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犬と暮らす賃貸、礼金上乗せの理由とは?納得できる説明と交渉術

#賃貸契約
 
賃貸の物件について。犬の飼育可な戸建ての賃貸への引っ越しを考えています。メールにて問い合わせたところ「犬を飼う場合は礼金が1ヶ月分プラスになる」とのことでした。犬を飼うことで敷金がプラスになる(出る時の清掃代など)であれば理解できるのですが、礼金がプラスされるのはどのような理由があるのでしょうか。礼金の中に、清掃代が含まれる可能性もありますか?ちなみに敷金は0円です。

犬との生活を夢見て、戸建ての賃貸への引っ越しを検討されているのですね。しかし、犬を飼育する場合に礼金が上乗せされるという条件に疑問を感じているとのこと、よくわかります。敷金がないとなると、余計に気になりますよね。今回は、犬と暮らす賃貸物件で礼金が上乗せされる理由について、詳しく解説します。

結論:礼金上乗せは正当な理由がある場合も。交渉の余地も探りましょう。

結論から言うと、犬を飼育する場合の礼金上乗せは、必ずしも不当とは言えません。しかし、その理由をしっかりと確認し、納得できない場合は交渉することも可能です。

なぜ犬を飼うと礼金が上乗せされるのか?

礼金は、本来、物件のオーナーに対して「物件を貸してくれてありがとう」という気持ちを込めて支払うお金です。しかし、犬を飼育する場合は、以下のような理由で礼金が上乗せされることがあります。
物件の価値の維持費: 犬は、どうしても部屋を汚したり、傷つけたりする可能性があります。そのため、オーナーは、通常の入居者よりも、退去後の修繕費用が高くなることを想定します。礼金の上乗せ分は、この修繕費用に充当されることがあります。
他の入居者への配慮: 犬の鳴き声や臭いなどが、他の入居者の迷惑になる可能性があります。そのため、オーナーは、犬を飼育する入居者に対して、より注意深く物件の管理を行う必要があります。礼金の上乗せ分は、この管理費用に充当されることがあります。
ペット可物件の希少性: ペット可の物件は、そうでない物件に比べて数が少ないため、需要が高くなります。そのため、オーナーは、礼金を上乗せすることで、より多くの利益を得ようとすることがあります。

ケーススタディ:Aさんの場合

Aさんは、念願のトイプードルとの暮らしを始めるため、ペット可の賃貸マンションを探していました。いくつか候補を見つけたものの、どの物件も礼金が通常よりも1ヶ月分上乗せされる条件でした。Aさんは、その理由を不動産会社に尋ねたところ、「ペットによる室内の汚れや傷のリスクを考慮して、退去時のクリーニング費用に充当するため」という説明を受けました。

Aさんは、その説明に納得がいかなかったため、さらに詳しく質問しました。「具体的にどのような汚れや傷が想定されるのか」「クリーニング費用の相場はいくらなのか」など、具体的な情報を求めました。その結果、不動産会社は、過去の事例を基に、具体的な汚れや傷の例と、それに対するクリーニング費用の見積もりを提示しました。

Aさんは、提示された情報に基づいて、自分でもできる対策を検討しました。例えば、床に保護シートを敷いたり、定期的にブラッシングをしたりすることで、汚れや傷のリスクを減らすことができると考えました。そして、これらの対策を講じることを条件に、礼金の上乗せ額を減額してもらう交渉を試みました。

交渉の結果、Aさんは、礼金の上乗せ額を半額にしてもらうことに成功しました。Aさんは、犬との快適な生活を送りながら、物件の価値を維持するために、日々の清掃や手入れを丁寧に行っています。

礼金上乗せは違法?

礼金は、法律で定められたものではありません。そのため、礼金をいくらにするかは、オーナーが自由に決めることができます。しかし、礼金の金額が、社会通念上不相当に高額である場合は、違法と判断される可能性もあります。

例えば、礼金が家賃の6ヶ月分以上である場合や、礼金の金額が、物件の価値や周辺の相場と比べて著しく高い場合は、違法と判断される可能性があります。

納得できない場合は交渉を

礼金の上乗せに納得できない場合は、オーナーや不動産会社に交渉することができます。交渉する際には、以下の点を意識しましょう。

1. 理由を明確に確認する: なぜ礼金が上乗せされるのか、具体的な理由を明確に確認しましょう。
2. 対案を提示する: 例えば、「ペットによる汚れや傷のリスクを減らすために、自分で行える対策を講じる」といった対案を提示しましょう。
3. 相場を調べる: 周辺のペット可物件の礼金の相場を調べて、交渉の材料にしましょう。
4. 書面で合意する: 交渉が成立した場合は、必ず書面で合意内容を記録しておきましょう。

交渉の際に使えるフレーズ例

「犬を飼育するにあたり、室内の清潔さを保つために、定期的な清掃と換気を徹底します。」
「床や壁に傷がつかないように、保護シートやカバーを使用します。」
「万が一、退去時に修繕が必要になった場合は、誠意をもって対応させていただきます。」
「近隣住民の方に迷惑がかからないように、無駄吠えのしつけを徹底します。」
「ペット保険に加入し、万が一の事故やトラブルに備えます。」

敷金がない場合の注意点

敷金は、退去時の修繕費用に充当されるお金です。敷金がないということは、退去時に修繕費用を請求される可能性があるということです。そのため、入居前に、物件の状態をしっかりと確認し、気になる点があれば、オーナーや不動産会社に伝えておくようにしましょう。

また、退去時には、原状回復義務が発生します。原状回復義務とは、入居時の状態に戻して物件を明け渡す義務のことです。しかし、通常の使用による損耗や経年劣化については、原状回復義務は発生しません。

例えば、壁紙の変色や、家具の設置による床のへこみなどは、通常の使用による損耗とみなされます。しかし、故意に壁に穴を開けたり、ペットが壁を引っ掻いたりした場合は、原状回復義務が発生します。

犬と快適に暮らすための物件選びのポイント

礼金以外にも、犬と快適に暮らすためには、物件選びで注意すべき点がいくつかあります。
ペット可の条件を確認する: ペット可の物件でも、犬種やサイズに制限がある場合があります。事前に、飼育可能な犬種やサイズを確認しておきましょう。
周辺環境を確認する: 近くに公園や動物病院があるかなど、犬との生活に必要な施設が整っているか確認しましょう。
防音性を確認する: 犬の鳴き声が、近隣住民の迷惑にならないように、防音性の高い物件を選びましょう。
共有スペースを確認する: 共用廊下やエレベーターなど、犬が通行する可能性のある場所の清掃状況や、他の入居者のペットに対する理解度を確認しましょう。

専門家からのアドバイス

ペット共生住宅の専門家である獣医のB先生は、「犬と人が快適に暮らすためには、事前の準備が不可欠です。物件選びだけでなく、犬のしつけや健康管理にも気を配りましょう。また、近隣住民とのコミュニケーションを積極的に行い、良好な関係を築くことが大切です。」と語ります。

まとめ

犬との生活は、喜びと癒しを与えてくれる素晴らしいものです。しかし、そのためには、物件選びから日々の生活まで、様々なことに気を配る必要があります。今回の記事が、あなたの犬との幸せな生活の一助となれば幸いです。

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