ポメラニアンの可愛い吠え声も、状況によっては困りもの。特に賃貸暮らしでは、近隣への配慮が欠かせませんよね。今回は、生後6ヶ月のポメラニアンの吠え癖に悩む飼い主さんに向けて、具体的な解決策を伝授します。
生後3ヶ月ごろから社会化に向けてワクチン完了前の抱っこ散歩や、完了後も人や犬がたくさんいる公園に連れて行ったり、友達の犬に会わせてみたり、ピンポンや掃除機、ドライヤーの音などに慣れさせるために色々とやってきましたが、ピンポンだけはだめです。ドラマや動画のピンポンの音にも反応して吠えます。
ただ、通りすがりの人などに吠えるのは怖いから吠えるとかではなく、どうやらかまってほしくて吠えているようです(触られるとめちゃめちゃに喜んでいるので)。
延々吠えている訳では無いので日中はまあいいのですが、夜間に来客があったり、用事があって深夜帯に帰宅した時に吠えられたりすると、賃貸なのでさすがに気を遣います。何かよい方法がありましたら教えて頂きたいです。
現状、帰宅時時にランダムにピンポンを押し、吠えても落ち着くまで無視。吠えなかったら大げさに褒めてケージから出すというのをやってます。来客にも同様の対応してもらってます。
(ただし深夜帯は無視できないので吠えられたらダッシュでケージに行ってマズルをおさえてます)
ポメラニアンの「ポメちゃん」と、賃貸マンションで暮らすAさんの物語です。ポメちゃんは、来客やインターホンの音に激しく反応して吠えるのが悩みでした。Aさんは、近隣住民に迷惑をかけないよう、様々な対策を試みることにしました。
まず、Aさんはポメちゃんの吠える原因を特定することから始めました。獣医やドッグトレーナーに相談した結果、ポメちゃんの吠え癖は、
警戒心
興奮
注意を引きたい
という3つの要因が絡み合っていることがわかりました。
そこでAさんは、これらの要因に対する具体的な対策を立てることにしました。
インターホンが鳴るたびに吠えるポメちゃんには、インターホンと良いことを関連付ける作戦を試しました。
1. インターホンを鳴らす:まず、誰かにインターホンを鳴らしてもらいます。
2. おやつを与える:インターホンが鳴ったら、すぐにポメちゃんにおやつを与えます。
3. 褒める:「いい子だね」「お利口だね」と優しく褒めてあげましょう。
これを繰り返すことで、ポメちゃんはインターホンの音=良いことと学習し、吠える代わりに喜ぶようになることが期待できます。
Aさんは根気強くこのトレーニングを続けました。
来客に対して吠える場合は、事前に来客があることをポメちゃんに伝え、落ち着かせるようにしました。
1. 事前告知:「〇〇さんが来るよ」と優しく話しかけます。
2. 落ち着ける場所:ケージやハウスなど、ポメちゃんが安心できる場所を用意します。
3. おやつ:来客時に吠えなかったら、おやつを与えて褒めます。
また、来客者にも協力してもらい、ポメちゃんに優しく声をかけてもらうようにしました。
散歩中に他の人や犬に吠える場合は、
1. リードを短く持つ:ポメちゃんが人に近づきすぎないように、リードを短く持ちます。
2. アイコンタクト:他の人や犬が見えたら、ポメちゃんの注意を自分に向けさせます。
3. おやつ:アイコンタクトができたら、おやつを与えて褒めます。
Aさんは、散歩中に他の犬とすれ違う際に、ポメちゃんの注意を自分に向けさせる練習を繰り返しました。
帰宅時にポメちゃんが吠えるのは、飼い主さんに会えた嬉しさの表れでもあります。しかし、賃貸暮らしでは、近隣に配慮する必要があります。
1. 落ち着いて入室:興奮させないように、落ち着いて静かに入室します。
2. 無視:吠えても無視し、落ち着くまで待ちます。
3. 褒める:落ち着いたら、優しく声をかけ、撫でてあげましょう。
Aさんは、帰宅時にポメちゃんが吠えても、落ち着くまで無視するようにしました。
Aさんは、これらの対策を根気強く継続しました。すると、徐々にポメちゃんの吠え癖は改善されていきました。特に、インターホンに対する吠えは、ほとんどなくなったそうです。
Aさんは、今回の経験を通して、
原因を特定し、それに対する対策を立てること
根気強く継続すること
犬の気持ちを理解すること
が、犬の吠え癖を改善するために重要であることを学びました。
犬の吠え癖は、様々な要因が絡み合って起こります。
犬の行動心理を理解し、適切な対策を講じることが重要です。
まずは、愛犬がどのような状況で吠えるのかを観察し、吠える原因を特定しましょう。
警戒吠え:不審な音や人に対して吠える
要求吠え:飼い主に何かを要求するために吠える
興奮吠え:嬉しさや興奮から吠える
分離不安:留守番中に寂しさや不安から吠える
縄張り意識:自分のテリトリーを守るために吠える
吠える原因が特定できたら、それぞれの原因に応じた対策を講じましょう。
警戒吠え:
インターホンが鳴る前に、犬に「大丈夫だよ」と声をかける
窓や玄関から外が見えないようにする
要求吠え:
吠えても要求に応じない
吠える代わりに、お座りや伏せをさせる
興奮吠え:
興奮させないように、落ち着いた態度で接する
散歩や遊びで十分に運動させる
分離不安:
留守番前に、犬が安心できる環境を整える
分離不安を和らげるためのトレーニングを行う
縄張り意識:
犬のテリトリーを明確にする
散歩中に他の犬に吠えないように、訓練する
犬の訓練には、ポジティブな強化が効果的です。
吠えなかったら褒めておやつを与えたり、遊んであげたりすることで、犬は「吠えない=良いこと」と学習します。
どうしても吠え癖が改善しない場合は、獣医やドッグトレーナーに相談してみましょう。
専門家のアドバイスを受けることで、より効果的な対策を見つけることができるはずです。
最近では、犬の吠え癖対策に役立つ様々なグッズが販売されています。
これらのグッズを上手に活用することで、愛犬の吠え癖を効果的に改善することができます。
無駄吠え防止首輪:
犬が吠えると、電気ショックやスプレー、音などで刺激を与え、吠えを抑制する
ただし、犬に苦痛を与える可能性があるため、使用には注意が必要
サウンドバー:
犬が吠えると、超音波を発し、吠えを抑制する
犬には聞こえるが、人間には聞こえないため、安心して使用できる
トレーニングマット:
犬がマットから降りると、アラームが鳴り、吠えを抑制する
犬に「マットの上で静かにしている=良いこと」と学習させる
お留守番カメラ:
外出先から愛犬の様子を確認できる
吠えている場合は、スマートフォンから声をかけたり、おやつを与えたりすることができる
ポメラニアンの吠え癖は、根気強く対策を講じることで改善することができます。
愛犬の気持ちを理解し、適切な対策を講じることで、賃貸でも安心して愛犬との生活を楽しむことができるはずです。
今回の記事が、愛犬の吠え癖に悩む飼い主さんの参考になれば幸いです。