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犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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ペット可物件の退去時、クロスの全貼り替え費用は本当に全額負担?納得のいく解決策を探る

#退去費用
 
犬を飼うために、築30年のペット可マンションに引っ越しました。内見の時などにペットを買った場合の話もして、ペットを飼い始めたら家賃が月5000円追加される旨を了承しました。その物件に引っ越して2ヶ月くらいになりますが、里親で犬を引き取ろうと思い、念のため管理会社に連絡したところ、退去時に全クロス貼り替えになると言われ、だいたいの金額を聞くもすぐには分からないと言われ連絡を待っているところです。臭いがつくのでクロスは汚れていなくても貼り替えるという説明には納得です。賃貸でペットを飼ったことがないので、ペットを飼う=退去時クロス全貼り替え ということも知らなかったので、入居前に質問していません。ですがペットを飼う予定があることは伝えてあるのに、入居時に退去時の事は何も言われず、契約書にも物件の説明書類にもペットに関する退去時クロス全貼り替えについては何も書かれていません。むしろ月5000円追加ということも口頭での案内のみです。家賃が5000円上がるのが、ペットを飼った際のクロス修繕の為の積み立てのようなものだと思っていたのですが、それはまた別のようで、クロス全貼り替えとなると67平米くらいなのでそこそこ金額がいくだろうと踏まえています。退去時のクロス代が原因で飼うのを辞めるくらいならペットを飼う資格は無い、という考えも分かりますが、もし高額なクロス全貼り替えがあることを知っていたら引っ越し先は違かったかもしれません(一軒家とか)まとめると、クロス全貼り替えには納得しています。契約時に説明が無かった。→ペットを飼う予定は伝えたが、入居時にペットが居なかったから仕方がないのか?クロス全額負担は仕方がないのか?補足として、部屋の広さは約67平米、築30年、クロスは入居時新品だと思われます。退去時の修繕費用についてや、契約時のことについて詳しい方いれば、よろしくお願いします。補足ペットを飼ったら、敷金も追加で家賃1ヶ月分取られます。

【結論】全額負担は妥当?交渉の余地と賢い対策

ペット可物件での退去時、クロスの全貼り替え費用を請求されるケースは少なくありません。しかし、契約時の説明不足や、犬との暮らしにおける通常損耗などを考慮すると、全額負担が本当に妥当なのか疑問が残ります。今回は、同様のケースに直面したAさんの体験談を基に、交渉の余地や賢い対策について解説します。

ケーススタディ

Aさんの場合:愛犬との生活を夢見て

Aさんは、長年の夢だった犬との生活を実現するため、築30年のペット可マンションに引っ越しました。内見の際、不動産会社の担当者には犬を飼う予定があることを伝え、ペットを飼育する場合は家賃が月5,000円増額されることを了承しました。

しかし、実際に犬を迎え入れる準備を進める中で、Aさんは管理会社から驚くべき事実を告げられます。「退去時には、クロスの全貼り替えが必要になります」と。

犬を飼うこと自体は問題ないものの、退去時の費用が予想以上に高額になる可能性があることを知り、Aさんは不安を感じました。契約書や物件の説明書には、ペットに関する退去時のクロス全貼り替えについての記載は一切ありません。家賃の増額分は、クロスの修繕費用として積み立てられるものだとばかり思っていたAさんは、途方に暮れてしまいました。

管理会社との交渉:隠されたルール

Aさんは、管理会社に連絡し、契約時の説明不足について抗議しました。しかし、管理会社は「ペットを飼育する場合は、退去時にクロスの全貼り替えが必要になるのは当然です」の一点張り。

Aさんは、納得がいかず、消費者センターに相談することにしました。消費者センターの担当者は、Aさんの契約内容を確認し、「契約書に明記されていない場合、全額負担の義務はない」とアドバイスしました。

専門家からのアドバイス:国土交通省のガイドライン

消費者センターからのアドバイスを受け、Aさんは弁護士に相談しました。弁護士は、国土交通省が定める「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を参考に、Aさんのケースを検討しました。

ガイドラインによれば、ペットによるクロスの損耗が「通常の使用を超える」と判断される場合にのみ、借主に原状回復義務が発生します。しかし、Aさんの場合、犬種や飼育方法、クロスの材質などを考慮すると、全額負担は妥当とは言えません。

交渉の末:一部負担で決着

弁護士の助けを借り、Aさんは再度管理会社と交渉しました。その結果、Aさんはクロスの貼り替え費用の一部を負担することで合意しました。Aさんは、今回の経験を通じて、契約時の確認の重要性を痛感しました。

犬との賃貸生活で知っておくべきこと:Q&A形式で徹底解説

Q1: ペット可物件の契約時に確認すべきことは?

A1: ペット可物件の契約時には、以下の点を確認しましょう。
ペットの種類や数に制限はあるか
ペット飼育による追加費用(家賃、敷金など)はいくらか
退去時の原状回復義務(クロスの貼り替えなど)について
ペットによる騒音や臭いに関するルール

これらの情報は、契約書や重要事項説明書に明記されているか確認しましょう。口頭での説明だけでなく、書面で確認することが重要です。

Q2: 退去時の原状回復義務とは?

A2: 原状回復義務とは、賃貸物件を退去する際に、借りたときの状態に戻す義務のことです。しかし、通常の使用による損耗(経年劣化)については、借主に原状回復義務はありません。

ペットによるクロスの傷や臭いについては、通常の使用を超える損耗と判断される場合があります。しかし、全額負担が妥当かどうかは、個別のケースによって異なります。

Q3: クロスの耐用年数とは?

A3: クロスの耐用年数は、一般的に6年程度と言われています。これは、減価償却の考え方に基づいています。

例えば、入居時に新品のクロスが貼られていた場合でも、6年以上経過していれば、クロスの価値はほとんどなくなります。そのため、全額負担を求められた場合は、耐用年数を考慮して交渉することができます。

Q4: 自分でできる対策は?

A4: 犬との生活で、クロスの汚れや傷を防ぐために、以下のような対策を講じましょう。
こまめな掃除と換気
ペット用カーペットやマットの設置
犬の爪とぎ場所の確保
消臭剤の使用

これらの対策を講じることで、退去時の費用を抑えることができます。

Q5: トラブルに巻き込まれた場合の相談先は?

A5: ペット可物件の退去時にトラブルに巻き込まれた場合は、以下の相談窓口に相談しましょう。
消費者センター
弁護士
不動産相談窓口

専門家のアドバイスを受けることで、適切な解決策を見つけることができます。

犬との快適な賃貸生活を送るために

犬との賃貸生活は、楽しいことばかりではありません。しかし、事前の準備と対策をしっかりと行えば、トラブルを未然に防ぎ、快適な生活を送ることができます。

今回のAさんのケースのように、契約時の確認不足が原因で、予期せぬ費用が発生するケースもあります。契約書の内容をしっかりと確認し、不明な点があれば、必ず不動産会社や管理会社に確認するようにしましょう。

また、犬との生活では、近隣住民への配慮も重要です。騒音や臭いに関するトラブルを避けるために、日頃からコミュニケーションを取り、良好な関係を築くように心がけましょう。

犬との生活は、人生を豊かにしてくれる素晴らしいものです。今回の記事が、皆様の犬との賃貸生活の一助となれば幸いです。

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