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犬の放置問題:賃貸アパートで隣人が長期不在、鳴き続ける犬を救うには?

#犬のトラブル
 
動物禁止のアパートに住んでいますが、隣室から犬の鳴き声が聞こえます。隣人は1ヶ月ほど不在で、車も停まっていません。管理会社に明日連絡しますが、強制的に部屋の中を見てもらうことは可能でしょうか?部屋の中で放置されているであろう犬が心配です。

結論:まずは管理会社へ相談、緊急時は警察への連絡も視野に

ご心痛のことと思います。動物禁止の賃貸アパートで犬が鳴き続ける状況は、犬自身にとっても、近隣住民にとっても深刻な問題です。まずは管理会社に状況を伝え、対応を求めるのが第一歩です。しかし、犬の生命に関わる緊急事態であれば、警察への相談も検討しましょう。

ケーススタディ:あるアパートで起きた犬の放置事件

都心にある築10年のアパートに住むAさんは、数週間前から隣室の住人が不在であることに気づきました。最初は気にしていなかったのですが、数日後から犬の鳴き声が聞こえるようになり、次第にその声は弱々しく、悲痛なものに変わっていきました。Aさんは管理会社に連絡しましたが、「プライバシーの問題があるので、勝手に部屋に入ることはできない」と言われてしまいました。

数日後、Aさんは意を決して警察に相談しました。警察官が駆けつけ、管理会社とともに部屋に入ったところ、室内には衰弱した犬がいました。犬はすぐに動物保護センターに保護され、一命を取り留めました。その後、飼い主であるBさんは動物愛護法違反で書類送検されました。

なぜ犬の放置は起こるのか?

犬の放置は、飼い主の無責任さや経済的な問題、病気などが原因で起こります。特に、動物禁止の賃貸物件で犬を隠れて飼育している場合、飼い主は周囲に相談できず、問題が深刻化しやすい傾向にあります。

管理会社への連絡:伝えるべきポイント

管理会社に連絡する際は、以下の点を具体的に伝えましょう。
いつから犬の鳴き声が聞こえるようになったのか
鳴き声の頻度や時間帯
隣人の不在期間
犬の健康状態に対する懸念

これらの情報を伝えることで、管理会社は状況を把握しやすくなり、適切な対応を取りやすくなります。

管理会社の対応:期待できること、できないこと

管理会社は、まず隣人に連絡を取り、状況を確認することが考えられます。しかし、プライバシー保護の観点から、住人の同意なしに部屋に立ち入ることは原則としてできません。

ただし、以下のような場合は、例外的に部屋への立ち入りが認められることがあります。
緊急事態が発生した場合(火災、水漏れなど)
裁判所の許可を得た場合
契約書に「ペット禁止」の条項があり、違反が明らかな場合

緊急時の対応:警察への相談

犬の鳴き声が弱々しく、明らかに衰弱している様子であれば、犬の生命に関わる緊急事態と判断できます。その場合は、ためらわずに警察に相談しましょう。警察は、動物愛護法に基づいて、犬の保護や飼い主への指導を行うことができます。

動物愛護法とは?

動物愛護法(動物の愛護及び管理に関する法律)は、動物の虐待や遺棄を防止し、動物の適切な飼養管理を推進することを目的とした法律です。この法律では、動物をみだりに殺したり傷つけたりする行為、適切な飼養管理を怠る行為などが禁止されています。

犬を救うためにできること:具体的な行動

1. 管理会社への連絡:状況を詳細に伝え、対応を求める。
2. 警察への相談:犬の生命に関わる緊急事態であれば、迷わず相談。
3. 証拠の収集:犬の鳴き声や隣人の不在状況を記録する(録音、写真など)。
4. 地域の動物保護団体への相談:専門的なアドバイスや支援を受けられる場合がある。
5. SNSでの情報共有:拡散することで、早期解決につながる可能性も(ただし、個人情報には注意)。

ペット可賃貸への引越し:犬との暮らしを快適に

今回の件をきっかけに、ペット可の賃貸物件への引越しを検討するのも一つの方法です。ペット可賃貸であれば、犬を飼育することに後ろめたさを感じる必要もなく、堂々と犬との生活を楽しむことができます。

ペット可賃貸の選び方:チェックポイント

犬種制限:飼育できる犬種や大きさに制限がないか確認しましょう。
共用部分のルール:共用部分での犬の散歩や排泄に関するルールを確認しましょう。
設備:ペット専用の設備(足洗い場、ドッグランなど)があると便利です。
周辺環境:動物病院やペットショップ、ドッグランなどが近くにあると安心です。
防音性: 犬の鳴き声が近隣住民に迷惑をかけないよう、防音性の高い物件を選びましょう。内見時に壁の厚さや窓の性能を確認することが重要です。
床材: 犬が滑りにくい床材が使用されているか確認しましょう。フローリングの場合は、滑り止め加工がされているか、カーペットやマットを敷くなどの対策が必要です。
消臭対策: 換気がしやすい部屋を選び、消臭機能付きの空気清浄機を設置するなど、臭い対策を行いましょう。
ペット保険: 万が一の病気やケガに備えて、ペット保険への加入を検討しましょう。

犬との生活を豊かにするために

犬との生活は、喜びと癒しを与えてくれる素晴らしいものです。しかし、同時に責任も伴います。犬の健康管理、適切な訓練、十分な運動など、犬が快適に暮らせるように配慮することが大切です。

専門家からのアドバイス

「犬の行動学専門家である獣医のC先生は、犬の放置は犬にとって大きなストレスとなり、問題行動の原因になる可能性があると指摘しています。また、近隣住民とのトラブルを避けるためにも、犬の飼育環境には十分配慮する必要があると述べています。」

まとめ:犬の放置問題解決に向けて

犬の放置問題は、決して他人事ではありません。もし、あなたの隣で同じような状況が起きたら、勇気を持って行動してください。あなたの行動が、犬の命を救うことになるかもしれません。そして、犬との生活を考えている方は、ペット可賃貸を選び、犬との幸せな生活を送ってください。

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