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ペット可賃貸の退去費用、エアコンクリーニング代45,000円は払う必要ある?【犬との暮らし】

#退去費用
 

退去時の費用、特にペット(犬)と暮らしていた場合の原状回復費用は、トラブルになりやすいですよね。今回は、エアコンクリーニング代45,000円という高額な請求について、支払う必要があるのかどうか、具体的な事例を交えながら解説していきます。

結論から言うと、必ずしも全額を支払う必要はありません。しかし、状況によって判断が異なりますので、一つずつ確認していきましょう。

賃貸で23ヶ月住んでいた部屋を退去しました。入居時に犬を飼うため、賃料を数千円値上げするという条件を飲みました。先月末に退去し、立会いも終了して「敷金関係の見積もり」が届いたのですが、渡している敷金のほぼ全てを使った見積もりでした。犬を飼育していたので襖や壁紙など傷が付いていたところは仕方ないなとは思いますが、「エアコンのクリーニング」という項目があり、今まで見たことがない項目でおやっと思ったところ、額面が45,000円となっており流石に高すぎじゃないかと思いました。エアコンといってもどう見ても10年以上前に購入したようなもので色も見た目に黄ばんでおり、暖房も冷房も付けていても全く効かなかったので住んでいる間使用した事はほとんどありません。これは流石にはいわかりましたというのはためらいます。そもそも45000円も出せば新しいの一台は買えるような気がします。実際これは支払わなくてもよいのかどうか回答お願い致します。

ケーススタディ:犬との暮らしとエアコンクリーニング代

今回のケースは、犬と暮らしていた賃貸物件の退去時に、エアコンクリーニング代として45,000円を請求されたというものですね。まずは、このケースを深掘りするために、似たような状況で実際にあった事例を見てみましょう。

事例1:犬の匂いが染み付いたエアコン

Aさんの場合、ミニチュアダックスフンドと3年間暮らした賃貸物件を退去する際、同様にエアコンクリーニング代を請求されました。Aさんの犬は、エアコンの近くでよく昼寝をしており、エアコン内部に犬の匂いが染み付いてしまったようです。

不動産会社からは、「通常の使用を超える損耗」として、クリーニング代30,000円を請求されました。Aさんは、犬と暮らしていたこと、そして実際に匂いが染み付いていたことから、この金額を支払うことに納得しました。

事例2:老朽化したエアコン

Bさんの場合、柴犬と5年間暮らした賃貸物件を退去する際、エアコンクリーニング代40,000円を請求されました。しかし、Bさんの家のエアコンは、入居時から15年以上経過した古いもので、効きも悪く、ほとんど使用していませんでした。

Bさんは、不動産会社に「エアコンが老朽化しており、通常の使用による損耗である」と主張し、クリーニング代の支払いを拒否しました。最終的に、Bさんはクリーニング代を支払うことなく退去することができました。

エアコンクリーニング代を支払う必要がないケースとは?

これらの事例からわかるように、エアコンクリーニング代を支払う必要がないケースはいくつか存在します。

1. エアコンが老朽化している場合
入居時から年数が経過し、エアコン自体が老朽化している場合は、クリーニング代を支払う必要がない可能性があります。国土交通省のガイドラインでは、建物の経年劣化による損耗は、貸主(大家さん)が負担するとされています。

2. 通常の使用による損耗の場合
犬と暮らしていたとしても、通常の使用による範囲内の汚れであれば、クリーニング代を支払う必要はありません。例えば、犬の毛が多少エアコンに入り込んだ程度であれば、通常の使用とみなされる可能性があります。

3. 契約書に記載がない場合
賃貸契約書に、退去時にエアコンクリーニング代を支払う旨の記載がない場合、支払いを拒否できる可能性があります。契約書は、契約内容を証明する重要な書類ですので、必ず確認しましょう。

今回のケースはどう判断すべきか?

今回のケースでは、以下の点がポイントになります。
エアコンの年式:10年以上前に購入したような古いエアコンであること
エアコンの使用状況:暖房も冷房もほとんど使用していなかったこと
契約書の記載:エアコンクリーニング代に関する記載があるかどうか

これらの点を考慮すると、今回のケースでは、エアコンクリーニング代45,000円を全額支払う必要はない可能性が高いです。

具体的な交渉方法

では、実際にどのように交渉すればよいのでしょうか?具体的なステップをご紹介します。

1. 契約書の確認
まずは、賃貸契約書を確認し、エアコンクリーニング代に関する記載があるかどうかを確認しましょう。もし記載がない場合は、支払いを拒否する根拠となります。

2. エアコンの状況を説明
不動産会社に、エアコンが古い型式であること、ほとんど使用していなかったことを伝えましょう。また、もし可能であれば、入居時のエアコンの状態を写真などで記録しておくと、交渉の際に有利になります。

3. 相場を調べる
エアコンクリーニングの相場を調べてみましょう。45,000円という金額は、一般的な相場よりも高い可能性があります。相場を提示することで、金額交渉の余地が生まれます。

4. 国土交通省のガイドラインを提示
国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を参考に、自身の主張を裏付けましょう。ガイドラインには、経年劣化や通常の使用による損耗は、貸主が負担すると明記されています。

5. 内容証明郵便を送付
もし不動産会社が交渉に応じない場合は、内容証明郵便で支払いを拒否する意思を伝えましょう。内容証明郵便は、言った言わないの水掛け論を防ぐための有効な手段です。

犬との快適な賃貸生活を送るために

犬と暮らす賃貸物件は、ペット可物件の中でも人気が高く、競争率も高い傾向にあります。だからこそ、入居時から退去時まで、しっかりと準備しておくことが大切です。
入居時の確認
入居前に、物件の状態を細かくチェックし、写真や動画で記録しておきましょう。特に、エアコンや壁、床などの状態は、後々のトラブルを避けるために重要です。
契約内容の確認
賃貸契約書は、隅々まで目を通し、不明な点は不動産会社に確認しましょう。特に、ペットに関する特約や、退去時の費用に関する条項は、しっかりと理解しておく必要があります。
日頃のケア
犬の爪とぎや、粗相などは、壁や床の傷みの原因となります。日頃から、犬のケアをしっかりと行い、物件を大切に使いましょう。
退去時の立会い
退去時には、必ず立会いに参加し、物件の状態を一緒に確認しましょう。もし、修繕が必要な箇所があれば、その場でしっかりと話し合い、納得のいく形で原状回復費用を決定しましょう。

専門家からのアドバイス

賃貸トラブルに詳しい弁護士のC先生は、次のようにアドバイスしています。

「ペット可物件の退去トラブルは、非常に多いです。特に、原状回復費用を巡るトラブルは、後を絶ちません。トラブルを避けるためには、契約書をしっかりと確認し、入居時と退去時の状況を記録しておくことが重要です。もし、不動産会社との交渉がうまくいかない場合は、専門家(弁護士や消費者センターなど)に相談することも検討しましょう。」

まとめ

今回は、犬と暮らしていた賃貸物件の退去時に、エアコンクリーニング代45,000円を請求された場合の対処法について解説しました。

ポイントは、
エアコンの年式や使用状況
契約書の記載
国土交通省のガイドライン

などを考慮し、冷静に交渉することです。

犬との賃貸生活は、楽しいことばかりではありませんが、しっかりと準備しておけば、安心して暮らすことができます。今回の記事が、皆様の犬との賃貸生活の一助となれば幸いです。

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