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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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エアコンなしアパートでも愛犬と快適に暮らす!高齢犬のお預かりケーススタディ

#犬の健康
 
祖母が入院して13歳の高齢犬を暫く預かることになりました。私はエアコン取付不可のアパートに住んでいますが、ペット可賃貸なので管理会社には連絡済みです。ベッドに冷却マットを敷いて出かけても大丈夫でしょうか?扇風機はありますが、犬の体に良いか心配です。祖母は、ほぼ寝ている犬なのでご飯と水をあげていれば他に困ることはないと言っています。超小型犬なので外に散歩もしないようです。部屋は網戸にしていますが、たまに風が入る程度で室内の温度は28℃前後です。

高齢の愛犬を預かることになり、エアコンがないお部屋でどのように快適に過ごさせてあげられるか、ご心配なことと思います。特に高齢犬は体温調節機能が低下している場合があるので、暑さ対策は万全にしてあげたいですよね。今回は、エアコンなしの環境でも高齢犬が安心して過ごせるように、具体的な対策と注意点をお伝えします。

はじめに:高齢犬にとっての適温とは?

人間にとって快適な温度でも、高齢犬にとっては暑すぎることがあります。一般的に、犬にとっての快適な室温は20~25℃程度と言われています。特に高齢犬は体温調節機能が衰えているため、室温が28℃というのは注意が必要です。熱中症のリスクを避けるためにも、室温を下げる工夫をしましょう。

ケーススタディ:エアコンなしでもできる暑さ対策

今回のケースでは、エアコンが設置できないとのことですので、他の方法で室温を下げる必要があります。以下に、具体的な対策をいくつかご紹介します。

1. 冷却グッズの活用:
冷却マット:冷却マットは、犬が体を冷やすのに効果的です。ただし、冷却マットの種類によっては、冷えすぎるものや、犬が噛んでしまうと中身が出てしまうものもあります。安全な素材で、適度な冷たさのものを選びましょう。
クールベスト:クールベストは、犬の体に直接着せることで体温を下げる効果があります。保冷剤を入れるタイプや、水に濡らして使うタイプなどがあります。
ひんやりブランケット:接触冷感素材のブランケットは、手軽に使える暑さ対策グッズです。ケージやベッドに敷いてあげると良いでしょう。

2. 扇風機の活用:
扇風機は、風を送ることで体感温度を下げることができます。ただし、犬に直接風を当て続けると、体が冷えすぎてしまうことがあります。扇風機を壁に向けて、空気を循環させるように使うのがおすすめです。
扇風機+濡れタオル:扇風機の前に濡れタオルを置くと、気化熱で空気が冷やされ、より涼しくなります。
冷風扇:水を含んだフィルターに風を当てて冷たい風を出す冷風扇も有効です。ただし、加湿機能もあるため、湿度が高くなりすぎないように注意しましょう。

3. 室温を下げる工夫:
遮光カーテン・ブラインド:日中は遮光カーテンやブラインドを閉めて、太陽光の侵入を防ぎましょう。
断熱シート:窓に断熱シートを貼ると、室温の上昇を抑えることができます。
打ち水:庭やベランダに打ち水をすると、気化熱で涼しくなります。アパートの場合は、ベランダに水を撒くだけでも効果があります。

4. 水分補給:
いつでも新鮮な水が飲めるように、複数の場所に水飲み場を用意しましょう。
犬用経口補水液:犬用の経口補水液は、水分と電解質を効率的に補給できます。
水分が多い食事:ウェットフードや、水分を加えてふやかしたドライフードを与えるのもおすすめです。

5. 通気性の確保:
網戸:網戸にして風通しを良くすることは大切ですが、今回のケースのように「たまに風が入る程度」では十分ではありません。
換気扇:換気扇を回して、室内の空気を循環させましょう。
サーキュレーター:サーキュレーターは、室内の空気を効率的に循環させることができます。

高齢犬のお預かりで特に注意すべきこと

高齢犬は、若い犬に比べて体調を崩しやすい傾向があります。以下の点に注意して、愛犬が快適に過ごせるようにサポートしてあげましょう。
体調の変化に注意:食欲不振、嘔吐、下痢、呼吸困難など、少しでも異変を感じたら、すぐに獣医さんに相談しましょう。
排泄のケア:高齢犬は、排泄のコントロールが難しくなることがあります。トイレの回数を増やしたり、ペットシーツを敷く範囲を広げたりするなど、工夫が必要です。
食事のケア:高齢犬は、消化機能が低下していることがあります。消化の良い食事を与え、少量ずつ回数を分けて与えるのがおすすめです。
運動のケア:今回のケースでは散歩に行かないとのことですが、室内でも軽い運動をさせてあげましょう。無理のない範囲で、体を動かすことで、筋力や関節の維持に繋がります。
ストレスケア:環境の変化は、犬にとって大きなストレスになります。できるだけ普段と変わらないように接し、安心できる場所を用意してあげましょう。

専門家からのアドバイス

獣医のA先生は、「高齢犬は、体温調節機能が低下しているため、暑さ対策は非常に重要です。特に、心臓や呼吸器に疾患がある場合は、注意が必要です。冷却グッズや扇風機などを活用して、室温を適切に管理し、こまめな水分補給を心がけてください。また、少しでも体調に異変を感じたら、すぐに獣医さんに相談してください」と述べています。

成功事例:Bさんのケース

Bさんは、15歳の高齢犬を飼っています。Bさんの家にはエアコンがありませんが、夏場は冷却マット、扇風機、遮光カーテンなどを活用して、室温を25℃以下に保っています。また、毎日犬の体調をチェックし、少しでも異変を感じたらすぐに獣医さんに相談するようにしています。その結果、高齢犬は夏場でも元気に過ごせています。

今回のケースへの具体的なアドバイス

今回のケースでは、室温が28℃前後とのことですので、まずは室温を下げる対策を優先的に行いましょう。冷却マットに加えて、扇風機を併用し、風通しを良くすることが大切です。また、こまめな水分補給を心がけ、犬の様子を注意深く観察するようにしましょう。

まとめ:愛犬のためにできること

エアコンがない環境でも、工夫次第で高齢犬が快適に過ごせるようにすることができます。冷却グッズの活用、室温を下げる工夫、水分補給、そして何よりも大切なのは、愛犬の様子を注意深く観察することです。今回の記事を参考に、愛犬が安心して過ごせる環境を整えてあげてください。

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