愛犬と女性が本を読むイラスト

犬との素敵な物語〜犬との暮らし〜

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保護犬の一時預かりは無責任?猫との同居、狭い家…葛藤を乗り越えるためのアドバイス

#保護犬
 
祖母が亡くなり、お孫さんが代理で里親を探している10〜11歳の老犬についてのご相談です。現在、犬は祖母の賃貸に1匹で残されており、お孫さんが1日1回、餌やりとトイレの世話に通っている状況とのこと。相談者様は猫を飼っており、ご自身もペット可の賃貸にお住まいです。老犬を一時的に預かりたい気持ちがあるものの、猫との相性、住居の狭さ、来年の引越し予定など、様々な不安要素があり、一時預かりが無責任な行為になるのではないかと悩まれています。老犬が孤独な状況で過ごしていることを考えると胸が痛み、どうすれば良いか意見を求めています。

結論から申し上げます。一時預かりは決して無責任ではありません。むしろ、その老犬にとって大きな救いとなる可能性があります。ただし、猫との同居、住居の環境、ご自身の生活スタイルなどを考慮し、慎重に判断する必要があります。

ケーススタディ:葛藤を乗り越え、一時預かりから幸せな家族へ

これは、ある女性Aさんの体験談です。Aさんも相談者様と同じように、猫を飼っているマンションで、保護犬の一時預かりを検討していました。犬を保護した団体から、一時預かりの依頼を受けたものの、Aさんは犬と猫の相性が心配でした。

Aさんのマンションは決して広くはなく、犬と猫が快適に過ごせるか不安でした。また、Aさんはフルタイムで働いており、犬の世話をする時間も限られていました。

しかし、Aさんは犬の置かれた状況を知り、いてもたってもいられなくなりました。保護された犬は、高齢で病気を患っており、心身ともに弱っていました。Aさんは、少しでも犬に温かい場所を提供したいと考え、一時預かりを決意しました。

Aさんは、まず犬と猫を対面させる前に、お互いの匂いを嗅がせることから始めました。犬にはクレートを用意し、猫が安全に過ごせる場所を確保しました。Aさんは、犬と猫の様子を注意深く観察し、少しずつ距離を縮めていきました。

Aさんの努力の結果、犬と猫は徐々に慣れ、一緒に過ごせるようになりました。犬はAさんの愛情を受け、元気を取り戻していきました。Aさんは、犬の世話をするために、早起きしたり、仕事から帰宅後すぐに散歩に連れて行ったりと、時間と労力を費やしました。

一時預かり期間が終わる頃、Aさんは犬を手放すことができなくなっていました。犬はAさんの家族の一員となり、Aさんの生活にかけがえのない喜びをもたらしてくれました。Aさんは、犬を正式に家族として迎え入れることを決意し、犬はAさんの家で幸せな余生を送りました。

Aさんの体験談は、一時預かりが無責任な行為ではなく、犬と人、双方にとって幸せをもたらす可能性があることを示しています。

一時預かりを成功させるための5つのステップ

Aさんの事例を参考に、一時預かりを成功させるための具体的なステップを以下にまとめました。

ステップ1:猫との相性を慎重に見極める

猫と犬の相性は、一時預かりの成否を左右する重要な要素です。猫が犬に対して恐怖心や警戒心を抱いている場合、ストレスとなり、体調を崩してしまう可能性もあります。

犬を預かる前に、猫の性格や犬に対する反応をよく観察しましょう。猫が他の動物に対して友好的であれば、犬との同居も比較的スムーズに進む可能性があります。

犬を預かる際には、まず犬をケージやクレートに入れ、猫との距離を保ちながら対面させましょう。猫が犬の存在に慣れるまで、数日間は別々の部屋で過ごさせることも有効です。

猫が犬に慣れてきたら、少しずつ犬との距離を縮めていきましょう。猫が犬に近づいたり、犬の匂いを嗅いだりする様子が見られたら、良い兆候です。

猫と犬が一緒に過ごす際には、必ず飼い主の supervision の下で行いましょう。犬が猫を追いかけたり、猫が犬を攻撃したりするような場合は、すぐに引き離してください。

猫が安心して過ごせる場所を確保することも重要です。猫が犬から逃げられる高い場所や、犬が入れない部屋などを用意しておきましょう。

ステップ2:住居環境を整える

住居が狭い場合でも、工夫次第で犬と猫が快適に過ごせる空間を作ることができます。

まず、犬と猫それぞれに専用のスペースを用意しましょう。犬にはクレートやベッド、猫にはキャットタワーや隠れ家などを設置し、お互いが安心して休める場所を確保します。

部屋を区切ることも有効です。犬と猫が常に顔を合わせる必要はありません。必要に応じて、パーテーションやゲートなどを使って、犬と猫の生活空間を分けることも検討しましょう。

定期的な掃除も重要です。犬や猫の毛はアレルギーの原因となる可能性があります。こまめに掃除機をかけたり、空気清浄機を使用したりして、室内を清潔に保ちましょう。

ステップ3:犬の健康状態を把握する

里親募集の投稿にも記載があるように、老犬は皮膚の状態があまり良くなく、口臭や耳の汚れも気になるようです。また、今年のワクチン、狂犬病、フィラリア予防もまだ済んでいないとのこと。

一時預かりをする前に、必ず獣医さんに診てもらい、健康状態をチェックしてもらいましょう。必要な治療や予防接種を受け、犬が安心して過ごせるようにしましょう。

皮膚の状態が悪い場合は、獣医さんの指示に従い、適切なシャンプーや薬を使用しましょう。口臭や耳の汚れも、獣医さんに相談し、適切なケア方法を教えてもらいましょう。

老犬は体温調節が苦手な場合があります。室温に注意し、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるようにしましょう。

ステップ4:十分な時間と愛情を注ぐ

老犬は、若い犬に比べて体力や免疫力が低下しています。そのため、十分な休息と栄養が必要です。

犬に合った食事を与え、常に新鮮な水を用意しましょう。散歩は無理のない範囲で行い、犬のペースに合わせてゆっくりと歩きましょう。

老犬は、若い犬に比べて寂しがり屋な傾向があります。できるだけ多くの時間を一緒に過ごし、愛情を注いであげましょう。

犬に話しかけたり、撫でてあげたりするだけでも、犬は安心感を得られます。犬が安心して眠れるように、静かな場所で寝かせてあげましょう。

ステップ5:引越しに備える

来年に引越しを予定しているとのことですので、引越し先がペット可であることを確認しておきましょう。

引越し先が決まったら、早めに犬を新しい環境に慣れさせることが大切です。引越し前に、犬を新しい家に連れて行ったり、新しい家の匂いを嗅がせたりして、犬の不安を和らげましょう。

引越し当日は、犬を安全な場所に預けておきましょう。引越し作業が終わったら、犬を新しい家に連れて行き、ゆっくりと新しい環境に慣れさせてあげましょう。

一時預かりのメリット・デメリット

一時預かりには、メリットとデメリットがあります。

メリット

犬を救うことができる
犬から癒しをもらえる
犬との生活を体験できる
社会貢献ができる

デメリット

時間と労力がかかる
費用がかかる
猫との相性が合わない可能性がある
引越しが大変になる可能性がある

それでも悩むなら…専門家への相談も検討を

一時預かりをするかどうか悩んでいる場合は、専門家への相談も検討してみましょう。

動物保護団体や獣医さんなどに相談すれば、客観的なアドバイスをもらうことができます。

また、一時預かり経験者から話を聞くのも参考になります。

最後に:あなたの優しさが、犬の未来を変える

一時預かりは、簡単なことではありません。時間も労力も必要です。しかし、あなたの優しさが、犬の未来を変える可能性があります。

もし、あなたが一時預かりをすることで、犬が幸せになれる可能性があるなら、ぜひ検討してみてください。

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