多頭飼い、しかも先住犬と新入り犬の相性が難しいケースですね。特にトイプードルちゃんの噛み癖や視力低下といった状況を考えると、慎重な対応が必要です。でも、諦めずに根気強く取り組むことで、きっとみんなが安心して暮らせる日が来ますよ!
結論から言うと、焦らず段階的に、そしてそれぞれの犬の性格に合わせたアプローチが重要です。
今回は、多頭飼いの経験豊富な私が、具体的なステップと注意点、成功の秘訣を伝授します!
現状の隔離生活は、決して悪いことではありません。むしろ、お互いの安全を確保するための第一歩として非常に重要です。
トイプードルちゃんの安心できる場所作り: 2階をトイプードルちゃんにとって安心できるテリトリーにしましょう。お気に入りのベッドやおもちゃを置いたり、飼い主さんの匂いがついたものを置くのも効果的です。
マルチーズくんとの時間も大切に: マルチーズくんには、今まで通り愛情をたっぷり注いであげてください。「トイプードルが来てから、自分への愛情が減った」と感じさせないようにすることが大切です。
交代制リビング: 提案されているように、日中はマルチーズくんとトイプードルちゃんでリビングを交代で使うのは良いアイデアです。それぞれの犬がリラックスできる時間を作りましょう。
Point: 隔離中は、それぞれの犬の匂いがついたタオルなどを交換して、少しずつお互いの存在に慣れさせるのもおすすめです。
直接的な接触の前に、まずは匂いから慣れさせましょう。
匂い交換: それぞれの犬が使っているタオルやベッドを交換して、お互いの匂いを嗅がせてみましょう。
ドア越しにご挨拶: ドアを挟んで、お互いの存在を感じさせます。最初は短時間から始め、徐々に時間を延ばしていきましょう。
飼い主さんの匂い: 飼い主さんがそれぞれの犬を撫でた後、もう一方の犬を撫でてみましょう。飼い主さんの匂いを通して、安心感を与えることができます。
Point: この段階では、決して無理強いしないこと。犬が嫌がるようなら、すぐに中止しましょう。
匂いに慣れてきたら、いよいよご対面です。ただし、いきなり自由にさせるのではなく、安全を確保した状態で行いましょう。
クレートご対面: それぞれの犬をクレートに入れ、安全な距離を保ちながら対面させます。お互いの様子を観察し、落ち着いているようなら、少しずつクレートの距離を近づけてみましょう。
リード付きご対面: トイプードルちゃんに口輪とリードを付け、マルチーズくんにもリードを付けて、飼い主さんがコントロールできる状態で対面させます。最初は短時間から始め、徐々に時間を延ばしていきましょう。
おやつ作戦: それぞれの犬に好きなおやつを与えながら、お互いの存在を意識させます。「良いことが起こる=相手がいる」というイメージを植え付けるのが狙いです。
Point: トイプードルちゃんが興奮したり、攻撃的なそぶりを見せたら、すぐに中断しましょう。決して無理強いせず、少しずつステップアップしていくことが大切です。
安全な状態での対面に慣れてきたら、徐々に距離を縮めていきましょう。
同じ空間で過ごす: リードを付けたまま、同じ部屋で過ごす時間を増やしていきます。最初は飼い主さんの近くにいるようにし、徐々に距離を離していきましょう。
遊びを取り入れる: おもちゃを使って一緒に遊んだり、簡単なトレーニングを一緒に行うのも効果的です。ただし、トイプードルちゃんが興奮しないように、落ち着いた雰囲気で行いましょう。
目を離さない: まだまだ油断は禁物です。目を離すと、思わぬ事故につながる可能性もあります。必ず飼い主さんの目の届く範囲で、自由にさせてあげましょう。
Point: 焦りは禁物です。それぞれの犬のペースに合わせて、ゆっくりと進めていきましょう。
多頭飼いを成功させるためには、それぞれの犬の気持ちを理解することが不可欠です。
トイプードルちゃんの気持ち: 12歳という年齢、視力低下、そして環境の変化。トイプードルちゃんは、不安やストレスを感じているかもしれません。まずは、安心できる場所を提供し、愛情をたっぷり注いであげましょう。
マルチーズくんの気持ち: マルチーズくんは、今まで独り占めしていた飼い主さんの愛情を、トイプードルちゃんと分け合うことになります。寂しい思いをさせないように、今まで以上に愛情を注いであげましょう。
お子さんの気持ち: 4歳のお子さんは、犬同士の関係性を理解するのは難しいかもしれません。犬に触る時は、必ず大人が付き添い、安全に配慮しましょう。
Point: それぞれの犬の気持ちを理解し、寄り添うことで、より良い関係を築くことができます。
今回のケースのように、噛み癖のある犬との多頭飼いは、専門家のサポートが必要となる場合があります。ドッグトレーナーに相談し、適切なアドバイスをもらうことをおすすめします。
個別カウンセリング: それぞれの犬の性格や行動を分析し、個別のトレーニングプランを作成してもらいます。
問題行動の改善: 噛み癖などの問題行動を改善するためのトレーニング方法を教えてもらいます。
多頭飼いの注意点: 多頭飼いならではの注意点や、トラブルを未然に防ぐための方法を教えてもらいます。
Point: ドッグトレーナーは、犬の行動学に基づいた専門的な知識を持っています。安心して相談し、アドバイスをもらいましょう。
多頭飼いは、決して簡単なことではありません。しかし、焦らず、根気強く、愛情を込めて取り組むことで、きっと素晴らしい結果が得られるはずです。
今回の記事が、少しでもお役に立てれば幸いです。応援しています!