマットを設置して段差をなくしましょう。特に、玄関やトイレなど、移動が多い場所に重点的に対策を。
家具の配置: 家具の配置を変えないようにしましょう。もし配置を変える場合は、ワンちゃんにゆっくりと時間をかけて新しい配置を覚えさせてあげてください。
危険物の撤去: コード類はカバーで覆う、角にはクッション材をつけるなど、ケガの可能性があるものは徹底的に排除しましょう。
滑り止め対策: フローリングは滑りやすく、関節に負担がかかります。カーペットやマットを敷き、滑り止め対策を施しましょう。特に、食事場所やトイレの場所はしっかりと固定してください。
快適な寝床
柔らかい素材: シニア犬は関節が弱くなりがちなので、柔らかいベッドを選んであげましょう。
保温性: 体温調節機能が低下している場合があるので、保温性の高い素材を選ぶか、湯たんぽやペットヒーターなどを活用しましょう。ただし、低温やけどには十分注意してください。
清潔さ: 寝床は常に清潔に保ちましょう。定期的に洗濯し、ダニやノミの繁殖を防ぎましょう。
トイレ環境
トイレの場所: トイレの場所は固定し、分かりやすいように誘導してあげましょう。
バリアフリー: トイレトレーの縁が高いと、またぐのが大変な場合があります。段差の低いものを選ぶか、スロープを設置してあげましょう。
清潔さ: トイレは常に清潔に保ち、ニオイにも配慮しましょう。

成功事例:Aさんの場合

Aさんは、15歳のミニチュアダックスフンドを飼っています。Aさんの愛犬も視覚と聴覚が衰えてきたため、家全体に滑り止めマットを敷き、家具の角にはクッションを取り付けました。また、愛犬がよく歩く場所に、お気に入りのタオルを置いて、安心して歩けるように工夫しました。その結果、愛犬は以前よりもリラックスして過ごせるようになり、夜もぐっすり眠れるようになったそうです。

2. 食事の工夫:食べやすい、消化しやすい、栄養満点の食事を

歯がボロボロとのことですので、食事の工夫は特に重要になります。老犬にとって、食事は楽しみの一つでもありますので、できる限り美味しく、そして安全に食べられるように工夫してあげましょう。
食事の形態
ウェットフード: ドライフードが食べにくい場合は、ウェットフードをメインに与えましょう。
ふやかす: ドライフードを与える場合は、お湯でふやかして柔らかくしてから与えましょう。
ペースト状: さらに食べにくい場合は、ミキサーなどでペースト状にして与えましょう。
栄養バランス
高タンパク・低脂肪: 筋肉量の維持のために、高タンパク質の食事を心がけましょう。ただし、腎臓に負担がかからないように、獣医さんと相談しながら適切な量を決めてください。
消化の良い食材: 消化器官の機能が低下している場合があるので、消化の良い食材を選びましょう。鶏むね肉、白身魚、豆腐などがおすすめです。
サプリメント: 必要に応じて、獣医さんと相談しながら、ビタミンやミネラルなどのサプリメントを supplement しましょう。
食事の与え方
少量ずつ: 一度にたくさん食べると、消化不良を起こしやすいので、少量ずつ数回に分けて与えましょう。
温める: 温めることで、食欲が増進し、消化も助けます。人肌程度に温めて与えましょう。
水分補給: 食事と一緒に、新鮮な水を用意しましょう。

専門家のアドバイス:獣医B先生

「老犬の食事は、その子の状態に合わせて、柔軟に対応することが大切です。市販のシニア犬用フードだけでなく、手作り食も選択肢に入れると良いでしょう。ただし、栄養バランスが偏らないように、必ず獣医さんに相談してください。」

3. 丁寧なコミュニケーション:言葉がなくても伝わる愛情

聴覚が衰えている老犬とのコミュニケーションは、工夫が必要です。言葉での指示が伝わりにくいため、視覚や触覚を 활용 한 コミュニケーションを心がけましょう。
アイコンタクト
見つめる: 優しく見つめることで、安心感を与えることができます。
笑顔: 笑顔は、言葉以上に気持ちを伝えます。
触覚
優しく撫でる: 優しく撫でることで、愛情を伝えることができます。
マッサージ: マッサージは、血行を促進し、リラックス効果を高めます。
ジェスチャー
指差し: 指差しで、行きたい場所や欲しいものを伝えましょう。
手招き: 手招きで、自分のそばに来るように促しましょう。
ニオイ
自分のニオイ: 自分のニオイを嗅がせることで、安心感を与えることができます。
お気に入りのもの: お気に入りのタオルやぬいぐるみなど、自分のニオイがついたものを与えましょう。

物語:Cさんの場合

Cさんは、耳が聞こえなくなった16歳のチワワを飼っています。Cさんは、愛犬とのコミュニケーションのために、独自のジェスチャーを開発しました。例えば、散歩に行くときは、リードを見せて玄関を指差す、ご飯のときは、フードの袋を見せてお皿を指差す、などです。最初は戸惑っていた愛犬も、徐々にCさんのジェスチャーを理解するようになり、今では言葉がなくてもスムーズにコミュニケーションが取れるようになったそうです。

4. 体調管理とケア:小さな変化も見逃さない

老犬は、体調を崩しやすいため、日々の体調管理が非常に重要になります。小さな変化も見逃さず、早めに獣医さんに相談するようにしましょう。
定期的な健康チェック
体重測定: 定期的に体重を測定し、増減をチェックしましょう。
食事量の確認: 毎日、食事量をチェックし、食欲の変化に注意しましょう。
排泄物の観察: 便や尿の状態を観察し、異常があれば獣医さんに相談しましょう。
日常のケア
ブラッシング: ブラッシングは、血行を促進し、皮膚の健康を保ちます。
歯磨き: 歯磨きは、歯周病予防に効果的です。
爪切り: 爪が伸びすぎると、歩行を妨げたり、ケガの原因になることがあります。
耳掃除: 耳垢が溜まると、炎症の原因になることがあります。
獣医さんとの連携
定期健診: 定期的に獣医さんの診察を受け、健康状態をチェックしてもらいましょう。
相談: 少しでも気になることがあれば、早めに獣医さんに相談しましょう。

チェックリスト:Dさんの場合

Dさんは、14歳の柴犬を飼っています。Dさんは、愛犬の健康管理のために、毎朝、以下の項目をチェックしています。
食欲
便の状態
歩き方
呼吸
皮膚の状態

もし、一つでも異常があれば、すぐに獣医さんに連絡するようにしています。そのおかげで、愛犬は大きな病気をすることなく、元気に過ごせているそうです。

5. 心のケア:愛情と笑顔で満たす毎日

老犬は、心もデリケートになっています。不安やストレスを感じやすいので、愛情と笑顔で包み込み、安心して過ごせるように心がけましょう。
スキンシップ
抱っこ: 抱っこは、安心感を与え、心の距離を縮めます。
添い寝: 添い寝は、孤独感を和らげ、安眠を促します。
遊び
無理のない範囲で: 体力に合わせて、無理のない範囲で遊びましょう。
ニオイを使った遊び: ニオイを使った遊びは、五感を刺激し、脳の活性化につながります。
環境の変化を避ける
騒音: 大きな音や騒音は、ストレスの原因になります。
知らない人: 知らない人が来ると、不安を感じることがあります。
褒める
成功体験: 何かできたときは、大げさに褒めてあげましょう。
存在を認める: 存在を認める言葉をかけてあげるだけでも、安心感を与えることができます。

まとめ:E先生(ドッグトレーナー)

「老犬との生活は、大変なこともありますが、それ以上に喜びや感動を与えてくれます。焦らず、ゆっくりと、ワンちゃんのペースに合わせて、愛情を注いであげてください。きっと、ワンちゃんはあなたの愛情に応えてくれるはずです。」

今回の相談者様のように、保護犬、特に老犬を迎え入れるということは、本当に素晴らしいことです。愛情と工夫で、このワンちゃんが残りの犬生を快適に、そして幸せに過ごせるように、心から応援しています!

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