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ペット不可賃貸に犬を一時的に連れてくるのは本当にOK?トラブル回避の知識と対策

#賃貸トラブル
 
私達の家は賃貸のアパートに住んでいるのですが、義親がたまに義実家で飼っている小型犬を我が家に連れて来ます。私達のアパートはペット不可のアパートなので、犬を連れてくると旦那から聞いた時は、私「え?駄目なんじゃないの?」旦那「ペット不可の賃貸アパートは動物を家で飼うのは駄目だが、一時的に遊びに連れて来るのは良いんだよ!」と言い私の言い分は聞いてくれませんでした。(普通常識的にペット可でもペットを飼っていない家に連れて来るのもおかしいとは思いますが…)本当にペット不可のアパートは一時的に犬を連れてくるのは良いのでしょうか?ご存知の方ご意見をお願いします。

結論:ペット不可物件での犬の一時的な訪問は原則NG!

ペット不可の賃貸物件に、犬を一時的に連れてくる行為は、原則として契約違反となる可能性が高いです。
「少しの時間だから」「迷惑をかけないから」という考えは通用しません。
なぜなら、ペット不可物件は、犬アレルギーを持つ方や、動物が苦手な方も安心して暮らせるように設定されているからです。
今回は、ペット不可物件における犬の訪問について、具体的な事例や法的解釈を交えながら、詳しく解説していきます。
この記事を読めば、ペット不可物件での犬との暮らしに関する疑問や不安を解消し、トラブルを未然に防ぐための知識を身につけることができます。

ケーススタディ

ある夫婦、AさんとBさんは、都心にあるペット不可の賃貸アパートに住んでいました。
Aさんは動物好きでしたが、Bさんが犬アレルギーを持っていたため、ペットを飼うことは諦めていました。
ある日、Aさんの両親が、実家で飼っている愛犬のC(トイプードル)を連れて遊びに来ることになりました。
Aさんは、両親に「アパートはペット不可だから、Cは連れてこないでほしい」と伝えましたが、両親は「少しの時間だけだから」「Cはおとなしいから大丈夫」と言って、Cを連れてきてしまいました。

Cがアパートに到着すると、Bさんはすぐに鼻がムズムズし始め、くしゃみが止まらなくなりました。
さらに、Cの鳴き声が廊下に響き、隣の住人から苦情が来てしまいました。
AさんとBさんは、Cを連れてきた両親と大喧嘩になり、夫婦関係にも亀裂が入ってしまいました。
その後、管理会社からも注意を受け、AさんとBさんは、ペット不可のルールを厳守することを誓約させられました。

このケーススタディからわかるように、ペット不可物件に犬を連れてくることは、様々なトラブルを引き起こす可能性があります。
犬アレルギーを持つ住人への健康被害、鳴き声による騒音問題、そして、管理会社との契約違反など、その影響は決して小さくありません。

ペット不可物件で犬を飼うリスク:法的解釈と判例

ペット不可物件で犬を飼育した場合、契約違反として、以下のようなリスクが考えられます。
契約解除:賃貸借契約を解除され、退去を命じられる可能性があります。
損害賠償請求:ペット飼育によって生じた損害(清掃費用、修繕費用、慰謝料など)を請求される可能性があります。

過去の判例では、ペット不可の賃貸物件で無断で犬を飼育していた場合、契約解除と損害賠償請求が認められたケースもあります。
(東京地裁平成27年10月29日判決)
この判例では、犬の鳴き声や臭いによって、他の入居者の生活環境が著しく損なわれたことが、契約解除の理由として重視されました。

ペット不可物件でも犬と暮らす方法:抜け道はない?

残念ながら、ペット不可物件で犬と暮らすための「抜け道」はありません。
しかし、以下のような方法で、犬との暮らしを実現できる可能性はあります。

1. ペット可物件への引越し:最も確実な方法は、ペット可の賃貸物件に引越すことです。最近では、犬と一緒に暮らせることを前提とした、様々な設備やサービスが充実した物件も増えています。
2. 大家さんとの交渉:どうしても今の物件に住み続けたい場合は、大家さんに事情を説明し、ペット飼育の許可を得られるか交渉してみるのも一つの方法です。ただし、他の入居者の理解を得る必要があるため、ハードルは高いと言えるでしょう。
3. 盲導犬・介助犬の受け入れ:身体障害者補助犬法により、盲導犬や介助犬は、ペット不可の物件でも受け入れが義務付けられています。

犬を飼う前に確認すべきこと:契約書と管理規約のチェックポイント

賃貸物件で犬を飼う前に、必ず契約書と管理規約を確認しましょう。
特に、以下の点に注意して確認してください。
ペット飼育の可否:ペットの種類や大きさ、頭数などが具体的に記載されているか確認しましょう。
ペット飼育に関する特約:ペット飼育に関する追加のルールや義務が記載されているか確認しましょう。(例:敷金の上乗せ、予防接種の義務、共用部分の清掃義務など)
違反した場合の措置:ペット飼育に違反した場合の罰則や契約解除の条件などが記載されているか確認しましょう。

トラブルを未然に防ぐために:犬を飼う上でのマナーと注意点

ペット不可物件で犬を飼うことは、トラブルの原因となるだけでなく、犬自身にとってもストレスになる可能性があります。
犬を飼う場合は、以下のマナーと注意点を守り、近隣住民との良好な関係を築きましょう。
無駄吠え対策:犬の無駄吠えは、騒音トラブルの原因となります。
防音対策を施したり、しつけ教室に通うなど、無駄吠えを防止するための対策を講じましょう。
排泄物の処理:散歩中の排泄物は、必ず持ち帰り、適切に処理しましょう。
共用部分を汚してしまった場合は、速やかに清掃しましょう。
共用部分でのマナー:エレベーターや廊下などの共用部分では、犬を抱きかかえるか、短くリードを持ち、他の住人に迷惑をかけないようにしましょう。
犬アレルギーへの配慮:犬アレルギーを持つ住人がいる場合は、事前に挨拶をし、理解を得るように努めましょう。
アレルギー症状を引き起こさないように、こまめな掃除や換気を心がけましょう。

もしトラブルが起きてしまったら:弁護士や専門家への相談も検討

もし、ペット不可物件で犬を飼っていることが発覚し、管理会社や他の住人との間でトラブルが起きてしまった場合は、弁護士や専門家に相談することを検討しましょう。
弁護士は、法的な観点から、あなたの権利を守り、適切な解決策をアドバイスしてくれます。
また、ペットに関するトラブルに詳しい専門家は、具体的な対策や交渉術を教えてくれます。

まとめ:ルールを守り、愛犬と快適な暮らしを!

ペット不可物件に犬を一時的に連れてくる行為は、原則として契約違反となる可能性が高いです。
トラブルを未然に防ぐためには、契約書と管理規約をよく確認し、ルールを守ることが重要です。
もし、犬との暮らしを諦められない場合は、ペット可物件への引越しや、大家さんとの交渉を検討してみましょう。
犬を飼う場合は、近隣住民への配慮を忘れず、マナーを守って、愛犬と快適な暮らしを送ってください。

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