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ペット禁止物件での犬の鳴き声問題:管理会社への連絡、犬への気持ち、飼い主への怒り…どうすればいい?

#騒音トラブル
 
ペット禁止の賃貸物件に住んでいます。隣の部屋から犬の鳴き声がして、しかもうるさいです。最初は気のせいかと思ってましたが、隣の部屋はインターホンも鳴らないように細工か何かしてあって、人前にも出ないし変わった人なのかと思ってましたが、それは犬の存在を隠すためだったのかもしれません。最初はいろいろ工夫してたのか、まだおとなしかったですが、犬が吠えても近所が何も言わないのがわかるとずっと犬を吠えっぱなしにさせています。夏場はエアコンなどで窓を閉め切ってましたが、その部屋も最近は窓を開けてて犬の声がめちゃくちゃ聞こえます。犬は嫌いではありませんが、正直うるさいです。みなさんなら管理会社に言いますか?犬がかわいそうな気持ちと、管理努力を怠っている飼い主への怒りで迷っています。

ペット禁止の賃貸物件で、隣室の犬の鳴き声に悩まされているのですね。お気持ち、とてもよく分かります。犬が好きだからこそ、鳴き続ける犬への心配と、ルールを守らない飼い主への怒りが入り混じって、どうすれば良いか迷ってしまいますよね。

結論から言うと、まずは管理会社に相談することをおすすめします。しかし、その前に、いくつか確認しておくべきこと、そして相談する際に伝えるべきポイントがあります。今回は、あなたの状況を整理しながら、具体的な解決策を探っていきましょう。

1. まずは状況を整理しましょう:証拠集めと感情の整理

まず、冷静に状況を把握するために、以下の点を整理してみましょう。
鳴き声の頻度と時間帯:いつ、どれくらいの時間、犬が吠えているのか記録しましょう。具体的な時間帯(例:朝7時~8時、夜10時以降など)と、吠え続ける時間(例:10分間隔で5分吠える、など)を記録すると、管理会社に状況を伝えやすくなります。
鳴き声の種類:どんな種類の鳴き声なのか(例:甲高い声で連続して吠える、低い声で唸るなど)を記録しておくと、犬の状況を推測する手がかりになります。
精神的な負担:鳴き声によって、あなたがどれくらい精神的な負担を感じているのかを具体的に書き出してみましょう。(例:集中力が低下する、眠れない、イライラするなど)
これまでの対応:これまで、騒音に対して何か対応したことがあれば、それも記録しておきましょう。(例:壁を叩いて注意した、直接注意しに行ったなど)

これらの情報を整理することで、問題の深刻さを客観的に把握できますし、管理会社への説明もスムーズになります。

2. なぜ管理会社に相談すべきなのか?:契約と責任の所在

賃貸契約には、通常「近隣に迷惑をかけない」という条項が含まれています。ペット禁止物件で犬を飼育することは、この契約に違反する行為です。管理会社は、入居者に対して契約内容を遵守させる義務があります。

つまり、今回の問題は、単なる騒音問題ではなく、契約違反という側面も持っているのです。

管理会社に相談することで、以下の効果が期待できます。
注意喚起:管理会社から飼い主へ、ペット飼育禁止の注意喚起を行ってもらえます。
改善指導:鳴き声に対する具体的な改善策を指導してもらえる可能性があります。(例:防音対策、訓練など)
契約解除:改善が見られない場合、最終的には契約解除という措置を取ってもらえる可能性もあります。

ただし、管理会社もすぐに契約解除などの強硬手段に出ることは難しいでしょう。まずは、注意喚起や改善指導から始めるのが一般的です。

3. 管理会社への伝え方:冷静かつ具体的に

管理会社に相談する際は、感情的にならず、冷静かつ具体的に状況を伝えることが重要です。以下のポイントを意識しましょう。
事実を伝える:いつ、どこで、どんな音が聞こえるのか、具体的な事実を伝えましょう。
証拠を提示する:記録した鳴き声の頻度や時間帯、精神的な負担などを具体的に伝えましょう。可能であれば、鳴き声を録音したものを提出するのも有効です。
要望を明確にする:管理会社に何を求めているのか(例:飼い主への注意喚起、改善指導など)を明確に伝えましょう。
誠意をもって対応する:管理会社の担当者も人間です。高圧的な態度ではなく、誠意をもって対応しましょう。

例えば、以下のように伝えてみましょう。

「〇号室の件でご相談があります。実は、隣の部屋から犬の鳴き声が聞こえてくるのですが、当マンションはペット禁止のはずです。鳴き声は、主に朝の7時から8時、夜の10時以降に頻繁に聞こえ、特に夜は眠れないほどです。録音したデータもあります。管理会社様から、飼い主の方にペット飼育禁止の注意喚起と、鳴き声に対する改善指導をお願いできますでしょうか。」

4. 管理会社が動かない場合:さらなる対策

管理会社に相談しても、なかなか対応してくれない場合もあります。その場合は、以下の対策を検討してみましょう。
内容証明郵便を送る:管理会社に対して、改善を求める内容証明郵便を送付します。内容証明郵便は、送付した事実と内容を証明できるため、法的手段を検討する際に有効です。
弁護士に相談する:騒音問題に詳しい弁護士に相談し、法的手段を検討します。弁護士に依頼することで、交渉や訴訟を有利に進めることができます。
騒音測定:専門業者に依頼して騒音測定を行い、客観的なデータを取得します。騒音の程度によっては、法的措置も検討できます。
他の入居者と連携する:他にも騒音に悩んでいる入居者がいれば、連携して管理会社に訴えることで、より効果的な対応を期待できます。

これらの対策は、時間と費用がかかる場合があります。しかし、問題を根本的に解決するためには、必要な手段かもしれません。

5. 犬への気持ちと飼い主への怒り:感情との向き合い方

犬が好きだからこそ、鳴き続ける犬がかわいそうに感じる気持ち、そしてルールを守らない飼い主への怒り。これらの感情を抱くのは当然です。

まずは、自分の感情を否定せずに受け止めましょう。「犬がかわいそう」「飼い主は許せない」と感じるのは、決して悪いことではありません。

その上で、感情に振り回されず、冷静に行動することが大切です。
犬の気持ちを想像する:なぜ犬が吠えているのか、その理由を考えてみましょう。もしかしたら、寂しいのかもしれませんし、不安なのかもしれません。犬の気持ちを理解することで、少しは心が落ち着くかもしれません。
飼い主の事情を想像する:なぜ飼い主がペット禁止物件で犬を飼っているのか、その事情を想像してみましょう。もしかしたら、やむを得ない事情があるのかもしれません。もちろん、ルール違反は許されることではありませんが、事情を考慮することで、少しは怒りが和らぐかもしれません。
第三者に相談する:友人や家族、専門家などに相談し、自分の気持ちを話してみましょう。誰かに話を聞いてもらうだけでも、心が軽くなることがあります。

6. 専門家からのアドバイス:ドッグトレーナーAさんの場合

ここで、ドッグトレーナーのAさんに、犬の鳴き声問題についてアドバイスをいただきました。

Aさん:「犬が吠える理由は様々ですが、主な原因は、要求吠え、警戒吠え、分離不安などが考えられます。ペット禁止物件で飼われている場合、散歩の時間が十分に取れなかったり、ストレスが溜まりやすい環境にある可能性もあります。

飼い主には、専門家による訓練や、十分な運動ストレス軽減のための工夫を促すことが重要です。例えば、犬がおもちゃで遊ぶ時間を増やしたり、リラックスできる音楽を流したりするのも効果的です。

また、防音対策も重要です。窓や壁に防音シートを貼ったり、厚手のカーテンを取り付けたりすることで、鳴き声を軽減することができます。」

Aさんのアドバイスにもあるように、犬の鳴き声問題は、飼い主の努力次第で改善できる可能性があります。管理会社からの指導と並行して、飼い主自身が積極的に改善に取り組むことが重要です。

まとめ:解決に向けて一歩ずつ

ペット禁止物件での犬の鳴き声問題は、放置すればあなたの生活の質を著しく低下させる可能性があります。しかし、今回ご紹介した手順を踏むことで、解決への道が開けるはずです。

1. 状況を整理し、証拠を集める
2. 管理会社に冷静かつ具体的に相談する
3. 管理会社が動かない場合は、さらなる対策を検討する
4. 自分の感情と向き合い、冷静に行動する

これらのステップを一つずつクリアしていくことで、きっと平穏な生活を取り戻せるはずです。応援しています。

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